![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
みなさまは、突然メダカが「くるくる回る」ように泳ぐのを見かけて、ビックリした経験はありませんか?
私が、初めてメダカが「くるくる回る」のを見た時は、驚きのあまり体が固まって動けませんでした。
回り方は、縦回転だったり横回転だったり様々、まさにトンボ返り状態です。
とにかく、普段からは想像できないような激しい泳ぎ方なので、すごく焦ってしまいますよね。
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実は、メダカが「くるくる」っと激しく泳ぐのは、何かしらの病気に感染したサインかもしれません。
よく観察してメダカが病気に感染している兆候があれば、しっかりと治療・隔離・まん延防止対策をとることが大切です。
みなさまは、メダカが激しく「くるくる」っと泳ぐ光景を、見かけた経験はありますか?
私が、初めて「くるくる回る」のを見かけた時には、目の前で起きている現象が全く理解できませんでした。
そして、本当に気が狂ったみたいに激しく泳ぐので、放っっておくと死んでしまうんじゃないかと不安になって、急いでネットで検索した記憶があります。
色々と調べた結果わかったのは、メダカが激しく「くるくる回る」原因は、病気感染の不快感が原因の可能性が高いという事でした。
もし、メダカが病気に感染しているのであれば、治療・隔離・まん延防止の対策をとる必要があります。
今回は、メダカが激しく「くるくる回る」時の、原因と対策、そして予防方法をまとめています。
![私が育てた紅白体外光メダカ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20210822_173857-edited.jpg)
①激しく泳ぐメダカを見かけたら考えるべきこと
②病気の原意になる水質ショックとアンモニア中毒について
③そのほか病気の予防と対策について
激しくドリルのように「くるくる回る」メダカを見かけたら病気の初期症状かも?
先程も書きましたが、メダカが激しく「くるくる回る」のを見かけた時は、メダカが「白点病」や「尾ぐされ病」などの病気に感染した初期症状の可能性があります。
メダカは病気に感染すると、その不快感から激しく泳ぐようです。
もし、メダカが「くるくる回る」のを見かけたら、水槽全体に感染が拡大する前に、急いでメダカの隔離や水質改善を行う必要があります。
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メダカが「くるくる回った」時点では、まだ感染初期の場合が多いので、しっかり観察して早期に予防や治療を行うことが大切です。
メダカがくるくる回った時に考えられる主な原因
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ここでは、いったん病気と決めつけずに、様々な可能性を検証してみましょう。
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メダカが異常な動きをした時に考えられる原因には、以下のようなものがあります。
メダカが病気に感染した可能性
冒頭でも書きましたが、メダカは病気に感染や寄生虫が付くと、その不快感から逃れようと、激しく「くるくると泳ぎ暴れる」ことがあります。
水槽内の水質悪化の可能性
最終的にメダカが弱り、病気の感染にも繋がりますが、水槽内に観賞魚にとって有害なアンモニアや亜硝酸が蓄積してくると、メダカはガラスに沿って上下に泳ぐなどの行動をとることが多いです。
環境悪化によるストレス
雨の降り込みや気温の急変による水温やphの急変などによって強いストレスを感じると、メダカは底砂や水草、水槽の壁などに体を擦り付けるような泳ぎをします。
ただし、これは産卵時期にもみられるこうどうなので、水草などに卵を産み付けるためのアクションなのか、ストレスによる不快感なのかを冷静に見極める必要があります。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
難しいことではなくて、ちゃんと観察していれば、最近産卵をしていた個体かどうかは直ぐに判断できますよね?
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ストレス行動には、激しく泳ぎ回る行動のほか、逆にジッと動かなかったり、食欲が落ちるなどもあります。
メダカが「くるくる」と回転した時の具体的な対処と治療方法
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いきなり”しっかり観察・予防や治療”って言われても、具体的に何をしてよいのか困りますよね。
具体的な対策について以下にまとめてみました。
そして冷静になって以下を確認してください。
①最近その水槽に何か変化を与えなかったか?
②逆に長期間水換えせずに放置していなかったか?
などを振り返ってみてください。
もし、思い当たることがあれば、早めに対策と改善が必要です。
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日々の観察は凄く大切です。
![メダカに餌をあげながら食い付きを観察している様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/IMG_20220409_205142_183-edited.webp)
例えばメダカの飼育場に急な大雨が降りませんでしたか?
![雨のイメージ写真](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/DSC01672-800x449.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
急な大雨で、メダカの水槽に、たくさん雨水が入りませんでしたか?
