
みなさまは、ヒレ長メダカが病気に弱くて、飼育で悩んだ経験はありませんか?

私がメダカ飼育を始めた頃、ヒレ長メダカはすぐに尾ひれの先が真っ赤になるので、とても悩みました。
ヒレ長メダカが病気に弱いのは、ヒレ長メダカ特有の理由があります。
ですから、ヒレ長メダカが病気に弱い理由を知って、それをしっかり取り除いてあげることで、メダカが病気にかかりにくくすることができます。
この記事では室内でヒレ長メダカを飼育する事が難しいと感じている方向けに、病気の原因を説明し飼い方の悩みを解消するお手伝いをしています。

まずは、ヒレ長メダカが病気になりやすい理由をご紹介します。

内容は、意外に単純です。

2.選別の際に選別網などでヒレにスレ傷を負いやすく、その傷に水カビなどの病原菌が付きやすい。
病気の予防には大型ろ過フィルターを使用してしっかり水槽の水を濾過する

メダカに濾過フィルター?と言うお声も聞こえそうですが、病気治療の切り口の一つとしてお読みください。

室内でヒレ長メダカを飼育する場合、尾ひれを伸ばすために加温飼育をしていることが多いと思います。
でも、加温をしているとアンモニアで有毒化しやすかったり、腐敗がしやすかったりと水が傷む要素が満載なんです。
でも水換え時は、加温をしてるからこその温度合わせの難しさがありますよね。
ですから、室内でヒレ長を安定帝に飼育しようと思えば、熱帯魚用のフィルターとヒーターに頼るのが安心感が高いんです。

みなさまご存じですか?
メダカが水流に弱いので敬遠されがちですが、意外に大型のフィルターの方が水流が弱くてメダカに優しい場合が多いんです。
水流が弱くて、ろ過力は高いってヒレ長メダカにピッタリじゃないですか?
ですから、ヒレ長のメダカ程、大型のろ過フィルターでしっかり飼育水をろ過して水質維持することをおすすめいたします。

これが一般的な水槽の縁にかけるタイプのフィルターです。

見ているだけで、水流が強そうな感じが伝わってきますよね。

水流が弱そうな底面フィルターやスポンジフィルターもこれくらいは水流が出ます。

これがVAX60のシャワーホースの動画です。
一時的に隣にエアストーンを入れていたので泡が出てるように見えますが、どれほど大型のフィルターの方が水流が弱いか見て取れると思います。


次に気になるのが大きさだと思います。
この写真が、30㎝キューブ水槽との比較ですが、サイズ感的にはこんな感じになります。
水槽の横においても十分にコンパクトですよね。


ろ過フィルターも取り付けただけではただの箱です。

2~3カ月水だけで空まわしをするか、お急ぎの場合はバイコムさんなど市販の濾過バクテリアの使用をおすすめします。

ヒレ長メダカの体やヒレをスレ傷から守るグッズのご紹介

ここでは、メダカの体をスレ傷から守るグッズをご紹介していきます。
水ごとネット

選別時や移動時に、メダカかを傷から守るのは割と簡単で、キョーリンさんの水ごとネットを使うのが一番だと思います。



これは針子を選別している写真ですが、ネットの下側に水が溜まる構造なので、メダカが暴れてスレ傷を作りにくいのが魅力の製品です。
粘膜保護剤プロテクトX
「プロテクトX」は、カルキ抜き効果がある粘膜保護剤で、私も最近までは高価なカルキ抜き剤程度にしか捉えておらず、興味を持つこともありませんでした。
でも、最近マリアージュなどロングフィンタイプのメダカを扱う機会が増え、メダカを選別網で掬った際にできるスレ傷から、水カビ病や尾腐れ病を発症することに困り果て、試しにプロテクトXを購入して使うようになりました。
実際に使用してみると、明らか泳ぎが元気になり、水カビなどにも感染しにくくなった実感があり、今はプロテクトXが手放せない存在です。

私は安心感も含めて愛用しています。


最後に
せっかく綺麗にヒレが伸びたメダカのヒレが、尾ぐされ病などで溶けていくのを見るのは悲しいですよね。
メダカの命や綺麗なヒレを守る一番の決め手は水質管理です。
この記事にも書いていますが、しっかり水をろ過してあげれば病気にもかかりにくくなり、ヒレも綺麗に維持しやすくなります。
そして次に大切なのが、メダカに無用な傷を負わせないことだと思います。
どちらも凄く重要なので、しっかりケアしてあげてください。
この記事が、みなさまのお役に立てると幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
