メダカの水槽立ち上げって経験だけで十分なの!?/ろ過バクテリア種類とアンモニア/ろ材・定着期間・水温・測定キットの使用方など完全解説

店長メグ
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屋外で飼育で、ある日突然メダカが大量死をしているのを見つけてガーンってなったことはありませんか?

夏の暑い時期とか特に危険ですよね。

私も初心者の頃、朝は元気だったメダカ達が、午後からポツポツ死に出して状況がまるで理解できずに、頭が真っ白になったことが多々あります。

なんで急にこんなことが起きるのでしょうか?早期発見はできないのでしょうか?

今回はこういった事故の未然防止のために大切な、バクテリアを活用した生物ろ過の構築と水質の点検方法について解説して行きたいと思います。

ベテランのブリーダーさんであれば、水槽立上げ用にろ過バクテリアがたっぷりの種水を持っていたり、経験で水質の予測もできると思うので、私のような失敗はないのかもしれません。

私は職業としてメダカ販売店をやっていますが、それでも経験だけでは完璧な水質予測ができす、せっかく産まれた種親候補を死なせてしまった経験が多々あります。

お気に入りのメダカを失うショックに比べれば、少々費用が掛かっても確実に水槽を立ち上げて、しっかり水質を測定できる試薬の活用し、有効な対策をとる方が安心だと思います。

今回は、メダカを守るためのバクテリア剤やアンモニア試験薬の活用方法についてご説明させていただきます。

【STEP1】ろ過バクテリアについて

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みなさま、ご存じでしょうか?

ろ過バクテリアは1日に総量の2%程度しか増えません。

そのため換水量が多いと、バクテリアは順調には増加しないんです。

通常は、生体を導入するまでに1カ月程度、水槽を空回ししてろ過バクテリアを増やして行くのですが、メダカは繁殖力があるのであっと言う間に数が増えて、水槽の準備が間に合わないこともしばしばですよね。

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それに、急に他の方から良いメダカをいただくこともあります。

必要と思ったときにバクテリアの立ち上げが終わった、空の飼育水槽がなくて困ってしまうことも多くないですか?

そんな時に市販のバクテリア剤があるとホントに助かります。

アクアリウムに必要なバクテリアは大きく分けて2種類

①有機物分解菌

②硝化菌類

GEXさんの製品ですが、サムネイル画像の赤いボトルが有機物分解菌で、緑のボトルが硝化菌です。

有機物分解菌は水槽を立ち上げてから1~2週間で増殖してくれますが、硝化菌は十分に増殖するまで何倍もの時間がかかります。

十分に立ち上がっていない水槽にメダカを導入すると、糞や食べ残しを有機物分解菌がアンモニアに分解していきますが、まだ硝化菌が十分い増えていない段階だと水槽内にアンモニアが蓄積されてしまいます。

そして、アンモニアが飼育水中にドンドン溜まって、結果としてメダカがアンモニア中毒で死んでいきます。

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この状態がいわゆるポツポツ死の状態です。

対処法は、硝化菌が十分に増えるために必要な1カ月以上の期間、水槽の空回し(生き物がいない状態でろ過器のみ動かしている状態)を行う必要があります。

1~数カ月の間、十分に水槽を空回ししてバクテリアが増殖し状態を「水槽が立ち上がった」と呼びます。

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バクテリアが不足すると1日~2日で全滅する事故も起きやすくなります。

急な全滅については以下の記事に詳しくまとめています。

【STEP2】1カ月~3か月そんなに待てますか?

いきなり結論ですが、日々卵が孵化してメダカが増えるのに、そんなに何カ月も水槽の立ち上がりを待っていられますか?

確かに、ろバクテリアは色々な物に定着しているので、何もしなくて水槽中に増えていきます。

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時間さえ掛ければ、いつの間にかバクテリアが飼育水に溶け込んで、いつの間にか飼育水中にバクテリアが増える・・・。

それは事実ですが、そんなアバウトな状態に大切なメダカを任せても大丈夫ですか!?

