
みなさまはメダカを飼育していて、メダカが激しく「くるくる回る」ように泳ぐのを見かけて、ビックリした経験はありませんか?
🌀 店長メグが初めて「くるくる回る」メダカを見たとき
私がメダカを飼育していて、初めてメダカがくるくる回るように泳ぐ姿を見かけたときは、驚きのあまり体が固まり、すぐには動けませんでした。
回り方は一つではなく、縦方向に回転することもあれば、横方向へ回ることもあります。体をねじるように、まるでドリルが回転するような泳ぎ方をすることもあります。
普段の穏やかな泳ぎ方からは想像できないほど激しい動きなので、初めて見たときに焦ってしまうのは無理もありません。
店長メグからひとこと
私自身も最初は何をすればよいのか分かりませんでした。だからこそ、この記事では、同じように驚いている方が落ち着いて確認できるように、原因と対処法を順番に整理しています。
✅ 店長メグの結論
メダカが1匹で何度もくるくる回る、またはドリルのように体を回転させる場合は、正常な泳ぎ方ではない可能性が高く、早めの確認と対処が必要です。
- ○ 主な原因として、水質悪化・アンモニア中毒・病気・寄生虫・急激な水温やpHの変化などが考えられます。
- ○ 回転後に沈む、横向きになる、まっすぐ泳げない、餌を食べない場合は、症状が進んでいる可能性があります。
- ○ ただし、2匹で一時的に円を描く場合は、追いかけや繁殖行動のこともあります。
- ○ フラフラ揺れる、逆立ちする、横向きに泳ぐ場合は、くるくる回る症状とは原因が異なることがあります。
⚠ ドリルのような回転や、回転後に横になる状態は放置しないでください。
まずは別容器へ隔離し、水温・pH・水の濁り・におい・餌の食べ残し・ほかのメダカの様子を確認します。急な全換水は避け、必要な場合は少量ずつ部分換水してください。
▼最初に確認するポイント
- ○ 1匹だけが回っているか、複数匹に症状が出ているか
- ○ 水換え、足し水、大雨、水温上昇の直後ではないか
- ○ 白点、充血、ヒレの傷み、体をこする行動がないか
- ○ 回転後に沈む、横になる、餌を食べない状態ではないか
▼この記事で分かること
- ○ メダカがくるくる回る原因
- ○ ドリルのように回転する理由
- ○ 病気と水質悪化の見分け方
- ○ 自宅でできる応急処置
- ○ 再発を防ぐ飼育管理のコツ
このあと、実際の症状ごとに考えられる原因と対処方法を、店長メグの飼育経験を交えながら詳しく解説します。
くるくる回る以外にも、フラフラする、横向きになる、逆立ちする、上下に激しく泳ぐなど、異常な泳ぎ方には複数の種類があります。症状全体から原因を確認したい方は、メダカの泳ぎ方がおかしい原因一覧も参考にしてください。
激しくドリルみたいに回転しながら泳ぐメダカを見かけたら病気の初期症状かも?
🩺 くるくる回るときは、病気の初期症状も確認します
先ほども触れたように、メダカが激しくくるくる回る、ドリルのように体を回転させる場合は、白点病や尾ぐされ病など、病気に感染した初期症状の可能性も考えます。
メダカは病気によって体表やヒレに強い違和感が生じると、その不快感から、急に暴れたり、体をこすり付けたり、激しく回転したりすることがあります。
同時に確認したい症状
- 体やヒレに白い点が付いていないか
- ヒレの先が白く濁る、裂ける、溶けたように見えないか
- 体を容器の壁や底へこすり付けていないか
- ヒレを閉じたまま泳いでいないか
- 呼吸が速い、餌を食べないなどの変化がないか
- 同じ水槽のほかのメダカにも異常が出ていないか
つまり、くるくる回る泳ぎ方は、病気に感染したときに見られる異常行動の一つとして考えることができます。ただし、回転しているだけで病名を断定することはできません。水質悪化やアンモニア中毒、水温やpHの急変でも、似たような泳ぎ方が見られることがあります。
⚠ くるくる回るメダカを見つけたら、早めに隔離して観察してください。
病気が疑われる場合は、水槽全体へ広がる前に症状のあるメダカを別容器へ移し、体表やヒレの状態、水温、pH、水の濁りやにおいを確認します。
必要に応じて部分換水を行い、水質を整えながら、同じ水槽のほかのメダカにも異常がないか確認してください。急な全換水は新たな水質ショックにつながることがあるため、弱っているメダカの状態を見ながら慎重に対応します。

