メダカの冬越し準備はいつから?
カレンダーではなく、水温とメダカの動きで判断します。秋に餌食いが落ち始めたら準備を始め、水温10℃前後で底にじっとして餌を追わなくなったら餌切りの目安です。地域、日当たり、容器の水量で時期は変わります。
| 時期・状態 | 行うこと | 注意点 |
|---|---|---|
| 秋・餌食いが低下 | 水温計で朝と日中を確認し、餌を少しずつ減らす | 日付だけで急に餌を止めない |
| 水温10℃前後 | 餌を追わなければ餌切りし、最後の掃除・水換えを済ませる | 食べ残しを出さない |
| 冬・底で動かない | 刺激を減らし、エアレーションと水換えを見直す | 全量交換や強い水流を避ける |
| 稚魚 | 越冬前に1.5cm以上を目安に育てる | 小さい個体は別容器・室内管理も検討する |
| 春・泳ぎ始める | 水温と食欲を見ながら少量の餌から再開する | 暖かい1日だけで通常管理へ戻さない |
冬越しで優先すること:寒さそのものより急な水温・水質変化を避けます。大きめの容器、風雨を受けにくい置き場所、十分な水量を先に整えてください。
冬越し準備① 餌切りは水温と食欲で決める

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メダカは寒くなって水温が10℃以下に下がると餌を食べなくなるので、餌の食べ残しで水が汚れないように、秋口から冬の間は餌を与えません。

では、どんなサインを目安に餌やりを止めたら良いのでしょうか?
餌を止める目安は水温10℃前後

メダカの餌やりを止めるタイミングに、明確に水温が何度という定義はありません。
定義がないといっても、秋が深まり水温が10℃を下回るようになると、メダカたちは水槽の底でジッと動かなくなり、餌をあげても食べようとせず冬眠のように一日を過ごすようになります。
そういった兆候が現れたら、餌をあげても食べ残された餌で水槽の水を汚すだけなので、餌を食べようとしないメダカに、無理に餌やりをしないようにしてください。
水温10℃以下を目安にすると、殆どの地域の方は、餌を止めるタイミングが11月前後になると思います。
ただ、お住いの地域やその年の気候次第で水温に差が出ますので、11月にこだわらず、環境に応じて概ね平均水温が10℃を下回る頃を、餌切りの目安にすると失敗がないと思います。


冬支度で最初に用意するなら、水温計です。朝と日中の水温差が分かれば、餌を減らす時期や容器の置き場所を感覚だけで決めずに済みます。外飼い・ビオトープでは、浮かせておくタイプが見やすく便利です。
冬支度で一つだけ追加するなら、まず水温計です。朝と日中の差を見たい方は、浮かせる水温計が見やすいです

寒くなってメダカ水槽の水温が10℃に迫ってきたら、1日1日少しずつ餌の量を減らしていきながら、だんだんと冬眠に向けてメダカの体調を調整をしてあげると安心です。
10月~11月にかけての秋口は、肌寒い日ばかりでなく、時々暖かい日もあります。
もし、気温が上がりメダカが活発に活動するような日があれば、メダカの食い付きを見ながら少しだけ餌を与えても大丈夫です。

ただし、メダカの餌切り期間中に特別に餌を与える場合は、しっかりメダカの様子を観察しながら少量を与えてください。
①いきなりメダカをお腹いっぱいにさせてしまうと、メダカの消化機能がたくさんの餌に対応できず、メダカが消化不良を起こして死んでしまうリスクがあるから。
②暖かい季節のようにはメダカの活性が高くないので、メダカが餌を食べ残すリスクが高くなり、食べ残しが腐って水質を悪化させる原因になるから。

