
ネットで検索していると「水換え後にメダカが死んだ」そんな書き込みを見かけることがあります。
これは、しっかり水合わせをされている前提でお答えすると、水換えの前の段階で既に致命傷を受けていた可能性があるなって感じる事が多いです。
ストレートに言えば、弱った魚に水換えはやっぱりきついです。
メダカは強い魚なので、数日は気付かれずに汚れた水の中でも元気に泳ぎ回ります。
そして、その強さが逆にあだとなって、調子が悪そうと気が付いた時には、もう既に回復不可能な致命傷を受けていることが多いんです。
そして、致命傷を負ったメダカに新しい水を注ぐからショックでポツポツ死を起こす。
今回は、そんな水換えをしたらメダカが死んでしまったについて解説していきたいと思います。
【STEP1】基本の水温合わせと水質合わせは大丈夫ですか?

私の経験では特にメダカは水温の上下に弱い印象があります。
水槽を移動する時には、水温と水質合わせをしないとメダカは死んでしまいますよ。
今回は水合わせは完璧な前提なので過去記事で省略させていただきます。
稚魚の飼育と水合わせについては、以下をご参照ください。
【STEP2】しっかり水合わせをしたのに死んでしまった

ここからが今回の本題ですよね。
ここからは私個人の意見で断定ではありませんのでご理解ください。
しっかり水合わせをしたのにメダカが死んでしまった。
病気や怪我の場合もあるので100%これが原因とは申せません。
でも、しっかり水合わせをしているのに、水換えをしたらポツポツ死のようなケースはこれが濃厚だと思います。
全滅も若干怪しいかなと思いますが、答えは、既に弱っていて手遅れだったです。

これが私が考える90点以上のメダカの泳ぎです。
元気なメダカって、常に餌を探してこんなに素早く泳ぎ回るんですよ。
それは小さな容器でも同じです。
仮にNVボックス#13であっても、元気な子はしっかり元気に泳ぎます。

これが私の考える70点のメダカの泳ぎで、私はこの状況を見つけたら即1/3程度の水換えをします。
何が言いたいかと申しますと、この動画より泳ぎが遅かったり、止まって泳がないメダカが多かったり、潜っているメダカかがいる水槽のメダカは、既にかなり弱っています。
そして、その子たちにとって水換えは、どんなに優しくやってもショックが大きいので、一定数ポツポツ死が出るのも仕方がないと思います。
【STEP3】だったらどうしたらいいの?

もし、STEP2の通りでしたら、水換えなしでも全滅です。
でも、水換えしても一定数落ちるか最悪全滅は避けられないと思います。
だったら、覚悟を決めて水換えをやるしかないんです。
座して全滅を待つわけにはいかないじゃないですか?
以下に私のポツポツ死を止める記事と、点滴容器の作り方の記事を載せますので、そこを参考に優しく水換えをしてあげてください。
それが、数少ない解決策の一つだと思います。
最後に
今回はいつもに比べたら辛辣な記事だったと思います。
ただ、メダカが致命傷を受ける前に救ってあげたい思いもあるし、やっぱり水換えを恐れて全滅の道を歩む方をたくさん見てきた後悔もあるのだと思います。
メダカに限らずお魚にとっての水は人間にとっての空気です。
人間に換気が必要なら、お魚にだって換水は必要不可欠なことなんです。

毒ガスが撒かれたら、寒かろうが、臭かろうが、ジメジメしてようが換気しますよね。
水換えを悩む議論は、私からしたらこの議論と同じです。
どうか、そのことを忘れないでください。
この記事が皆さまのお役に立てたら嬉しいです。