メダカが「くるくる回る」時点では、まだ病気は感染初期の場合が多いので、しっかり観察して早期に予防や治療を行うことが大切です。
メダカが死にそうにくるくる回る時に考えられる主な原因
🔍 泳ぎ方から確認する症状別早見表
| 泳ぎ方 | 考えられる状態 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| ドリルのように回転する | 病気、寄生虫、水質悪化、強い衰弱 | 体表、ヒレ、呼吸、ほかの個体の様子 |
| 急にくるくる回り始めた | 水温・pH・水質の急変 | 水換え、足し水、大雨、導入直後ではないか |
| 回転後に横向きになる・沈む | 体力が低下し、症状が進んでいる可能性 | 隔離し、刺激を減らして状態を観察する |
| フラフラしてまっすぐ泳げない | 衰弱、水質変化、体調不良 | 餌を食べるか、体が痩せていないか |
| 2匹で一時的に円を描く | 追いかけや繁殖行動の場合もある | 離れたあとも単独で回転を続けるか |
同じ「くるくる回る」ように見えても、泳ぎ方や回転後の状態によって原因は異なります。まずは、いつから・何匹に・どのような泳ぎ方が出ているかを確認してください。
🔍 メダカの泳ぎ方・症状から原因を探す
メダカの異常な泳ぎ方は、症状によって考えられる原因が異なります。現在の様子に近い記事から、詳しい原因と対処法をご確認ください。
🌀 急に激しく泳ぎ回る・上下に暴れる
水換え、塩浴、薬浴のあとに落ち着かなくなった場合はこちら。
📐 体が傾く・斜めになって泳ぐ
姿勢をまっすぐ保てない、沈む、泳ぎにくそうな場合はこちら。
🫧 水面に集まり口をパクパクする
複数のメダカが水面から離れない場合は、酸欠や水質悪化も確認します。
⚠️ 泳ぎ方以外にも弱っているサインがある
餌を食べない、底で動かない、ヒレを閉じるなどの変化が重なっている場合はこちら。
🚨 異常行動のあとに一匹ずつ死んでいく
毎日少しずつ数が減る場合は、容器全体の水質や飼育環境を確認します。
🐟 「いつもと違う泳ぎ方」は、メダカが出している大切なサインです

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ここでは、いったん病気と決めつけずに、様々な可能性を検証してみましょう。

メダカが異常な動きをした時に考えられる原因は、以下のようなものがあります。
メダカが回転して泳ぐのは病気に感染した初期症状の可能性があるかも
冒頭でも書きましたが、メダカが病気に感染した時や体に寄生虫が付いた時、その不快感から逃れようと、激しく「くるくると回る」ように泳ぎ「暴れる」ことがあります。
メダカが回転して泳ぐのは水槽の水質悪化の可能性があるかも
最終的にメダカが弱る原因になり、病気の感染にも繋がりますが、水槽内にメダカにとって有害なアンモニアや亜硝酸が蓄積してくると、メダカがガラスに沿って上下に泳ぐなどの行動をとることが多いです。
メダカが回転して泳ぐのはphや水温変化など環境悪化から受けたストレスの可能性かも
雨の降り込みや気温の急変による、大幅な水温やphの変化によって、メダカが強いストレスを感じると、メダカは底砂や水草、水槽の壁などに体を擦り付けるような泳ぎをします。
ただし、これは産卵時期にもみられる行動なので、水草などに卵を産み付けるためのアクションなのか、ストレスによる不快感なのかを冷静に見極める必要があります。

難しいことはなくて、日々ちゃんと観察をしていれば、最近産卵をしていたメダカかどうかは区別できますよね?

メダカのストレス行動には、激しく泳ぎ回るほかに、逆に水槽の底や水面でジッと動かなかったり、食欲が落ちるなどの反応もあります。
メダカが死にそうなほど「くるくる回る」ように回転しながら泳いだ時の対処と治療方法について

いきなり”キチンと観察・しっかり予防や治療”って言われても、具体的に何をしてよいのか分からずに困りますよね。
具体的な対策について以下にまとめてみました。
そして冷静になって以下を確認してください。
①最近その水槽に何か変化を与えなかったか?
②逆に長期間水換えせずに放置していなかったか?
などを振り返ってみてください。
もし、上の内容で思い当たることがあれば、早めの対策と改善が必要です。

メダカを健康に飼うためには、日々の観察が凄く大切です。

例えばメダカの飼育場に急な大雨が降りませんでしたか?


急な大雨で、メダカの水槽に、たくさんの雨水が入りませんでしたか?
メダカにとって水温1℃の変化は、人間が感じる気温変化の5℃に匹敵するショックとストレスと言われています。
私たちも、短い期間で頻繁に気温が上下すると、風邪をひいたり熱中症に感染したりと体に異常が出て、健康面で大きなダメージを受けますよね。
メダカも人間と同様で、水槽に冷たい雨が大量に降り込むと、短時間で水温が変化する原因になり、メダカはストレスから、私たちの想像以上にダメージを受けてしまいます。
🌧️ 雨の降り込みによる影響
屋外飼育では、大量の雨が容器へ直接入り込むことで、pHと水温が短時間で変化し、メダカへ負担をかけることがあります。
① pHが急に変化する
雨水は一般に弱酸性のため、大量に降り込むと、飼育水が短時間で酸性側へ傾くことがあります。
② 水温が急に下がる
季節や天候によっては、雨水が飼育水よりかなり冷たいことがあります。大量に入り込むと、水温が一気に下がり、メダカが急な温度変化についていけなくなる場合があります。
⚠ pHと水温が同時に変化すると、メダカへの負担はさらに大きくなります。
雨のあとにくるくる回る、底で動かない、餌を食べないなどの異常が見られた場合は、飼育水の状態を確認し、急な全換水を避けながら慎重に対応してください。

メダカ水槽の水温管理はとても大切です。

上見(上から眺める飼育方法)が多いメダカは、このような浮かせるタイプの水温計があると便利です。
🌡️ 上見飼育なら、浮かべる水温計が便利です
屋外のメダカ容器やトロ舟では、底へ沈む水温計よりも、水面に浮かべたまま確認できるタイプのほうが、毎日の水温管理を続けやすくなります。
- 容器の上から水温を確認しやすい
- 水槽の底まで手を入れずに取り出せる
- 夏の高水温や、雨による急な水温低下に気づきやすい
店長メグのポイント
高価な機能よりも、毎日無理なく確認できることが大切です。屋外容器が複数ある場合は、容器ごとに水温計を入れておくと管理しやすくなります。
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メダカを健康に飼うためには、日々の温度管理が凄く大切です。