メダカの餌の食べ残しの怖さについては、以下の記事をご覧ください。
冬越し準備② 水換えは秋のうちに済ませる


冬に向けての餌切り工程が終わり、メダカが糞をしないようになれば、水槽の水も汚れにくくなります。

冬に向けて水換えを控え始めると、濾過に必要なバクテリアが増殖し始めます。

寒い時期は、水温が下がり水も傷みにくくなるので、メダカの餌切りが終わり1ケ月もすれば、殆ど水換えは不要になります。

私は、餌切りを始めた2~3日後に、今年最後の水換えをしたら、念のためにバクテリア剤を添加して、そこからは様子を見ながら春まで水換えを止めるようにしています。
①できるだけ穏やかな環境でメダカが冬眠できるように、水温やphなどの環境変化を抑えるため。
② ①を踏まえて、水槽内の水の浄化手段を水換えメインから、濾過バクテリアを活用した生物濾過へ完全移行させるため

濾過バクテリアを活用した水の浄化方法は、以下の記事をご参照ください。

水槽内にバクテリアが定着しやすいように、冬の間だけでも砂利などを水槽の底に敷くと安心です。

水槽に砂利などの底砂を敷くメリットについても、以下の記事をご覧ください。

先程も書きましたが、最後の水換えをしたタイミングで、市販のバクテリア剤などを添加してあげると、更にメダカの冬眠時の環境を向上できると思います。

バクテリアの濾過効果については、以下の記事でご確認いただけます。
冬越し準備③ 活動が止まったらエアレーションを見直す

濾過に必要なバクテリアは、エアレーションを掛けている方がよく増えますし、水も流れがありある程度循環する環境の方が傷みにくくなります。

でも、メダカの冬眠後もエアレーションをしていると、水面で弾ける泡の音や水流が、

メダカの冬眠の妨げになりますし、エアレーションには水温を下げるデメリットがあります。

ですから、メダカが寒くなって全く動かなくなったら、そっとエアレーションを止めてあげてください。

エアレーションをしない方が、メダカにとっては静かで過ごしやすい環境だと思います。


これは昨年の冬の写真ですが、割と暖かい五島市でも、年に数回はうっすら氷が張る日もあります。

参考ですが、大型水槽の中にある植木鉢には、濾材として砂利や日向ボラ土などを入れています。
容器の水量そのものを見直したい場合だけ、プラ舟を検討する順番で大丈夫です。

メダカ水槽の底砂濾材に関しては、以下の記事をご覧ください。
冬越し準備④ 大きめの容器と安定した置き場所を選ぶ


いくら冬の期間はメダカが冬眠をするといっても、あまりに寒すぎるとメダカが可哀そうなので、少しでも水温を高くする工夫をしてあげてください。

ただし、寒さよりも水温の変動の方がメダカのストレスになるので、1日のうちで水温変化が少ない場所を、水槽の置き場所に選ぶことも大切です。
①水槽に発泡スチロールなど断熱効果がある素材を使用する。
①できる限り水量が大きな飼育容器を使い温度変化を緩やかにする。
②水槽の置き場所は雨が入らず日当たりが良い場所を選ぶ
冬越し準備⑤ グリーンウォーターは濃さを管理する

基本的に、夏など気温が高い時期でないとグリーンウォーターは手に入りません。

でも、グリーンウォーターは、メダカの飼い方で最高の飼育水ですから、できる限りグリーンウォーターを活用したいですよね。

私は、あらかじめ暖かい時期にグリーンウォーターを作り、今年最後の水換えのタイミングで、水槽にグリーンウォーターを添加しています。

水槽の水がグリーンウォーターであれば、水も綺麗になるし、冬の途中でメダカが目覚めた時に、植物プランクトンがあるので餌に困らないですもんね!

