
メダカの飼育において、一言でアンモニアが危険と言いますが、皆さまはアンモニアと聞くどのような害を想像されますか?
そう言うのも、私が飼育を始めたばかりの頃は、なんだかボヤとっ考えているだけで、その危険性までまるで考えていませんでした。
今考えると、すごく怖いことなので、今回はアンモニアの害について改めてまとめてみました。
皆さまはアンモニアの害と聞くとどのような害を思い浮かべられますか?
メダカが弱って死んでしまう。そのような感じでしょうか?
そう言うのも私自身が飼育を始めた頃もアンモニアの害について認識が薄かったからです。
そこで今回は、改めてアンモニアの害について解説をさせていただければと思います。
【STEP1】メダカに有毒なアンモニアとは何?
アンモニアとは化学式でNH3であらわされ、人間の糞尿にも含まれる成分です。
このアンモニア濃度が0.25mg/L以上になると魚にとっては危険で、長期間続くと弱って死んでしまいます。
これがアンモニアの直接的な害です。
【STEP2】アンモニアの毒性と特徴

アンモニアは基本的に無毒のアンモニウムイオン(NH4+)と有毒のアンモニアの(NH3)の間を変異しています。
そしてその変異の割合として、より高水温、よりアルカリ性に水質が変化するとアンモニアの比率が上がる特徴があります。
つまり、同じようにアンモニアの成分に汚染された水で魚を飼育していても、弱酸性では健康で弱アルカリ性では死んでしまう。
そんな減少すら起きるのです。
そして、その最たるものが夏場の高水温での突然死です。
あれは、水温上昇と酸欠説を否定はしませんが、私は殆どのケースでアンモニア中毒が原因だと思っています。
【STEP3】アンモニアの測定方法
アンモニアの測定は簡単で、市販のアンモニア測定薬を使用してください。
私が他の記事でもご紹介しているので馴染みがある方も多いのではないでしょうか?

勘やメダカの見た目で、無害なアンモニウムイオンは発見できません。
でも、その無害なアンモニウムイオンが変異した時に大量死が起きます。
絶対に感覚で判断することは避けた方が良いと思います。

【STEP4】アンモニア分解・除去方法
アンモニアの分解にはろ過バクテリアを活用する方法もあります。
でも、私は室内で10リットル程度の飼育容器で飼育される場合は2日~3日に1回の1/3~半分の換水が一番だと思います。
アンモニアを分解する硝化菌は水中にしか存在できないので、換水すると水と一緒に排出されて増えにくいです。
でも、10リットル程度の容器で水換えを減らすのはとても危険です。
ですから、私は特に室内の10リットル程度の容器については、アンモニアのバクテリアでの分解を考えず水換えで回すことをおすすめしています。
最後に
今回はアンモニアについて、短編の記事を書かせていただきましたがいかがだったでしょうか?
私は、熱帯魚用のような大型のろ過器を持たない小型水槽での飼育は基本的に水換えで対応する方が安心だと考えていますし、実際に実践して死なせることもほぼないです。
別にバクテリアに拘らなくても水が綺麗だったら大丈夫なんですよ!
この記事が皆さまのお役に立てると嬉しいです。