メダカにとって水温1℃の変化は、人間が感じる気温変化の5℃に匹敵するショックと言われています。
私たちも、短期間で気温が上下すると、風邪をひいたり熱中症に掛かったりと、なにかしら大きなダメージを受けますよね。
メダカも同様で、水槽に冷たい雨が大量に水槽に降り込むと、短時間で水温が急変して、メダカが想像以上にダメージを受ける場合があります。
①雨の成分は酸性なので、雨が大量に降り込むと、飼育水が急激に酸性に傾いてしまう
②季節にもよりますが、雨の温度は5℃程度と地上の水より冷たいので、雨が大量に降り込むと、飼育容器の水温が一気に下がってしまいます
①②の影響から、雨が大量に降り込むと、メダカが水質の変化に耐えられず、ダメージを受けて弱ってしまいます。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
水温管理は大切です。上見(上から眺める飼育方法)が多いメダカは、このような浮かせるタイプの水温計が便利です。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
日々の温度管理が、凄く重要です。
![メダカの水温管理の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2023/05/20230517_164125-800x450.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
メダカの水質ショックと雨対策については、以下の記事にまとめています。
波板などを使って、事前に水槽に蓋をして、雨水が入らないように対策をすることが、メダカの健康を保つ上で大切なことです。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
今は、このようなテラス屋根ができたので、雨対策は不要になりましたが、それまでは”すだれ”などを使って雨よけを欠かしませんでした。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/08/IMG_8616-edited-800x450.jpg)
![私の雨対策の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2021/10/20210711_164435-800x450.jpg)
![私の雨対策の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20210718_155416-800x450.jpg)
他のメダカへの感染防止対策と隔離と水換えの必要性
![水換えの様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20230515_102149-1-800x450.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
基本的に病気が伝染することはないのですが・・・
雨の降り込みが原因の場合、実際に「くるくる」と泳いだメダカだけでなく、同じ水槽にいた他のメダカ達も同様に、ph変化のダメージで衰弱している可能性があります。
メダカの水温ショックは、人間が風邪ひいたのと似たようなものです。
ですから、メダカも水温ショックを受けると、体の抵抗力が下がり病気に感染しやすい状態だと言えます。
衰弱したメダカへの対応は、時間をかけて優しく1/5~1/10の水換えを繰り返し、心配な場合は追加で塩浴や薬浴などを併用して、早期にメダカの体力を回復させることが大切です。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
水換えについては、以下の記事で詳しく解説しています。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
隔離する際に、発砲スチロールの箱を準備しておくと、水温を安定させやすいので、治療効果の向上が見込まれます。
![発泡スチロール容器の使用イメージ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20210718_162011-edited.jpg)
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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回復のための水換えで、逆に水温ショックを与えては意味がありません。
体調ケアのための水換の注水は、点滴容器などを使って優しく行うことをおススメします。
その他、「プロテクトX」などの粘膜保護剤を使用することで、メダカの体力を温存する効果が期待できます。
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メダカの優しい水換えには点滴式の水合わせ容器が最適です。
水合わせ容器は、以下に手作り方法のリンクを載せていますが、手作りが苦手な方は、市販の水合わせ道具の使用を検討してください。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![水換え時の点滴注水の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2023/04/20230312_104643-800x450.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
元気メダカの場合は、点滴式の水合わせだけでなく、このようにチョロチョロ注水を使うこともあります。
![チョロチョロ注水の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20230428_095203-1-800x450.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
これが、私も愛用の粘膜保護剤「プロテクトX」です。
粘膜保護剤を使用すると、メダカが体の表面の粘膜を維持するために使っている体力、回復のために使うことができるので、病気やショック症状からの回復速度が速まります。
「プロテクトX」の成分にカルキ抜きも含まれているので、メダカの健康のためにカルキ抜きとして定期的に使ってみてください!
メダカが元気になるのを実感できますよ。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
メダカの体力回復に塩浴(塩水浴)治療がおすすめ!