メダカのph・水温ショックと雨除け対策については、以下の記事にまとめています。
波板などを使って、雨が降る前に水槽に蓋をして、雨水が入らないように雨除け対策をすることが、メダカの健康を保つ上で大切なことです。

今では、このようなテラス屋根ができたので、よほど大雨でもなければ、雨除け対策は不要になりました。

それまでは”すだれ”などを使った雨除けを欠かしませんでした。



水換えや水合わせのあとに、メダカが急に泳ぎ回る、上下に暴れる、落ち着かない場合は、水温差やpH差、カルキ、急な水質変化などを確認する必要があります。
大雨のあとにメダカの動きが鈍くなる、泳ぎ方がおかしくなる、突然死が起きる場合は、雨水による水温・pH・水質の急変や、飼育水のあふれに注意が必要です。
他のメダカへの感染防止対策と隔離と水換えの必要性

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基本的に他のメダカへ病気が伝染することはないのですが・・・

病気の種類によっては、同じ水槽のほかのメダカへ感染が広がる可能性があります。また、原因が水温やpHの急変であれば、同じ水槽にいる全個体が影響を受けている可能性があります。

また、原因が水温やpHの急変であれば、同じ水槽にいる全個体が影響を受けている可能性があります。
雨の降り込みが原因の場合、実際に「くるくる回る」ように泳いだメダカだけでなく、同じ水槽にいた他のメダカ達も、phや水温変化のダメージで衰弱している可能性があります。
メダカの水温ショックは、人間が風邪ひいたのと似たようなものです。
ですから、メダカが水温ショックを受けると、体の抵抗力が下がり病気に感染しやすい状態だと言えます。
衰弱したメダカへの対応は、時間をかけて優しく1/5~1/10の水換えを繰り返し、心配な場合は追加で塩浴などを行い、早期にメダカの体力を回復させることが大切です。

水換えについては、以下の記事で詳しく解説しています。
メダカが突然まとめて死ぬのではなく、毎日少しずつ数が減っていく場合は、水質悪化、アンモニア、酸欠、水温差、病気などを順番に確認する必要があります。

メダカを隔離する際に発砲スチロールの水槽を準備しておくと、水温を安定させやすいので、治療効果の向上が見込まれます。

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メダカの健康回復のための水換えなのに、逆に水温やphショックでストレスを与えては意味がありません。
特にメダカの回復のための水換えは、点滴式の水換え容器などを使って、優しく足し水することをおすすめしています。
その他、「プロテクトX」などの粘膜保護剤を使用すると、メダカの体力を温存する効果が期待できます。

メダカの優しい水換えに、点滴式の水合わせ容器が最適です。
水合わせ容器については、以下に私のDIY記事のリンクを載せていますが、手作りが苦手な方は、市販の水合わせ道具の使用を検討してください。
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成魚で元気なメダカの水換えでは、点滴式の水合わせだけでなく、このようにチョロチョロ注水を使うこともあります。

新しい飼育水を少しずつ加えて、水温差やpH差による負担を減らしたい場合は、点滴式の水合わせ容器が便利です。身近な材料を使った作り方と使い方は、以下の記事をご確認ください。

これが、私も愛用の粘膜保護剤「プロテクトX」です。
🛡️ 水換えや隔離後の負担が気になるときに
メダカがくるくる回る、体をこする、ヒレを閉じるなどの異常が見られたあとは、原因を確認しながら、できるだけ刺激の少ない環境で休ませることが大切です。
プロテクトXは、メダカの体表粘膜を保護する目的で使用される水質調整剤です。カルキ抜き成分も含まれているため、水換え時や隔離容器の飼育水を準備するときにも使えます。
店長メグが使用を検討する場面
- 水換えや移動後の負担が気になるとき
- 体表やヒレに傷みが見られるとき
- 病気や水質ショックから回復させたいとき
- 隔離容器の水を準備するとき
⚠ 水質調整剤だけで病気が治るわけではありません。
くるくる回る原因が水質悪化、寄生虫、感染症などの場合は、隔離や部分換水、症状に合った対処も必要です。
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メダカの体力回復には塩浴(塩水浴)治療がおすすめ!

塩浴(えんよく)とは、治療用の荒塩で濃度が0.5%程度の塩水を作り、塩水の中でメダカを泳がせて、体力を回復させる治療法です。
使用する塩は、普通の塩でも大丈夫ですが、粒が細かい塩では水に直ぐに溶けてしまい、急激に塩分濃度が上がるため、かえってメダカに負担をかける恐れがあります。
もし、粒の細かい塩で塩浴(塩水浴)をする場合は、複数回に分けて塩を添加するなど、急激に塩分が濃くならないための工夫が必要です。
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(重要)市販の塩を選ぶ際は、アミノ酸などの添加物が入っていない、100%天然塩の製品を選んでください。

塩浴中の足し水や水換えの際に、大幅に塩分濃度が変化してメダカがダメージを受けないために、塩分濃度計を準備して、塩分濃度を計りながら足し水を行うと安心です。
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日々忙しいみなさまが、時間を掛けて塩分濃度を管理することは、とても手間暇がかかります。
コストはかかりますが、お忙しい方ほど治療専用の塩を活用する方が、お手軽で安心感が高いと思います。
メダカが弱っているときに塩浴を行う場合は、塩分濃度、期間、水温、餌切り、終了後の戻し方を正しく管理する必要があります。基本的なやり方と注意点は、以下の記事をご確認ください。
弱アルカリ性を維持する効果がある”牡蠣殻(かきがら)”の使用方法と注意点
酸性雨対策として、phを酸性からアルカリ性に戻す効果がある牡蠣殻の導入が有効です。
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”牡蠣殻”は、phが酸性に変化すると、貝殻の表面が酸に侵されてカルシウム分が溶けだすので、水をアルカリ性に保つ効果があります。