私は、確実に水槽が立ち上げて安全にメダカを飼育していただくためにバクテリア剤とアンモニア検出薬の使用を強くおすすめしています。

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とは言っても、市販のバクテリア剤なら何でもいいわけではありません。

私は、以下の項目でバクテリア剤を判断しています。

①ろ過バクテリアは生き物ですので、ボトリングの年月日や使用期限について言及していない商品は避けたほうが良いと思います。

②有機物分解菌は硝化菌も捕食し分解するので、硝化菌と有機物分解菌を同じボトルに封入することはできません。

つまり、2種類のバクテリア剤を分けて提供していない商品は避けたほうが良いと思います。

プラ水槽中にバクテリアを注いだ時の動画です。

フワフワバクテリアらしきものが動くのが見えますか?

【STEP3】経験に頼る≠上級者、試薬を使う≠初心者

様々なご意見があると思います。

これは、あくまで私個人の意見で絶対ではありません。

一般的に「経験で解決=上級者」と思われがちですが、私は活用できる情報を駆使して最良の結果を残すことが上級者の証と考えています。

そして、必要な情報には経験だけでなく、検査薬から得られる測定結果も含まれると考えています。

もっと具体的に言うと、上下水道で水質をチェックする仕事をされているプロは、経験から色や臭いでおおよその水質は想像できるそうですが、最終的には必ず検査薬やデジタルメーター確認するそうです。

店長メグ
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水質のプロでも、検査薬やデジタルメーターを使用しているのに、私たち素人が経験だけで判断して本当に大丈夫でしょうか!?

と、思っているので可能な限り試薬やデジタルメーターを用いて水質をチェックしていますし、みなさまにも予算の許す範囲で、検査薬を使って水質を確認されることをお薦めします。

【STEP4】私が使っている試薬やバクテリア剤をご紹介します

写真は私が使用している道具です。

アンモニア検査には、試験紙タイプもありますが、検査薬は1パックで60回使用できますので、同価格帯の試験紙よりコスパがよく、それに試験紙より液体の検査薬の方が色の違いがハッキリしていて判断がしやすいです。

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検査薬やバクテリア剤を揃えるにはお金が必要です。

私も趣味の時代、用品購入はお小遣いで賄っていたので、勿体ないと思った経験も多く、初心者の方が購入に踏み切れない思いもよくわかります。

ただ、私はその結果、何十匹ものメダカや熱帯魚、ビーシュリンプを死なせてきたので、死なせたお魚に支払った金額を考えると、あの時バクテリア剤と検査薬を買うべきだったと後悔ばかりです。

有機物分解菌

硝化細菌

アンモニア検査試薬

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ベストバイオとサイクルについて以下の記事を併せてご覧ください。

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飼育が難しいと言われるレッドビーシュリンプの水槽立ち上げの記事です。

やや畑が違いますが、水槽立ち上げの基本的なやり方を実演しています。

最後に

私自身の話ですが、初心者の時期に「検査薬やバクテリア剤は初心者が使うもので、検査薬の使用は恥ずかしいことなんだ」と勝手に思い込んで使用を軽視していた時期がありました。

ただ、油断から大切な種親メダカや、せっかくお分けいただいたメダカを死なせてしまい後悔を繰り返す中で、徐々に検査薬を頼るようになりました。

ろ過バクテリアは、自分でしっかり増やしたつもりでも、夏場に足し水や換水が増えたり、雨が振り込んでオバーフローをさせると簡単に減少します。

結果、バクテリアの不足でアンモニアの分解が遅れて、メダカが死んでしまう結果につながります。

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いくら多くの経験があっても、大雨のあとバクテリアがどうなってるかなど、正確にはわかりません。

時間がたてばメダカの様子で判断できることもありますが、気が付いた時には半分手遅れみたいな事態も多いですよ。

そこが経験頼みの落とし穴だと思いますので、大切なメダカを守るためにアンモニア検査薬やバクテリア剤の使用をおすすめいたします。

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もっと詳しくバクテリア剤について知りたい方は以下をご覧ください。

>AquaShopメダカ屋SUNの観賞魚飼育図鑑

AquaShopメダカ屋SUNの観賞魚飼育図鑑

長崎県五島市でアクアショップを営む『aqua shop メダカ屋SUN』メダカを中心に繁殖と販売行っています。このサイトとは別途にビーシュリンプの専門サイトも運営/ビーシュリンプの専門サイトはコチラ⇒https://aqua.zakkaya-sun.shop/

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