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
塩浴(えんよく)とは、治療用の荒塩で濃度0.5%の塩水を作り、メダカを塩水で泳がせることで、体力を回復させる治療法です。
使用する塩は、普通の塩でも大丈夫ですが、粒が細かい塩では水に直ぐに溶けてしまい、急激に塩分濃度が上がるため、かえってメダカに負担をかける恐れがあります。
もし、粒の細かい塩で塩浴(塩水浴)をする場合は、複数回に分けて塩を添加するなど、急激に塩分が濃くならないための工夫が必要です。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
(重要)市販の塩を選ぶ際は、アミノ酸などの添加物が入っていない、100%天然塩の製品を選んでください。
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塩浴中の足し水や水換えの過程で、急に塩分濃度が変化して、メダカがダメージを受けないために、塩分濃度計を準備して、常に濃度を計りながら足し水を行うと安心です。
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![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
日々忙しいみなさまが、時間を掛けて塩分濃度を管理することは、とても手間暇がかかります。
コストはかかりますが、お忙しい方ほど治療専用の塩を活用する方が、お手軽で安心感が高いと思います。
弱アルカリ性を維持する効果がある”牡蠣殻”の使用方法と注意点
酸性雨対策として、phを酸性からアルカリ性に戻す効果がある牡蠣殻の導入が有効です。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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”牡蠣殻”は、水が酸性になると、表面が酸に侵されてカルシウム分が溶けだすので、水をアルカリ性に保つ効果があります。
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雨が降り込む可能性がある環境の方は、phショックの予防に牡蠣殻の導入をおすすめします。
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![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
メダカの「phショック」と「アンモニア中毒」の対策について
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
ここからは、メダカの各ショック症状と、アンモニア中毒の詳細について、解説させていただきます。
メダカを衰弱させるphショックとは
※ph(ぺーハー・ピーエッチ)とは酸性・アルカリ性・中性を数字で表した指標です。
数字が7より小さいと酸性で、高いとアルカリ性を表します。(ph7が中性です。)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
「phショック」とは、水合わせをしないでメダカを新しい水に入れたり、大量に水換をした場合に、メダカが急激なphの変化に耐えられず、ダメージを受けてしまうことを指します。
同じ飼育場の別の容器への移動であっても、各水槽ごとにphは異なるので、乱暴にメダカを移動すると、メダカがphショックを受けて衰弱する可能性があります。
例え、僅かの移動であっても注意が必要です。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
網ですくって、隣の水槽へ”ポイっ!”ていうのは厳禁ですよ!
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
先程も書きましたが、メダカの移動や、水換えの際は、点滴式の水合わせ容器を使って、しっかり水合わせをしてあげてください。
phは飼育に使用している水が水道水か、井戸水か、湧き水かでも差が出ます。
また、水道水であってもお住まいの地域ごとに僅かですが差があります。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
基本的に水道水のphは7.3くらいの弱アルカリ性が一般的です。
しかし、水が汚れたり、雨が降り込んだり、グリーンウォーターに変化するなど様々な要因でphは変化します。
![グリーンウォーターでメダカを飼育する様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20230521_114506-800x450.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
飼育水がグリーンウォーターに変化すると、phはアルカリ性に変化します。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20210828_115159-800x450.jpg)
同じように並べている水槽でも、メダカの糞などで水が汚れると、phは酸性に傾きます。
また、飼育水がグリーンウォーターに変化したり、牡蠣殻などが添加されていると、phはアルカリ性へ傾きます。
また、雨が降り込むと、雨水の中の酸の影響で、水質は酸性に変化します。
その他、phは水槽の底にソイルや赤玉土を敷くと酸性、砂利を敷くとアルカリ性に変化します。
ですから、似たような場所にある飼育容器であっても、各容器ごとにphは異なっていますので油断しないようにしてください。
そのため、ご自身の飼育場での移動であっても、水槽ごとにphが異なるものとご理解いただき、油断することなく慎重な水合わせをおススメします。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
以下の記事に基本的なphの知識をまとめています。
実は、初心者の頃は上級技術とphを軽視していたのですが、今ではその事をすごく後悔しいます。
phをちゃんと意識していれば、どれだけのメダカを守れたのでしょうか?