ビオトープや外飼いで、水槽の中に雨が降り込む可能性がある方は、phショックの予防に牡蠣殻の導入をおすすめします。
メダカの「phショック」と「アンモニア中毒」の対策について

ここからは、メダカのショック症状と、アンモニア中毒の詳細について、解説させていただきます。
メダカをストレスで衰弱させるphショックとは
※ph(ぺーハー・ピーエッチ)とは酸性・アルカリ性・中性を数字で表した指標です。
数字が7より小さいと酸性で、高いとアルカリ性を表します。(ph7が中性です。)

「phショック」とは、水合わせをしないでメダカを新しい水に入れたり、大量に水換をした場合に、メダカが急激なphの変化に耐えられず、ストレスを受けてしまうことを指します。
同じ飼育場の別の水槽への引っ越しであっても各水槽ごとにphは異なるので、選別網ですくってポイっのように乱暴にメダカを移動していると、メダカがphショックを受けて衰弱する原因になります。
例え、僅かの移動であってもph変化には注意が必要です。

メダカを網ですくって、隣の水槽へ”ポイっ!”ていうのは厳禁ですよ!

先程も書きましたが、メダカの移動や、水換えの際は、点滴式の水合わせ容器を使って、しっかり水合わせをしてあげてください。
phは飼育に使用している水が水道水か、井戸水か、湧き水かでも差が出ます。
また、水道水であってもお住まいの地域ごとに僅かですが差があります。

基本的に水道水のphは7.3くらいの弱アルカリ性が一般的です。
しかし、水が汚れたり、雨が降り込んだり、グリーンウォーターに変化するなど様々な要因でphは変化します。


飼育水がグリーンウォーターに変化するだけで、phはアルカリ性に変化します。

同じように並べている水槽でも、メダカの糞などで水が汚れると、硝酸塩や亜硝酸などの影響でphは酸性に傾きます。
また、飼育水がグリーンウォーターに変化したり、牡蠣殻などが添加されていると、phはアルカリ性へ変化します。
また、雨が降り込むと、雨水の中の酸の影響で、水質は酸性に変化します。
その他、phは水槽の底にソイルや赤玉土を敷くと酸性、砂利を敷くとアルカリ性に変化します。
ですから、似たような場所にある飼育水槽であっても、各水槽ごとにphは異なっていますので油断しないようにしてください。

グリーンウォーターの濃さだけでも、phは違ってきますからね!
そのため、ご自身の飼育場での移動であっても、水槽ごとにphが異なるものとご理解いただき、油断することなく慎重な水合わせをおすすめします。

以下の記事に、基本的なphの知識をまとめています。
実は、初心者の頃は上級技術とphを軽視していたのですが、今ではその事をすごく後悔しいます。
phをちゃんと意識していれば、どれだけのメダカを守れたのでしょうか?
phの維持は魚の体調管理にとても重要ですからご注意ください。
メダカに適したpHの目安や、急なpH変化で起こりやすい不調、安全に水質を調整する方法は、以下の記事をご確認ください。

phは、以下のような用品で確認ができます。
機械式のph測定器の方が、繰り返し使えてコスパが良いのですが、使用しているうちに値の精度が狂うので、定期的な基準値の調整が必要です。
私は、定期的な購入の必要があっても、値が狂ってしまうリスクがないので、ph検査は液体の検査薬を愛用しています。
その他、いわゆるリトマス試験紙タイプの用品もありますが、色変化が鮮明でなく、細かな値を判断するのが難しいので、メダカの飼育にはおすすめしません。
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メダカの死因にもなる危険なアンモニア中毒の特徴


夏の暑い時期は、アンモニア中毒が発生しやすいです。

特に「夕方見たら突然死していた」みたいな経験がある方は、必ず以下の内容をご確認ください。
アンモニアはメダカに限らず、観賞魚に強い毒性を示します。
餌の食べ残しや、メダカの糞、死んでしまったメダカや植物プランクトンなどの死骸が、バクテリアに分解されると、アンモニアが発生します。
アンモニアは、最終的にバクテリアによって、硝酸塩など毒性が低い物質に分解されるのですが、水換えをしたばかりに水にはバクテリアが少ないので、分解が追いつかずにアンモニアが溜まってしまうことがあります。
アンモニアの中毒を防ぐためには、アンモニアの材料になる不要な有機物を増やさないように、適切な餌の量を守り、こまめな掃除を心掛けることが大切です。

メダカなど観賞魚飼育で、最も怖いのがアンモニアです。
アンモニアの害については、以下の記事で詳細にまとめていますので、興味がある方はご確認ください。
元気だったメダカが急に死んでしまった場合は、水温やpHの急変、酸欠、アンモニア、農薬や薬剤の混入などを早めに確認する必要があります。

水槽の底に大量の餌が残ってしまうと、餌が腐ってアンモニアが増加します。
「ちょっとくらい餌が残っても大丈夫」と油断していると、すごく危険なのでご注意ください。
餌の危険性や、適切な餌の管理については、以下の記事をご参照ください。
メダカに餌を与えすぎると、食べ残しやフンが増え、水質悪化、酸欠、病気、さらに餌を食べないという悪循環につながることがあります。
有害な「アンモニア」は、水中に存在する「硝化バクテリア」によって、より毒性が低い硝酸塩などに分解されていきます。
しかし、新しい飼育水にはバクテリアが定着していないため、アンモニアの分解が進まず、水中にアンモニアが蓄積されていきます。
そのため、新しく水を張ったばかりの水槽や、水換えをしたばかりの水槽は、アンモニアが蓄積されている可能性が高いので注意が必要です。