とはいっても、春までに何度か水換えをすることもあるので、最終的には透明に戻ってしまうことも多いです。

冬越し準備⑥ 稲わら・柿の葉は安全を確認して使う

冬眠時のメダカ水槽には
①稲わら
②柿の葉
などを入れるとよいと言われています。
メダカ水槽に稲わらを入れる理由
稲わらや麦わらには、メダカの隠れ家になり寒さ対策になるほかに、納豆菌(濾過バクテリア・有機物分解菌)や納豆菌を餌にするゾウリムシなどの微生物を増やす効果があります。

つまり、稲わらや麦わらをメダカ水槽に入れておくと、バクテリアの力で水が綺麗になり、バクテリアが餌にもなるので、メダカの餓死を防ぐ効果が期待できます。

ただし、麦わらも無農薬のわらじゃないと、農薬がメダカに危険です!

わらを購入される場合は、このような製品もあります。
メダカの水槽に柿の葉やマジックリーフなどを入れる理由

ベタなどの観賞魚に使用する、マジックリーフやアーモンドリーフと呼ばれる葉をご存じですか?
ベタやビーシュリンプなどを飼育される方だったらご存じと思いますが、水槽の中の菌を殺菌する効果がある、マジックリーフ(モモタマナの枯葉という葉っぱがあります。
ベタ飼育ではマジックリーフを直接水槽に入れて水を殺菌しますが、日本の柿の葉にも殺菌効果があるタンニンが多く含まれているので、水槽に柿の葉を入れるとマジックリーフと同様の殺菌効果があるんです。
ですから、水換えを減らす冬の間は、水の殺菌とメダカの隠れ家を兼ねて、水槽やビオトープにマジックリーフか柿の葉を入れてあげると安心です。

このベタの下に沈んでいるのがマジックリーフで、マジックリーフを水槽に入れると水が茶色に濁ります。

熱帯魚の世界では、この茶色に濁った水の状態をブラックウォーターと呼んでいます。


水槽にマジックリーフを入れておくと、食べ残しの餌やメダカの死骸に、水カビが出にくい事を実感できると思います。

それがマジックリーフや柿の葉に含まれるタンニンの殺菌効果の証明です。

お近くで安全に柿の葉の入手が困難な方は、ここからマジックリーフが購入できます。

マジックリーフはベタ飼育で使われていて、そのほか効果は実証済みです。

メダカの飼育でも、是非ご活用ください。

柿の葉の絶大な効果については、以下の検証記事をご覧ください。
稚魚の冬越しは1.5cm以上を目安にする


私はメダカが可哀そうだから限界にチャレンジしたことはありません。

ですが、色々調べた結果、一般に餌切りのタイミングで1.5㎝を超えていないメダカの稚魚は、越冬が難しいと言われています。

ですから、私は1.5㎝の基準を満たさないメダカの稚魚は、安全な屋内で面倒を見るようにしています。
春先は水温と食欲を見てゆっくり再開する
暖かい春が訪れて、水槽の水温が10℃を超え始めると、メダカたちが少しずつ動き始めます。
暖かくなりメダカが動き始めたら、止めていた餌やりを再開しても大丈夫です。
ただ、メダカが動き出したからと言って、いきなりたくさんの餌をあげると、メダカの内臓の消化の準備ができていないため、メダカが消化不良で死んでしまうリスクがあります。
ですから、目覚めから最初の1週間は、控えめに餌やりをするよう心掛けてください。

餌が少な目の方が、餌の食べ残しで水質を悪化させるリスクも軽減できます。
最後に
ここまで、なかなか経験できないメダカの冬の準備から、春先の飼い方についてご説明してきましたが、いかがでしたか?
冬の冬眠の準備も、春先の目覚めの飼い方も、年間に何度も経験できることではないので、初心者の方が冬の飼い方に慣れないのも当然だと思います。
私も、メダカの冬の準備は不安と研究の繰り返しで、メダカ飼育し始めて数年は毎年メモで手順を振り返りながら、恐々と飼育をしてきました。
特に初心者の方は、何年間か不安な時期もあると思いますが、頑張って冬の飼い方をマスターしてください。
この記事が、みなさまのお役に立てると嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
