
優雅に、時に俊敏に泳ぎ回るメダカたちですが、その内心は意外にデリケートでストレスを感じやすいことはご存じですか?
みなさまはメダカもストレスを感じる事はご存じですか?
メダカも私たちと同様、急な環境の変化やそもそも環境が合わない場合にストレスを感じ、最悪の場合は体力が低下し病死する場合もあります。
今回はメダカをストレスなく育てるにはどうしたら良いのかについて解説をさせていただきます。
【STEP1】飼育容器周辺のストレス

意外かもしれませんが、メダカはこういったことにストレスを感じます。
気を付けてあげてください。
②周囲の音・水槽に接触したときの振動・人間などがのぞき込む影など
③水槽内でメダカを追いまわす
エアレーションの泡が弾ける音や振動
飼育水が綺麗なのにメダカが底に潜って動かない時は、エアレーションを怖がっている可能性が有ります。
そんな時は試しにエアを弱めてみてください。

メダカは思っている以上に臆病な生き物ですのでご注意ください。
さて【STEP2】からがストレスの本番です。
【STEP2】水質悪化や水質・水温の急変によるストレス

水質悪化がストレスになる事はご想像いただけると思います。
ただ、メダカにとって例え水が綺麗であっても水温・水質の急変は大きなストレスになるので注意が必要です。
ストレスを避けるために、以下の事柄をご確認ください。
②水合わせをせずに水槽を移動する
③水替えの注水をジャブジャブ行う
雨の降り込み
雨の成分は酸性雨と呼ばれるように酸性を示し、また空から降ってくるので水温も低いです。
その雨が大量に飼育水槽に降り込むと、飼育水は酸性に傾き水温も急激に低下します。
こうなるとメダカも大きなショックを受けてしまうので、雨には注意が必要です。

雨はDIYショップなどで波板を購入して対策してあげてください。

小さなことですが、どんな些細な水の移動も丁寧に水合わせをすることが大切です。
メダカのショック症状と優しい水替えについては以下の記事をご覧ください。

根本的な飼育水の維持管理や水替えについては以下の記事をご参照ください。
優しい水替え時の注水方法は?

メダカは水替え時の新しい水でも、いきなり水が変わると弱ってしまします。
そんな時は点滴注水が安心です。
【STEP3】過密飼育がもたらすストレス

人間が満員電車を嫌うようにメダカも過密飼育は嫌いです。
ですから可能な限り大きな容器を使って育ててあげてください。
ちなみに観賞魚全般に言えることですが、過密状態で飼育すると大きく育ちにくいのでご注意ください。
【STEP4】その他の要因

ごく当たり前の内容ですが、以下はストレスの原因になりますのでご注意ください。
②メダカ・他種問わず追い回してくる魚
③昆虫など外敵の存在