だから、水槽を立上げた当初は、まめな水換えが必要なんですよ。
対策としては、市販のバクテリア剤の使用や、調子が良い他の水槽の水をバクテリアの種水として添加するなどの方法があります。

正直いって、経験を積んだ今でも、水換えと水換えタイミングの判断は慎重にやっています。
「アンモニア中毒」を警戒して頻繁に水換えを行うと、飼育水に増えたバクテリアを減らしてしまう結果になり、多すぎる水換えがアンモニア中毒の原因になる場合があります。
だからといって、水換えに慎重になり過ぎると、アンモニアの排出が追い付かず、アンモニア中毒でメダカに致命的なダメージを与えてしまう場合があります。
このあたりが、水換えのジレンマと言えます。

適切に濾過に必用なバクテリアを増やすための環境整備について

上に、水換えのジレンマを書きましたが、正直言ってバクテリアの増減に悩むくらいなら、水換えの都度しっかりバクテリア剤を添加する方が安心です。
私は、管理する水槽が多いので、一か月で「GEXサイクル500ml」を4本使用しますが、一般のご家庭でしたら1本でも数か月はご使用いただけると思います。

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以下の「ベストバイオ」に含まれる濾過バクテリアは、水を張って1週間もすると自然に増えるので、それほど重要ではありません。
しかし、水換え初期などに水が白濁りした時や、水槽の汚れがひどい時には、ベストバイオを添加すると、早めの改善が期待できます。
予算的に余裕がある方は、「ベストバイオ」まで準備しておくと、より安心です。
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環境によってアンモニアの毒性が変化する要素


アンモニアって、無毒なアンモニウムイオン(NH4+)と有毒なアンモニア(NH3)をウロウロと変異してるんです。
🧪 アンモニアの毒性は、水温とpHによって変化します
メダカ水槽内にあるアンモニアの総量が同じでも、水温やpHによって毒性は常に変化しています。
水中のアンモニアは、主に毒性の低いアンモニウムイオン(NH4+)と、毒性の強い非イオン化アンモニア(NH3)の状態で存在しています。
NH4+ ⇄ NH3
水温やpHが上がるほど、毒性の強いNH3の割合が増えやすくなります。
特に注意したい状況
- 夏場に水温が急上昇したとき
- グリーンウォーター化が進み、昼間のpHが上昇したとき
- 牡蠣殻などを追加し、飼育水がアルカリ性側へ傾いたとき
- 餌の食べ残しや死骸、過密飼育によってアンモニアが蓄積しているとき
これらの条件が重なると、毒性の低いNH4+に偏っていた水槽でも、毒性の強いNH3の割合が増え、メダカが急に弱ったり、激しく泳いだり、全滅につながったりすることがあります。
⚠ 夏場は「アンモニアの量」だけでなく、水温とpHにも注意してください。
急な高水温やpH上昇が起きたときは、餌の量、過密状態、食べ残し、水のにおい、メダカの呼吸や泳ぎ方を確認し、必要に応じて少量ずつ部分換水を行います。
アンモニアが発生する原因や、NH4+とNH3の違い、具体的な予防方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

私の夏の暑さ対策の様子です。


夏の暑い日に不幸にもメダカが全滅したからと言って、簡単に水温が上がって茹で上がったのかもとは判断しないでください。

私の経験では、水温上昇によるアンモニア中毒が原因であることが多いです。
🌡️ 暑い日の一水槽全滅は、アンモニア中毒も疑います
暑い日に一つの水槽だけメダカが全滅し、ほかの水槽では元気に泳いでいる場合は、単純な高水温による茹で上がりだけでなく、その水槽でアンモニア中毒が起きた可能性も考えます。
まず確認したいポイント
- ほかの水槽でもアンモニアが蓄積していないか
- 餌の食べ残しや死骸が残っていないか
- 過密飼育になっていないか
- 水温とpHが急に上昇していないか
- ろ過や水換えの間隔が空いていないか
一つの水槽で異常が起きたときは、その容器だけの問題と考えず、必ずほかのメダカ水槽のアンモニア濃度も再点検してください。
アンモニア中毒を未然に防ぐためには、日頃から水のにおい、濁り、餌の残り方、メダカの泳ぎ方を観察し、定期的にアンモニア濃度を把握することが大切です。
店長メグのおすすめ
長年の飼育経験から水の変化に気づけることもありますが、見た目やにおいだけでは正確に判断できない場合があります。私は、確実に状態を確認するために、検査薬を使ったアンモニア測定をおすすめしています。
⚠ 全滅が起きてからではなく、元気に見えるうちに測ることが大切です。
特に夏場、過密飼育、水換え間隔が空いたとき、餌を多く与えたときは、早めにアンモニア濃度を確認してください。