phの維持は魚の体調管理にとても重要ですからご注意ください。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
phは、以下のような用品で確認ができます。
機械式の方が繰り返し購入する必要がなくてコスパが良いのですが、使用しているうちに精度が狂うので、定期的な基準の調整が必要です。
定期的に購入の必要がありますが、私は値が狂ってしまうリスクがないので、ph検査は液体の検査薬タイプを愛用しています。
その他、いわゆるリトマス試験紙タイプの用品もありますが、色変化で細かな値を確認するのが難しいので、メダカの飼育にはおすすめしません。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![ph測定の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2021/08/20210828_165237.jpg)
メダカの死因にもなる危険なアンモニア中毒の特徴
![アンモニア検査の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2023/05/20230515_164654-800x450.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
夏の暑い時期は、アンモニア中毒が発生しやすいです。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
特に「夕方見たら突然死していた」みたいな経験がある方は、必ず以下の内容をご確認ください。
アンモニアはメダカに限らず魚に強い毒性を示します。
餌の食べ残しや、メダカの糞、死んでしまったメダカや植物プランクトンなどの死骸が、バクテリアに分解されると、アンモニアが発生します。
最終的にアンモニアは、バクテリアによって、硝酸塩など毒性が低い物質に分解されるのですが、水換えをしたばかりに水にはバクテリアが少ないので、分解が追いつかずにアンモニアが溜まってしまうことがあります。
アンモニアの中毒を防ぐためには、アンモニアの材料になる不要な有機物を増やさないように、適切な餌の量を守り、こまめな掃除を心掛けることが大切です。
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観賞魚飼育で、最も怖いのがアンモニアです。
アンモニアの害については、以下の記事で詳細にまとめていますので、興味がある方はご確認ください。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
水底に大量の餌が残ってしまうと、餌が腐ってアンモニアが増加します。
「ちょっとくらい餌が残っても大丈夫」と油断していると、すごく危険なのでご注意ください。
餌の危険性や、適切な餌の管理については、以下の記事をご参照ください。
有害な「アンモニア」は、水中に存在する「硝化バクテリア」によって、より毒性が低い硝酸塩などに分解されていきます。
しかし、新しい飼育水にはバクテリアが定着していないため、アンモニアの分解が進まず、水中にアンモニアが蓄積されていきます。
そのため、新しく水を張ったばかりの水槽や、水換えをしたばかりの水槽は、アンモニアが蓄積されている可能性が高いので注意が必要です。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
だから、水槽の立上げ当初は、まめな水換えが必要なんですよ。
対策としては、市販のバクテリア剤の使用や、調子が良い他の容器の水をバクテリアの種水として添加するなどの方法があります。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
正直いって、経験を積んだ今でも、水換えは慎重にやっています。
「アンモニア中毒」を警戒して頻繁に水換えを行うと、逆に飼育水に増えたバクテリアを減らしてしまう結果になり、過剰な水換えがアンモニア中毒を誘発する場合があります。
だからといって、水換えに慎重になり過ぎると、アンモニアの排出が追い付かず、アンモニア中毒で、メダカに致命的なダメージを与えてしまう場合があります。
このあたりが、水換えのジレンマと言えます。
![バクテリア剤の画像](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2021/11/20211007_172853.jpg)
適切にろ過バクテリアを増やすための環境整備について
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
上に、水換えのジレンマを書きましたが、正直言ってバクテリアの増減に悩むくらいなら、水換えの都度しっかりバクテリア剤を添加すると安心です。
私は、管理する水槽が多いので、一か月で「GEXサイクル500ml」を4本使用しますが、一般のご家庭でしたら1本でも数か月はご使用いただけると思います。
![私がバクテリア剤を使っている様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20220917_094305-800x450.jpg)
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![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
以下の「ベストバイオ」に含まれるろ過バクテリアは、水を張って1週間もすると自然に増えるので、それほど重要ではありません。
しかし、水換え初期などに水が白濁りした時や、水槽の汚れがひどい時には、ベストバイオを添加すると、早めの改善が期待できます。
予算的に余裕がある方は、「ベストバイオ」まで準備しておくと、より安心です。
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アンモニアの毒性が変化する条件
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アンモニアって、無毒なアンモニウムイオン(NH4+)と有毒なアンモニア(NH3)をウロウロと変異してるんです。
つまり、アンモニアの総量が同じでも、常にその毒性は変化しています。
アンモニアがNH4+とNH3のどちらに偏るかには、様々な条件があります。
以下に詳細をまとめていますので、ご確認ください。
水温やphが上昇(アルカリ性に傾く)すると、水中の無毒なアンモニウムイオン(NH4+)が、どんどん有毒なアンモニア(NH3)に変異して行きます。
具体的には、夏場の急激な水温上昇が起きる時期や、グリーンウォーター(=弱アルカリ性)化が進む時期、雨対策で牡蠣殻を添加した直後などは、水質が弱アルカリ性へ急変しやすいので、アンモニアのNH3化(有害化)が加速します。
そのため、夏場の気温上昇時には、アンモニア中毒による突然の全滅を警戒をしてください。
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私の暑さ対策の様子です。
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夏の暑い日の全滅時、安易に水温が上がって茹で上がったのかもとは判断しないでください。
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私の経験では、水温上昇によるアンモニアの強毒化が原因であることが多いです。
まわりの水槽が元気な場合は、急性のアンモニア中毒が起きた起きた可能性が高いです。
もう一度、飼育場のメダカの水のアンモニア濃度を再点検してください。
未然にアンモニア中毒を防ぐためには、常にアンモニアの総量を把握することが大切です。
確かに、アンモニアの把握には長年の飼育経験も大切ですが、私は確実にアンモニアを確認するために、検査薬を利用したアンモニア測定をおススメします。
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経験だけでは、アンモニアが出てそうだなことは分かっても、正確な危険度までは想像できません。
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確かに経験や勘も重要ですが、過信し過ぎないことが大切です。
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アンモニア検査薬を使用すると、初心者でも確実に飼育水の汚れ具合を確認できます。
加えて、水換えの都度バクテリア剤を添加してバクテリアを補うと、水質の安定感がグッと向上します。
「専門的な薬剤は初心者には必要ない!」ではなく、「初心者だからこそ必要!」とお考えいただき、経験が少ない方ほどアンモニア検出薬の活用をおすすめいたします。
![アンモニア検査の様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20221014_085222-800x450.jpg)
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アンモニアを分解するろ過バクテリアは、好気性バクテリアに分類され、好気性バクテリアは酸素がある状況下で活発に繁殖します。
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好気性って酸素が好きってことだよ!
