【これで解決】メダカが一匹ずつ死んでいくときにするべき唯一の事/ポツポツ死の原因から回復するために実施すべき水槽の水換え対策

店長メグ
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みなさまは、メダカが一匹ずつ死にはじめて、その流れを止められずに悩んだ経験はありませんか?

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何日も何日も、一匹ずつ死んでいく原因が分からないまま、メダカが落ちていくのを見送る生活って、本当に苦しいですよね💦

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私がメダカの飼育を始めたばかりの頃、何度も「ポツポツ死」が止まらない状況に陥って、とても悩まされました。

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こんな時って、どうしたらメダカの「一匹ずつ死んでいく状況」を止められたのでしょうか?

ある日を境に、メダカが一匹ずつ死にはじめて、その流れを止められず全滅させてしまった経験はありませんか?

そして、何をやっても状況を改善できず、メダカの「ポツポツ死」が止まらない時って、とても苦しいですよね・・・

このような事態に追い込まれた時には、何が原因でどのような対策をしたら良かったのでしょうか?

水換えはしていいの?濾過バクテリアを維持すべきなの?

本当に、わからないことだらけですよね。

今回は、メダカの「一匹ずつ死んでいく状況」から回復するために、どんな対策を優先すべきかについて、詳しく解説させていただきます。

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半日から1日でいきなり突然死するケースは、アンモニア中毒など一匹ずつ死んでいく原因とは別の理由が考えられます。

私が育てたラメメダカ
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メダカが一匹ずつ死んでいく最大の原因は水槽の水質の悪化

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いきなり結論ですが、間違いなく「メダカが一匹ずつ死んでいく状況」の最大の原因は、水質の悪化です。

もっと言えば、アンモニアなどの有害物質が、水槽内に大量に溜まっている可能性が大きいです。
メダカは我慢強いので、水質が悪化しても数日は頑張って元気なフリをするんです。
だから、我慢強いメダカが、目に見えて元気をなくした時には、既に限界を超えているのだとお考えください。
そして、「メダカが一匹ずつ死んでいく状況」が始まったら、悩まずに少しでも早く水を換えて、メダカへのダメージを最小限に留めてください!

様々な情報に惑わされず早くメダカの水換えをすることが大切

水換えに関しては、ネットやYOUTUBEなどで、様々な情報を得ることできます。

私も、このブログサイトの中でphやアンモニア、バクテリア、phショックなど水換えに関して様々な記事を書いてきました。

でも、メダカが一匹ずつ死んでいく状況に限って言えば、様々な水換え時の注意情報が、逆にみなさまの換水心理を中途半端にし、結果ポツポツ死が止まらない原因になっているように思います。
水換えのための、貯め水の様子
屋外での水換えの様子
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本当に危険な時には、大幅に水換えを行うか、水槽のリセットを行う、思い切りが肝心です。

本当にメダカが弱った原因は水の汚れだけなの?

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メダカが一匹ずつ死んでいく原因は、本当に水換えの不足だけなの?そう思う方も多いのではないでしょうか?

「phが適正値でないから」や「カルシウムが不足しているから」「餌からでるリンが原因」など、飼育水の成分を気にされる記事をよく見かけます。

でも、普通に水道水で飼育している環境において、多量の雨の振り込みや、phを誘導する薬品の使用を除けば、余程水が汚れない限り、極端なphになることはありません。

ここからは、具体的に「メダカが一匹ずつ死んでいく状況」に関係する原因、しない原因を解説していきたいと思います。

飼育水のphの影響について

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メダカは順応できるphの幅が広い魚です。

極端に水質ショックを与える行為は別ですが、(日々水換えをしている前提で)徐々にphが変わる程度では「一匹ずつ死んでいく状況」の原因にはなり得ません。

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phは低床に何を使うかや、石や貝などミネラルを出す装飾品で変化します。

こういった水槽内に入れたレイアウト用品の影響の結果としてphが変化することはありますが、phが6~8程度の

程度の適正値であれば基本的に問題ありません。

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ただし水質悪化の結果、亜硝酸や硝酸塩が増えてphが弱酸性に傾く場合もあるので軽視はできません。

水質悪化でもphが弱酸性に傾く場合があります。
ですから、急激なphの酸性化は水質悪化の指標の一つとお考え下さい。
phにご興味がある方は、以下の詳細記事をご覧ください。

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phは、以下のような製品で確認ができます!