経験だけでは、アンモニアが出てそうなことは分かっても、正確な危険度までは確認できません。

確かにアンモニアの危険度の判断に、経験や勘も重要ですが、過信し過ぎないことが大切です。

アンモニア検査薬を使用すると、初心者でも確実に飼育水の汚れ具合を確認できます。
加えて、水換えの都度バクテリア剤を添加してあげて、定期的に濾過に必用なバクテリアを補うと、水質の安定感がグッと向上します。
「専門的な薬剤は初心者には必要ない!」ではなく、「初心者だからこそ必要!」とお考えいただき、経験が少ない方ほどアンモニア検出薬の活用をおすすめいたします。
🧪 アンモニア濃度は、検査薬で確認すると安心です
アンモニアは、見た目やにおいだけでは正確に判断できないことがあります。特に夏場や過密飼育、水換え間隔が空いたときは、検査薬を使って数値で確認すると、異変の早期発見につながります。
この検査薬が向いている方
- 一つの水槽だけ突然調子を崩した
- 夏場の高水温時に全滅を経験した
- 過密飼育や餌の与えすぎが気になる
- グリーンウォーターやpH上昇時の状態を確認したい
- 感覚ではなく、数値で水質を管理したい
店長メグのポイント
異常が起きた水槽だけでなく、元気に見えるほかの水槽も同時に測ると、全体の状態を比べやすくなります。結果は、水温やpH、餌の量、飼育数と合わせて判断してください。

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一般的にアンモニアを分解する濾過バクテリアは、好気性バクテリアに分類され、好気性バクテリアは酸素がある状況下で活発に繁殖します。

好気性って酸素が好きってことだよ!
好気性バクテリアの場合は、住処となる濾材の近くに、優しくエアレーションを掛けたり、濾材を酸素の通りがよくなるように間隔をあけて配置すると、バクテリアの増殖を促進する効果があります。

基本的に、メダカにとって悪いバクテリアは嫌気性と言って酸素を嫌います。
ですから、水の通りが悪いと、酸素が減って悪いバクテリアが増えるので、悪いバクテリアの対策の意味でも、エアレーションや水槽内の水の通りを気にすることは大切です。
加えて、アンモニアを分解するバクテリアは、弱アルカリ性と28℃~30℃の水温が活発に増殖する条件と言われています。
ですから、ヒーター加温や牡蠣殻の導入も、バクテリアを増やす方法として有効です。

!?
それって有害なアンモニア(NH3)が増える条件と同じだよね。
実は、バクテリアが増殖しやすい環境と、アンモニアが有害化しやすい環境は同じです。
ですから、どんな時も油断は禁物ですのでご注意ください。
水槽にバクテリアが増えるまでの流れと過程について
🦠 ろ過バクテリアが増えるまでには時間がかかります
ろ過バクテリアは、1日にバクテリア総量の約2%程度のペースでしか増殖できないと言われています。
そのため、水槽へ水を張ってろ過装置を動かし始めても、すぐに十分な量のバクテリアが定着するわけではありません。
水槽の立ち上げに必要とされる目安
最低限必要なろ過バクテリアが増えるまでには、水を張ってから約1か月、生き物を入れずに、ろ過装置だけを動かしておく必要があると言われています。
⚠ 水を張ってすぐの水槽は、見た目がきれいでも安定した水槽とは限りません。
ろ過バクテリアが十分に増えていない状態でメダカを多く入れると、アンモニアや亜硝酸が処理しきれず、水質悪化を起こすことがあります。
※水槽の空回しとは、水槽に魚を入れずに、酸素と濾過フィルターだけを稼働している状態です。
できれば、水槽を設置してから1か月は水槽を空回しして、それからメダカを入れる方が、バクテリアが増えて水質が安定するので安心です。
どうしても一定期間の空回しが難しい場合は、最初の1か月間はメダカの様子を観察しながら、3日に1回1/10~1/3程度の水換えを行って、増え過ぎたアンモニアを捨てるようにしてください。
参考ですが、私はメダカを水槽に入れて最初の1か月間は、ほぼ毎日水換えをしています。

水槽にメダカを入れたばかりの頃に一番安心なアンモニア対策は、バクテリア剤の添加です。

バクテリア剤を使わずに、調子のよい水槽の水を、バクテリアの種として使用する方法もあり、これを「種水」と言います
🦠 調子のよい水槽から「種」を移す方法
市販のバクテリア剤を使わず、すでに安定している水槽の水やろ材を、新しい水槽の立ち上げに利用する方法があります。一般に、安定した水槽から移す水は「種水」と呼ばれます。
種水を加えることで、成熟した水槽内に存在する微生物や有機物の一部を新しい水槽へ移し、何も入っていない状態から立ち上げるよりも、水槽環境を作るきっかけにできます。
種水として使う水槽の条件
- メダカが元気に泳いでいる
- 長期間、水質が安定している
- 病気や寄生虫が発生していない
- アンモニアや亜硝酸による異常がない
- 薬浴や塩浴を行っていない
- 腐敗臭や強い濁りがない
より確実にバクテリアを移すには
ろ過に関わるバクテリアの多くは、水中を漂っているだけではなく、ろ材、底床、スポンジ、水草、容器の壁面などの表面に付着しています。そのため、水だけを移すよりも、調子のよい水槽で使用しているろ材やスポンジの一部を新しい水槽へ移すほうが、バクテリアの種を移しやすくなります。
種水を使う基本的な流れ
- 病気のない、調子のよい水槽を選ぶ
- 水換えの際に取り出した飼育水を清潔な容器へ取る
- 新しい水槽へ種水の一部を加える
- 可能であれば、使用済みのろ材やスポンジの一部も移す
- ろ過装置やエアレーションを動かし、水を循環させる
- アンモニアと亜硝酸を確認しながら、少数のメダカから飼育を始める
⚠ 種水を入れただけで、水槽がすぐ完成するわけではありません。
新しい水槽では、バクテリアがろ材や底床へ定着し、メダカの排せつ物から発生するアンモニアを十分に処理できるようになるまで時間が必要です。最初から多くのメダカを入れず、アンモニアや亜硝酸を確認しながら慎重に立ち上げてください。
🚫 病気が出た水槽の水やろ材は使用しないでください。
種水や使用済みろ材には、役立つ微生物だけでなく、病原菌、寄生虫、害虫、藻類などが一緒に持ち込まれる可能性があります。見た目だけで判断せず、長期間安定している水槽から採取することが大切です。
店長メグは、種水だけに頼るのではなく、安定した水槽のろ材を少量移し、水質検査を続けながら立ち上げる方法をおすすめします。

