みなさま、今年もメダカ活を楽しんでいらっしゃいますか?
春は、メダカの産卵や稚魚の成長が楽しみな季節ですよね。
私も、何度メダカシーズンを迎えても、稚魚の成長が待ち遠しくて、それが楽しみでメダ活をやっているようなものかもしれません。
ところでみなさまは、メダカや稚魚の飼育でどのような水槽やタライをお使いですか?
メダカは、飼育する水槽の色や大きさ次第で、稚魚の成長速度や成魚の体の美しさが変化するんですよ。
今回は、メダカの成長に影響を与える、飼育水槽の大きさや色など、選び方のコツを解説させていただきます。
毎年春が訪れてメダカの産卵が始まると、思わずワクワクしてしまうのは私だけでしょうか?
気温が温かくなり、メダカが産卵を始めると、いよいよ新シーズンの幕開けのような気がして気が引き締まります。
なにより、綺麗なメダカを眺めるのも幸せですが、日々卵が孵化して、小さな針子が成長していく姿を観察するのも、メダカ飼育の醍醐味ですよね。
ところでみなさまは、メダカの成長過程の飼育水槽に、どのような水槽やタライをお使いでしょうか?
ご存じの方も多いと思いますが、メダカに限らず魚は、水槽の大きさだけで、その成長速度に大きな差が出ます。
今回は、私流の稚魚水槽の選び方について、解説をさせていただきます。
メダカの卵の孵化と孵化までの管理は製氷皿を使うと便利
私のメダカの卵の管理方法は、お味噌の空き容器に、メチレンブルー水を準備しておいて、まめに水換えをしながら、水カビ対策を行っています。
メダカの卵と言えども、稚魚や針子と同様に、水温と水の汚れの管理が大切です。
孵化したてのメダカの針子が見えますか?
卵が孵化したらNVボックス13のクリア水槽(透明水槽)へ稚魚を引っ越す
本当は、最初からいきなり大型水槽で稚魚を飼育した方が、メダカの成長も速くなります。
でも、飼育水槽が大き過ぎると、針子の生存数の確認がしにくいし、スペースにも限りがあるので、メダカが針子のうちは、コンパクトなNVボックス13を使って飼育する方が安心です。
小型水槽のNVボックスには黒もありますが、針子を黒い水槽で飼育すると、姿が全く見えないので、私は透明水槽の使用をおすすめしています。
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私は、メダカの針子の生存率と飼育密度の管理のために、針子なら約30匹(NVボックス13の場合/水量約11リットル)を1セットにして飼育するようにしています。
針子の移動は、そのままネットですくうと危険なので、スポイトやレンゲなどで水ごと移動するようにして、定期的に数を調整しています。
特に、品種改良などで累代しているメダカの針子は、最初の2週間ブラインシュリンプを与えながら、室内で過保護に育てています。
特に選別交配をしていないメダカの卵は、いろんな種類の卵と混ざったとしても大きな問題にならないので、屋外にバケツを並べて飼育数の管理をしながら育てています。
屋外に放置しただけのバケツでも、メダカの針子は太陽をサンサンと浴びて元気に育つんですよ。
計画的に増やしている最中のメダカだけでなく、選別漏れの中から自然に産卵して増えたメダカも大切な命ですから、大事に育ててお求めやすい価格で販売したり、学校などに寄付するボラティア活動に使っています。
メダカが小さいうちは、外敵の侵入防止のために、バケツの上に網をかけておくと安心です。
写真の網は、Daisoの金属の枠に防風ネットを固定したものですが、ネットを輪ゴムでバケツに固定するだけでも大丈夫です。
水槽の色に、白や青、透明(クリア)がある理由は、体外光やラメを増やすための使い分けです。
飼育水槽の色の使い分けに興味がある方は以下の記事をご参照ください。
水槽の色の選び方ひとつで、メダカの美しさに差が出ます!
メダカの稚魚の体長が5㎜を超えてきたらキングタブ角型の36Lへ引っ越す
孵化後2週間が経過して、メダカの稚魚の体長が5㎜を超えてきたら、中型のキングタブ角型36Lへ引っ越すようにしています。
このキングタブ角型36Lはオーバーフロー(漏水)対策をしているので、この状態での水量が32~33Lです。
先程も書きましたが、私のメダカの飼い方の目安は、1水槽あたり約30匹飼育が原則なので、36Lのキングタブで飼育水量を換算すると、稚魚1匹あたり1L以上の水量を確保できている計算になります。
稚魚を速く大きくしたい場合は、最低でもこれくらいの水量を確保してください。
大型水槽でメダカを飼育する方が水質が悪くなるのも防げるので、過密を防ぐ効果と合わせて一石二鳥です!
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稚魚の体長が7㎜~1㎝を超えてきたら大型水槽のプラ舟60Lへ引っ越す
ある程度メダカが大きく育って、ふっくらとしてきたら、60リットルのプラ舟に引っ越しています。
水量60リットルのプラ舟で、1容器に30匹飼育だと、計算上1匹あたりの水量は2リットル弱。
ここまで余裕があると、成長スピードがグンと速くなります!
ベランダ飼育などで場所がない方でも、私みたいにスチールラックにプラ舟を差し込んで使うと、たたみ半畳くらいのスペースでも、簡単に2段~3段とプラ舟を設置できます。
下の写真はスチールラックにプラ舟を差し込んで、3つの水槽を湯煎方式で加温している写真です。
こんな感じで、狭い場所でも道具をうまく活用すると、様々なことができます。
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特別にラメや体外光を狙うメダカは白い水槽で飼育すると良い効果が得られる
私は白い水槽だけでなく、メダカの飼い方や目的・用途に応じて水槽の色を使い分けています。
先ほど水槽の色の使い分けに関する記事のリンクをのせましたが、メダカのラメや体外光を伸ばすためには、白い水槽を使う飼い方が一番効果的です。
ですから、素質がありそうな稚魚を見かけたら、個別にピックアップして、白い水槽で育ててみるのも良いと思います。
参考ですが、写真の中で私が水槽に貼ってあるシールは、水槽の水換え日のメモです。
他の記事でも書いていますが、私はメダカの泳ぎを見ながら、メダカの調子を判断していて、もし泳ぎをみて調子が悪そうであれば、元気になるまで毎日でも水換えをしています。
でも、泳ぎだけで判断しがちになると、調子が良すぎて水換えが漏れてしまう水槽が出てくるので、その備忘録のために、前回「いつ」「どれだけ」の水換えをしたのか記録するようにしています。
小さな水槽は、どんなに調子が良くても、週1回以上のペースで水換えするしてください。
私は平均すると2日に1回1/3の水換えをしています。
私は、メダカと針子の飼育で白い水槽にはDaisoのコンテナを使っていますが、このようなメダカ飼育専用の水槽もあります。
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メダカの水換えについては、以下の記事をご参照ください。
最後に
春も盛りで、今まさにメダカのベビーラッシュと思いましたので、私流の稚魚(針子)の飼い方と、水槽の大きさと色の選び方について書かせていただきました。
繰り返しになりますが、メダカに限らず魚は、水槽が広いほど成長速度が向上します。
私も数年前までは黒い13LのNVボックスのみでメダカを飼育していて、その頃は稚魚を大きく成長させるのに、とても時間がかかっていました。
今回の記事で書いているように、稚魚飼育に大型水槽を使うだけでも、成長速度がグンと速くなるのを実感できると思います。
もしメダカの成長速度が遅くて悩んでいらっしゃる方がいたら、ぜひチャレンジしてみてください。
この記事が、みなさまのお役に立てると幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。