測定器の方が繰り返し使えてコスパが良いのですが、定期的にメンテナンスをしないと値が狂うデメリットがあります。
逆に検査薬は、購入の必要がありますが、値が狂う心配をする必要がありません。
私は、精度重視で検査薬の方を愛用しています。

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簡単にphをチェックできるのが測定器のメリットです。

機械を使ったph検査の様子
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また、雨が大量に降り込むと水質が弱酸性に急変します。

弱酸性そのものは悪くないのですが、急激に弱酸性になることがメダカにとってすごく悪いことなので雨対策は大切です。
雨対策については以下の記事をご覧ください。

カルシウム不足の影響について

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メダカはビーシュリンプみたいに脱皮不全を起こすことがないので、カルシウム不足が直接「一匹ずつ死んでいく」原因になるとは考えにくいです。

これは、人間がカルシウムが不足で骨折しやすくなることはあっても、それが原因で突然死ぬことはないのと同じです。

ですから、メダカを元気に育てる為に長い目でミネラル分※1は必要ですが、カルシウムが不足したからと言ってポツポツ死が発生する可能性は少ないと思います。

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エビなど甲殻類の飼育では、殻の元になるカルシウムの添加が必要です。

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でも、メダカではそれほど重要ではありません。

餌などから出るリン酸について

リン酸は餌に含まれる成分の一つです。

ですから、市販の粉餌が過剰になるとリン酸が増えることがあります。

リン酸は植物、特に苔の栄養分になるので、水槽内にリン酸が増えると茶ゴケなど苔の原因になります。

基本的にリン酸の増加は餌の過剰とお考えいただき、日照が増したわけでもないのに、急に苔が増えてきたら、餌の過剰で水が汚れている可能性をご検討ください。

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リン酸は直接的なメダカの危険にはつながりませんが、リン酸も水質悪化の指標とお考えいただき、増加した場合は水換えが必要になります。

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苔対策で、リン酸を除去するためには、以下のような薬剤が使用できます。

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別件ですが、コロナ禍でアルコール消毒が徹底された影響で、メダカ掬いのメダカが弱りやすくなったという話を聞いたことがあります。

念のためアルコール消毒直後は水槽に手を入れないように注意してください。

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メダカが一匹ずつ死んでいく時の水換え方法と考え方

水瓶の水換えの様子
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ここからがこの記事の本題です。

私は「一匹ずつ死んでいく状況」が始まったら一気に1/3以上の換水を行っています。
そして、水換えの翌日になっても調子が戻らなければ、更に1/3換水します。

なぜ何度もメダカの水を換えるんですか?

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言葉だけでは難しいので図解でご説明します。

黄色の粒がアンモニアなど有毒物質だと思ってください。

そして、アンモニアなどの有毒物質は限りなく0であることが原則です。

その視点で下の図を見ていただくと、たとえ1/3の換水を実施しても、酷く汚れてしまった水は、一度の水換えで綺麗にならないことがイメージできると思います。

ですから、水質が回復するまで数回水換えを繰り返す必要があるのです。

水換えの説明画像
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一回の水換えだけでは、水が綺麗にならないことがご理解いただけますか?

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メダカが水底に潜って動かないような時は、既にこんな状態まで事態が悪化していると想像してください。

水換えの説明画像
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有害なアンモニアは目に見えません。

ですから、それをアンモニア検査薬で可視化したり、メダカの泳ぐ様子など経験的に判断しながら、水換えを継続するか判断する必要があります。
私は勘や感覚に頼って全滅の道を歩むのは嫌なので、積極的にアンモニア検査を取り入れています。

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有毒なアンモニア(NH3)は、バクテリアに分解され亜硝酸になり、更に分解が進むと毒性が低い硝酸塩(NO3)になります。

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原則、硝酸塩(NO3)は分解されず水槽の中に蓄積されるので、定期的な水換えの必要性が残ります。

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そのため、アンモニア(NH3)の検査薬に加えて、硝酸塩の量を確認できるNO3の検査薬まで準備しておくと、水換えのタイミングが可視化しやすくなるので安心です。

アンモニア検査の結果画像
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アンモニア検査をした結果、水質悪化が深刻な場合は、何度も水換えを繰り返すより、思い切って新しい水槽へ優しく引っ越す方が安全な場合もあります。

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こういった総合的な判断のためにも、初心者の方ほどアンモニア検査薬の導入を強くおすすめします!

いっぺんに水を換えたら、逆にphや温度の急変がリスクになりませんか?