1/2以上の急激な水換えを行うくらいなら、新しい水槽を作って丁寧に水合わせをしながら引っ越しする方が、メダカにとってショックが少なくて安心な場合もあります。
🚚 大きな水換えより「水槽ごと引っ越す」ほうが安全な場合があります
急にメダカの調子が落ちたとき、何度も少量ずつ水換えを繰り返すよりも、新しい水槽を用意し、丁寧に水合わせをしながら引っ越しさせるほうが、メダカへの負担を抑えられる場合があります。
店長メグが引っ越しを検討する目安
- 水槽の半分以上を急に換えなければならない状態
- 何度水換えしても、においや濁りが戻る
- アンモニア中毒や水質ショックが疑われる
- 底床やろ材に汚れがたまり、容器全体の立て直しが必要
- 同じ水槽で複数のメダカに異常が出ている
一度に大量の水を交換すると、水温・pH・硬度などが急に変化し、弱っているメダカへさらにショックを与えることがあります。そのため、大きな水換えが必要なほど環境が崩れている場合は、新しい容器へ移す方法も選択肢になります。
引っ越しの基本手順
- 新しい容器へカルキを抜いた水を用意する
- 元の水槽とできるだけ水温を合わせる
- 新しい水を少しずつ混ぜながら、時間をかけて水合わせする
- メダカの呼吸や泳ぎ方を確認しながら移動する
- 移動後は餌を控えめにし、しばらく静かに休ませる
⚠ 新しい水槽へ移す場合も、水合わせは省略しないでください。
水がきれいでも、水温やpHが大きく違えば、それ自体が新たなショックになります。弱っているメダカほど、時間をかけて慎重に移してください。
店長メグの経験から
急に調子を崩した水槽では、何度もジャブジャブ水換えを続けるより、環境を一度リセットし、新しい水槽へ丁寧に引っ越したほうが落ち着くことがあります。これは、状況に応じて使い分けたい大切な飼育テクニックです。
メダカが「くるくる回る」と激しく回転するのは白点病や尾ぐされ病の初期症状の可能性

メダカが急に「くるくる回る」時は、白点病や尾ぐされ病の不快感からの反応かもしれません!
🌀 メダカが激しく回転するときは、病気の初期症状も確認します
メダカが急にくるくる回る、ドリルのように激しく回転する場合は、水質や水温の急変だけでなく、体表の異常や病気による強い不快感が関係している可能性もあります。
病気を疑うときに確認したい症状
- 体やヒレに白い点が付いている
- 尾びれやヒレの先が白く濁る、裂ける、溶けたように見える
- 体を容器の壁や底へこすり付ける
- ヒレを閉じたまま泳いでいる
- 呼吸が速い、餌を食べない
- 回転したあとに沈む、横向きになる
白点病や尾ぐされ病では、必ず回転行動が出るわけではありません。ただし、体表やヒレに強い違和感があると、メダカが暴れるように泳いだり、体をこすり付けたりすることがあります。
⚠ 見つけた直後に行うこと
- 症状のあるメダカを、飼育水を入れた別容器へ隔離する
- 水温とpHを確認し、急な変化がなかったか調べる
- 同じ水槽のほかのメダカにも、白点やヒレの異常がないか確認する
- 餌の食べ残し、濁り、においなど、水質悪化の兆候を調べる
- 急な全換水を避け、必要に応じて少量ずつ部分換水する
原因が水質ショックの場合は、同じ水槽のメダカにも影響が出ている可能性があります。症状のある一匹だけでなく、水槽全体の状態も必ず確認してください。
店長メグのポイント
塩浴は、弱ったメダカを休ませる方法の一つですが、すべての回転症状に有効とは限りません。まず水質・水温・体表・ヒレの状態を確認し、原因に合わせて対処することが大切です。

メダカの病気の詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。
メダカの体表が白くなる、口やヒレが傷む、綿のようなものが付着する場合は、病気ごとに症状と対処法が異なります。詳しくは、以下の記事をご確認ください。
❓ よくある質問(FAQ)
Q. メダカがくるくる回るのは病気ですか?
A. 病気の場合もありますが、水質悪化・アンモニア中毒・急激な水温変化・酸欠などでも同じような症状が現れることがあります。
Q. ドリルのように回転して泳ぐ場合は助かりますか?
A. 原因によりますが、早い段階で水質改善や水換えを行うことで回復するケースもあります。放置すると悪化することが多いため早めの対応がおすすめです。
Q. 水換えをした方が良いですか?
A. 水質悪化が疑われる場合は、1/3程度の部分換水を水合わせを行いながら実施してください。急激な水質変化は避けましょう。
Q. 高水温でもくるくる泳ぐことがありますか?
A. はい。夏場は酸欠や高水温によるストレスで異常行動が見られることがあります。日除けやエアレーションなどの暑さ対策も重要です。
Q. 異常行動のあとに一匹ずつ死んでしまいます。
A. アンモニア中毒や水質悪化が進行している可能性があります。すぐに飼育環境を確認し、部分換水や水質検査を行いましょう。
✅ この記事のまとめ
最後に、重要なポイントを振り返ります。
- ○ メダカがくるくる回る・ドリルのように泳ぐ症状は異常のサインです。
- ○ 病気だけでなく、水質悪化・アンモニア中毒・酸欠・高水温なども原因になります。
- ○ 水質が疑われる場合は、水合わせをしながら部分換水を行いましょう。
- ○ 水温や酸欠対策を含め、飼育環境全体を見直すことが大切です。
- ○ 早期対応できれば回復する可能性もあるため、毎日の観察を習慣にしましょう。
異常行動が見られた時は、「病気だ」と決めつける前に、水質・水温・酸欠など飼育環境を確認してあげてください。私自身も環境改善だけで元気を取り戻したメダカを何度も見てきました。早めの対応が何より大切です。

