
皆さまは、キョーリンから発売されているプロテクトXをご存じですか?
私も数年までは、「高級なカルキ抜きでしょ!?」くらいにしか思っていなくて、興味も持っていませんでした。
ただ、本気でロングフィンのメダカをブリーディングするようになってからは、水カビ病や尾腐れ病に悩むようになり、悩んで悩んで試しに購入した「プロテクトX」が効果絶大過ぎて、今では手放せなくなっています。
今回は、私のお気に入りの、キョーリン「プロテクトX」のメリット・デメリットについて解説をさせていただきます。
皆さまは、キョーリンから発売されている粘膜保護剤「プロテクトX」をご存じですか?
キョーリンの「プロテクトX」は、カルキ抜き効果がある粘膜保護剤なんです。
私も最近までは、「プロテクトX」は高価なカルキ抜き剤程度にしか捉えておらず、興味を持つこともありませんでした。
でも。最近マリアージュなどロングフィンタイプのメダカを扱う機会が増え、メダカを選別網で掬った際にできるスレ傷から、水カビ病や尾腐れ病を発症することに困り果て、試しにプロテクトXを購入して使うようになりました。
実際に使用してみると、明らか泳ぎが元気になり、水カビなどにも感染しにくくなった実感があり、今はプロテクトXが手放せない存在です。

サムネイル用の写真に個人向け500mlのボトルの画像を載せていますが、下のボトルはナント3.78リットルのビッグサイズ!
こんなビッグサイズが販売されているなんて、まさにプロ仕様ですよね!

入れるだけでメダカ達が凄く元気になるので、ロングフィンのメダカの病気やポツポツ死でお困りの方は、必須のアイテムだと思います。
【STEP1】キョーリン『プロテクトX』とはどんな商品?

プロテクトXは、観賞魚の表面を保護する粘膜に近い高分子ポリマーを含む粘膜保護剤で、カルキ抜きや重金属の無害化の効果も持っています。
私は、メダカだけでなく、金魚やグッピーなど熱帯魚の飼育でも使っています。

以下は、キョーリンさんのホームページからの引用です
高分子ポリマーにより粘膜を保護
粘膜にダメージを受けた魚に使用した場合、斃死率が低下する結果が弊社研究所の調べで明らかになりました。
- 魚の粘膜に近い成分の高分子ポリマーが傷ついた魚の体表を保護します。
- 水道中の塩素を中和します。(29ml、500mlの性能となります。)
- 有害な重金属を無害化します。
- 新しく魚を購入した際や、採取した魚など粘膜に傷がついた魚に効果的です。
引用元:https://www.kyorin-net.co.jp/wave/wa10.html

水カビ病や尾腐れ病は、水槽内のレイアウト(とがった石など)でこすれた傷や、選別網で掬ったときのスレ傷に、菌が取り付いて感染することが多いです。
その中でもロングフィンタイプの繊細なヒレが傷ついて発症する事故は多いので、傷ついた粘膜を保護するアイテムは必須だと言えます。
ロングフィンタイプのメダカのスレ傷は、油断すると命に関わることも多いので、傷ついたヒレ先を保護するプロテクトXの使用は、感染病防止の効果が高く、とても気に入って使用しています。
【STEP2】『プロテクトX』の使い方

水槽の立上げや換水時に指定量を添加するだけです。
具体的には、飼育水20ℓに「プロテクトX」5mlを添加してください。
【STEP3】『プロテクトX』唯一のデメリット

水面がトロっとなるのがデメリットです!
他の記事で書かせていただいていますが、私は魚の泳ぎとエアレーションの泡の走り方を見て、水の汚れ具合を判断しています。
「プロテクトX」は粘膜保護剤というだけあって、質感はトロっとた液体で、「プロテクトX」を飼育水に添加すると、僅かですが水もトロっとしてきます。
その状態が、汚れた水の表面に近い質感なので、泡の走り方で水の汚れを把握することが難しくなるのが、唯一のデメリットです。

私の水の汚れの見極め法にご興味がある方は以下の記事をご覧ください。
【STEP4】プロテクトXのコストパフォーマンスについて

先ほども書きました使用量ですが
水20リットルに「プロテクトX」5mlが添加の目安です
内容量が500mlあるので、一本でも飼育水換算で2,000リットル分使用ができます。
お店をやっている私でも一本買えば2カ月は使えているので、一般のご家庭でしたら、かなり長期間お使いいただけると思ます。

コスパも良くって効果絶大な「プロテクトX」
特に、ヒレ長メダカの病気にお悩みの方へおすすめです!