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確かに水質や水温の急激な変化は、メダカにとって大きな負担です。

でも、メダカにとっての飼育水は私たちにとっての空気と同じ。
水質ショックを恐れて水換えを控えることは、部屋中に毒ガスが充満しているのに、外の空気が冷たいから風邪をひくと言って換気をしないのと同じです。
それってあり得ないですよね?

水質ショックやphショックは「風邪をひかせて大病の原因を作らないでね!」という話で、アンモニアが増え過ぎているは「ガス漏れです!早く逃げなさい!」みたいなレベルの話です。

他の記事でも書いていますが、メダカに優しい安全な水換えをするために、意識すべきことはたくさんあります。

私自身、いつも雑な水換えは危険ですよと公言しています。

ですが、そこは優先度の問題で、雑な水換えはメダカにとって負担ですが、有毒物質の中で過ごすリスクに比べたら、少々の水質ショックは必要悪とお考え下さい。

逆に言えば、それだけアンモニアや亜硝酸の毒性は、メダカにとって死に直結しているとお考え下さい。

水質ショックを最小限に留めるために貯め水や点滴注水を使った水合わせをしてください

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水質ショックは、短時間で水槽の水が大量に入れ換わることで起こります。

ですから、

①点滴水合わせ容器を使用して少しずつ優しく水合わせを行う

②前日から貯め水をして水温を同じにしておく

などの工夫で、phショックを最小限に留めることができます。

点滴注水の様子
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点滴水合わせ容器は、以下の記事で手作り方法をご紹介していますし、市販品を購入することもできます。ご活用ください。

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墓の水槽から引っ越しの際は、このような感じで30分から1時間浮かべて、水温を合わせるようにすると安心です。

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ここまでの話は凄く大切です。

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是非、繰り返しご確認をいただき、ご理解をお願いいたします。

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水の浄化には、巻貝との混泳もおすすめです。

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メダカが弱っているかはどうやって判断しますか?

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メダカが元気な時は、常に餌を追い求めて水中を俊敏に泳いでいます。

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体調が良い=食欲いっぱい=元気に餌を探して泳ぎ回る

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逆に、不調=食欲不振=餌を探さない・具合が悪くて底で動かないです。

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以下の動画をご確認ください。これが元気なメダカの見本です。

この動画のような俊敏さがなくなり、泳ぎが遅かったり、泳がずに止まっているのは、体調が悪くなり食欲を失っている証拠です。

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以下は、私が「やばい!」と焦るくらい動きが悪くなった見本です。

私は、ここまで動きが緩慢になったら、大至急で水換えを実施するようにしています。

ちなみに、モデルのメダカは”河口湖めだか”さんから直接いただいた煌めきpart1ですが、適切に水換えをしたので、今でも元気に累代できています。

水温が低くもないのに、メダカが底の方に固まっている(怯えている場合もありますが)のは不調の証です。

また、メダカが激しく上下に泳ぐのはアンモニアが過剰な時の典型的症状で、急にメダカが臆病になるのは亜硝酸が増えている可能性があります。

どれも水質悪化の兆候ですので、日々注意して観察して早期発見に努めてください。

水温のを確認している様子
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もし、メダカの動きが緩慢だなと思ったら、必ず水温を確認して、水温が原因でないかを把握してください。

最初に、動きが悪い原因が”水温”なのか”水質悪化”なのかのあたりを付けるようにしてください。

そうでないと、致命的な判断ミスにつながる場合があります。

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メダカは上見(上から見下ろす飼育)が多いので、このような浮かせるタイプの水温計があると便利です。

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メダカ水槽のアンモニア検査の様子
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調子が悪いと感じたら、すぐにアンモニアチェックを行い状況の深刻さの把握をしてください。

検査の結果、極端にアンモニアが多い場合は、水換えでなく水槽の引っ越しをするほうが、確実で安心です。
また、検査薬がない場合は、速やかに水換えを実施して、継続して観察に努めてください。

そして、回復が見られない場合は、水換えを継続する方が安心です。

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水換えをしたらメダカが死んでしまった。

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そんな時は、既にメダカのダメージが大きく蓄積していたのだと判断してください。

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水換えのダメージで落ちてしまったと捉えずに、既にメダカにダメージが蓄積していたのだと判断してください。

日々の観察が大切です

日々の観察で、どのくらいの泳ぎが元気100%の状態なのかを把握してください。

少しでも泳ぎが遅くなったり、数匹でも水底に潜る個体が増えた時など、水質悪化のサインを見抜く観察眼を磨くことが大切です。

また、アンモニア検査薬を用いて定期的に検査することも、ポツポツ死の早期発見に有効な手段です。

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ここまで、「メダカの泳ぎを見て経験と感覚で判断してね!」って書いてきましたが、飼育経験が少ない方には難しいですよね?