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最後に
メダカが変わった動きをした場合は、殆どが病気の兆候や初期症状と考えて間違いないと思います。
メダカにとっての水は、人間にとって空気と同じです。
急に寒くなったり熱くなったり、長期的に汚れていては、メダカが健康を害して調子を落とすのも想像できますよね?
そんな時、人間だったら急いで窓をあけて換気しますが、メダカ達は自分で水換えをできません。
大事なメダカ達の健康のためですから、可能な限り早期発見・早期治療を心掛けて末長く可愛がってあげてください。
この記事が、みなさまのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

🔍 メダカの泳ぎ方・症状から原因を探す
メダカの異常な泳ぎ方は、症状によって考えられる原因が異なります。現在の様子に近い項目から、詳しい原因と対処法を確認してください。
🌀 急に激しく泳ぎ回る・上下に暴れる
水換え、塩浴、薬浴のあとに落ち着かなくなった場合は、水質や環境の急変を確認します。
📐 体が傾く・斜めになって泳ぐ
姿勢をまっすぐ保てない、横向きになる、沈むなどの症状がある場合はこちらを確認します。
🫧 水面に集まり、口をパクパクする
複数のメダカが水面付近から離れない場合は、酸欠や水質悪化の可能性も確認します。
⚠️ 泳ぎ方以外にも、弱っているサインがある
餌を食べない、底で動かない、ヒレを閉じるなど、複数の変化が重なっている場合はこちらを確認します。
🚨 異常行動のあとに、一匹ずつ死んでいく
毎日少しずつ数が減る場合は、個体だけでなく、容器全体の水質や飼育環境を確認する必要があります。
🐟 「いつもと違う泳ぎ方」は、メダカが出している大切なサインです
🩺 メダカの主な病気と症状一覧
メダカがくるくる回る、体をこすり付ける、ヒレを閉じるなどの異常が見られた場合は、体表・ヒレ・エラ・泳ぎ方を確認します。症状が似ていても原因が異なるため、以下の表を目安に状態を見分けてください。
| 病気・症状 | 見た目や行動 | 考えられる原因 | 最初に行うこと |
|---|---|---|---|
| 白点病 | 体やヒレに白い粒が付く。体を壁や底へこすり付けることがある。 | 寄生虫の感染。水温低下や環境変化をきっかけに発症しやすい。 | 隔離し、水温・水質を確認する。ほかの個体にも白点がないか観察する。 |
| 尾ぐされ病 | ヒレの先が白く濁る、裂ける、短くなる、溶けたように見える。 | 細菌感染、水質悪化、傷、過密飼育など。 | 隔離し、汚れや食べ残しを確認する。急な全換水を避けて水質を整える。 |
| 水カビ病 | 体や傷口、卵に白い綿のようなものが付く。 | 傷や衰弱した部分へ水カビが付着する。 | 隔離し、傷の有無と水質を確認する。死卵や腐敗物は取り除く。 |
| 松かさ病 | 腹部が膨らみ、うろこが逆立って松ぼっくりのように見える。 | 内臓障害や細菌感染など。進行すると回復が難しい。 | すぐに隔離し、餌を控え、体力と水質を確認する。 |
| エラ病・エラの異常 | 呼吸が速い、水面で口をパクパクする、片方のエラだけ開く。 | 酸欠、アンモニア、細菌、寄生虫など。 | エアレーションを確認し、アンモニア・水温・pHを測定する。 |
| 痩せ細り・痩せ病 | 餌を食べても痩せる、背中が細くなる、群れから離れる。 | 慢性的な体調不良、消化不良、寄生虫、餌不足など。 | 隔離し、食欲・便・泳ぎ方を観察する。餌の量と内容も確認する。 |
| 転覆・姿勢異常 | 横向き、逆さま、斜め、頭を下にした状態で泳ぐ。 | 衰弱、水質ショック、消化不良、内臓や浮力調整の異常など。 | 隔離して水温差を避け、餌を控えながら状態を観察する。 |
| くるくる回る・ドリル回転 | 同じ場所で回り続ける、体をねじるように激しく回転する。 | 水質や水温の急変、アンモニア中毒、寄生虫、病気、強い衰弱など。 | 隔離し、水温・pH・アンモニア・体表・ヒレを確認する。 |
⚠ 症状だけで病名を断定しないでください。
病気に見えても、水温差・pHショック・アンモニア中毒・酸欠など、飼育環境の急変が原因の場合があります。薬を使用する前に、まず水温と水質、同じ水槽のほかのメダカの様子を確認しましょう。
店長メグのポイント
病気を見分けるときは、泳ぎ方だけでなく、体表・ヒレ・エラ・食欲・呼吸を一緒に観察します。早い段階で隔離し、症状と水質の両方を確認することが、悪化を防ぐために大切です。