好気性バクテリアの場合は、住処となる濾材の近くに、優しくエアレーションを掛けたり、濾材を酸素の通りがよくなるように間隔をあけて配置すると、バクテリアの繁殖を促進する効果があります。
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基本的に、メダカにとって悪いバクテリアは嫌気性と言って酸素を嫌います。
ですから、水の通りが悪いと、酸素が減って悪いバクテリアが増えるので、悪いバクテリアの対策の意味でも、エアレーションや水槽内の水の通りを気にすることは大切です。
加えて、アンモニアを分解するバクテリアは、弱アルカリ性と28℃~30℃の水温が活発に増殖する条件と言われています。
ですから、加温や牡蠣殻の導入も、バクテリアを増やす方法として有効です。
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!?
それって有害なアンモニア(NH3)が増える条件と同じだよね。
実は、バクテリアが増殖しやすい環境と、アンモニアが有害化しやすい環境は同じです。
ですから、どんな時も油断は禁物ですのでご注意ください。
バクテリアが増えるまでの工程について
そのため、最低限必要なバクテリアが増えるまでには、水を張ってから約1ケ月、生き物を入れずにろ過措置だけを空回しする必要があると言われています。
※空回しとは、水槽に魚を入れずに、濾過装置だけを稼働している状態です。
できれば、水槽を設置してから1か月以上は空回しをして、それからメダカを入れる方が、ろかバクテリアが増えて水質が安定しているので安心です。
どうしても一定期間の空回しが難しい場合は、最初の1か月間メダカの様子を観察しながら、3日に1回1/10~1/3程度の換水を行って、過剰なアンモニアを排出するようにしてください。
参考ですが、私はメダカを導入後1か月間は、ほぼ毎日水換えをしています。
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水槽の導入初期に、一番安心な対策は、バクテリア剤の添加です。
必須ではありませんが、可能な限りバクテリアの添加をおすすめします。
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バクテリア剤を使わずに、調子のよい水槽の水を、バクテリアの種として使用する方法もあり、これを「種水」と言います
その方法も正しいのですが、経験が浅いうちは、必ず検査薬でその水にアンモニアが増えていないかを確認してください。
実は、調子が良さそうに見えても、アンモニアが増えて調子が崩れる寸前だったみたいな場合があります。
ご注意ください。
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1/2以上の急激な換水を行うなら、新しい水槽を作って丁寧に水合わせをしながら引っ越しをする方が、メダカにとってショックが少なくて安心な場合もあります。
調子が急激に落ちた場合は、ジャブジャブ水換えをするよりも、水槽の引っ越しが安全な場合もあるので、テクニックとして頭の片隅に置いててください。
メダカが「くるくる回る」と激しく回転するのは白点病や尾ぐされ病の初期症状の可能性
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メダカが急に「くるくる回る」時は、白点病や尾ぐされ病の不快感からの反応かもしれません!
メダカが「くるくる回る」のを見かけたら、先ず「まん延対策」のために、該当のメダカを隔離して、速やかに「水換え」を行ってください。
また、原因が何かしらの水質ショックの可能性が高いので、同じ水槽の他のメダカも同様のショック症状で衰弱している可能性があります。
できれば「塩浴」など、早目の対処を行うと安心です。
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メダカの病気の詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。
最後に
メダカが変わった動きをした場合は、殆どが病気の兆候と考えて間違いないと思います。
メダカにとっての水は、人間にとって空気と同じです。
急に寒くなったり、汚れたりしたら具合が悪くなるのは想像できますよね?
そんな時、人間だったら急いで窓をあけて換気しますが、メダカ達は自分で換水をできません。
大切なメダカですから、可能な限り早期発見・早期治療を心掛けて末長く可愛がってあげてください。
この記事が、みなさまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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夏のメダカのお世話には、ひんやりして気持ちがいいので、これがおススメです。
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