できれば、先ほどの動画を見て、健康なメダカのイメージをつかんでください。
私も色々書いていますが、勘が外れることもあります。
ですから、最低限「種親と針子」だけは定期的に検査薬でアンモニアチェックをしています。
試薬を使って検査をするようになってから、ポツポツ死に陥ることは殆どなくなりました。

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検査キットは約60回使えて、変化が明瞭で状態を把握しやすい、液体タイプの検査薬がおススメです!

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繰り返しになりますが、これを揃えるだけで、何十匹ものメダカの命を守れると思えば、決して高価ではないと思います。

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私がメダカの動画を撮影する時には、スマートフォンとこの追従式のカメラを使用しています。

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どうしてこんなにアンモニアが増えてしまったの?

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初心者の方によくある光景ですが、水槽とろ過フィルターのセットとメダカを同時に買ってきて、早々にメダカを導入していませんか?

買ってきたばかりの水とフィルターには、ほぼバクテリアが存在しないため、全く濾過が機能していません。

まして(メダカ飼育の定番の)箱型の飼育容器に、投げ込み式フィルターやエアストーンを入れただけの簡単な水槽で、すぐにバクテリアろ過が働く筈もなく、日々アンモニアが蓄積していきます。

そして、分解されずにアンモニアが蓄積された結果、飼育開始から1~2週間でメダカが一匹ずつ死に始めます。

これが、典型的なポツポツ死の原因の一つです。

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以下は、飼育に慣れている私たちでも陥りやすい状況です。

突然メダカをいただいて急に飼育数が増えた時、トラブルで大量の水換えが必要になった時、また気温が一気に上昇した時、様々な要因で飼育水中のバクテリアが不足し、アンモニアを蓄積させてしまうことがあります。

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上記のような、バクテリアが不足するようなシチュエーションでは、速やかに市販のバクテリア剤を使ってバクテリアを補う対策が有効です。

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使用するバクテリア剤は、価格の面でも入手性でも、GEXサイクルがおススメです。

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バクテリア剤とアンモニア検査薬をセットで持っておくと安心感がグッと向上します。

アンモニア検査薬とろ過バクテリア剤の画像

ところで、濾過バクテリアってどんなものなの?

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ざっくり説明すると、糞などの有機物をほぼ無害な硝酸塩まで分解してくれる生物です。

メダカを閉鎖された環境で飼育すると、糞や餌の食べ残しが水槽の中に溜まり、貯まった有機物(糞や餌)は有機物分解菌の働きで腐っていきます。

そして腐った糞からは、アンモニアが発生し飼育水はドンドン有毒に変わっていきます。

ろ過バクテリアは、その有害なアンモニアを無害(厳密には低害)な硝酸に分解するために必要な微生物です。

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おおまかには、有機物⇒アンモニア⇒亜硝酸⇒硝酸塩へと分解されていき、原則硝酸塩は分解されずに蓄積するので、定期的に水換えが必要になります。

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厳密には、硝酸塩を分解できるバクテリアもいます。

そういったバクテリアを嫌気性バクテリアというのですが、魚に悪いバクテリアも好む、空気が少ない環境で繁殖するので、悪いバクテリアを増やさないために良い嫌気性バクテリアも諦めざるを得ません。

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なので、原則硝酸塩は分解されませんという表現になります。

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私は、市有機物分解用のバクテリア剤は、価格の面と入手性で、ジェックスのベストバイオをおすすめしています。

バクテリア剤を使わない場合のバクテリアの増やし方

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バクテリアは、私たちの身の回の様々な場所で生きています。

バクテリアをシッカリ増やすためには、市販のバクテリア剤(バクテリア入りの液体)を使用するか、2週間~1カ月の間、魚を入れずに水槽を空で回して、自然に水槽の中にバクテリアが増えるのを待つ必要があります。

また、バクテリアを増やすには、バクテリアの住処になる「ろ材やろ過フィルター」が必要になります。

ろ材と言っても難しく考える必要はなくて、砂利や赤玉土などもろ材として十分使用できますので、ご興味がある方は以下の記事をご参考にされてみてください。

私が使用しているバクテリア剤の画像
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底に敷き詰めず、こんな風に水槽に入れておくだけでも濾過効果があります。

屋外の飼育水槽の様子
店長メグ
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室内飼育の場合は大型の外部フィルターを使用すると安心です。

私も愛用しているテトラVAX-60はシャワーパイプを使用した優しい水流とコスパが良いのが魅力で、流れが苦手なメダカたちにも安心です。
水流が強い大型の外掛けフィルターを使うくらいならVAX-60がおすすめです!

店長メグ
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30㎝キューブ水槽と並べると、こんなサイズ感です。

外部フィルターVAX-60の画像
外部フィルターVAX-60の説明書
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確実な対策は日々の観察と定期的な水換え

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ここまでバクテリアのお話をしてきましたが、メダカの飼育で確実なのは、日々の観察と定期的な水換えです。

バクテリアは水を綺麗にするために欠かせない存在です。

ただし、以下の点に注意してください。

バクテリア管理の注意点

バクテリアには大きく分けて

①ろ材に住み着く有機物分解菌(例:上記リンク商品名 ベストバイオ)

②水中に住みつく硝化菌(例:上記リンク商品名 サイクル) の2種類がいます。
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注意点は②の硝化菌はろ材やろ過フィルターに定着せず、水中に浮遊するようにしか存在できないことです。

わかりやすく言うと、硝化菌は水中に浮遊するように存在しているので、水換えをして水を捨てると『せっかく増えた硝化菌を水ごと捨てる行為』になります。

熱帯魚の飼育では、大きな水槽に大きなろ過装置を使用するので、たとえ水槽の水を大掛かりに水換えをしても、濾過槽の中にかなりの硝化菌がストックされて残っています。

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メダカは、基本的に小さな容器で飼育するので、普通に水換えをするだけでも、あっという間に硝化菌が不足がちになります。

店長メグ
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先ほどのVAX-60を思い出していただけるとイメージしやすいですよね。

大型のろ過器の中には、大量に水がストックされるので、ろ過器があるだけで硝化菌の減少を最小限に留めることができます。

ですが、メダカは一般的に飼育ケースに投げ込み式フィルターだけの飼育が多いので、水換えによる硝化菌の増減が激しく、バクテリアの自然増減のみ(バクテリア剤を使わない)の生物濾過に頼り過ぎるのは危険だと思っています。

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話は戻りますが、もし一匹ずつ死んでいく状況が始まったら、バクテリアを惜しん水換えを躊躇してはダメですよ。

どうしてもバクテリアの減少が不安な方は、市販のバクテリア剤で硝化菌だけでも補うと安心です。
私が水槽の水換えをする場合、都度硝化菌を添加をしています。

※屋外で大きな容器に少ないメダカを飼育している場合は、バクテリアも増えやすく換水しても(バクテリアを含んだ)水を多く残せるので、バクテリアろ過メインでも飼育がしやすいです。

私が室内で飼育する場合は、メダカの様子を見ながら2日に1回1/3の水換えを行います。

そして、それでもメダカが回復しなければ、STEP1の要領で水を換えるようにしています。

その方が手間はかかっても、常に飼育水を綺麗に維持できるので安心です。

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こんな感じでアンモニアも検出されません!

アンモニア検査の様子
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屋外は夏の急激な水温上昇が危険なので、日当たりの調整がとても大切です。

私の経験ですが、28℃をると水の痛みが激しくなるため、夏の高水温だけでなく、冬の加温飼育が難しいのも、水温設定が原因の一つと言えます。
水温について興味があられる方は、以下の記事を併せてお読みください。

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このような光量の調整も、温度管理で大切な要素です。

私の日除けの様子
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夏場は、断熱性が高い発泡スチロールの箱があると安心です。

発泡スチロールの箱で飼育している様子
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一番簡単な暑さ対策は、発泡スチロール製の容器や、水量が多く温まりにくい大型の飼育容器で飼育することです。

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最後に

ここまで、メダカのポツポツ死がはじまった際の原因と対策について解説してきましたが、いかがでしたか?

結論からいえば、メダカが一匹ずつ死んでいく原因は、ほぼアンモニアの害です。

そして、水温が上がるほど、アンモニア中毒による突然死のリスクも高くなります。

文中でも書いていますが、アンモニア蓄積の判断は難しく、勘にだけ頼る飼育は非常に危険だと思っています。

みなさまも、アンモニアについてご理解を深めていただき、安全な対策を取っていただければと思います。

この記事が、みなさまのお役に立てると嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

著者近影

めだかを元気に育てる水質管理について併せてご覧ください