
メダカや金魚の飼育風景を見ていると、水槽の底に砂利や赤玉土を敷いている風景を見かけますよね?そして、逆に全く何も敷いていない人も見かけます。
この違いって何が理由なのでしょうか?結局何が正解なのって悩んでいる方はいませんか?
今回は水槽の底に砂利などを敷く理由と、敷くメリットデメリットを解説させていただきます。
皆さまは、メダカや金魚の水槽の底に、砂利や赤玉土を敷いていますか?。
水槽の底に砂利等を敷く方がいる一方で、全く敷かない方がいらっしゃるのはなぜなんでしょうか。
皆さまはこのような疑問で悩まれたことはありませんか?
私も飼育を始めたばかりの頃、敷いて良いのか、敷いたらだめなのか分からず、ネットで調べても微妙な回答ばかりで試行錯誤の日々を過ごしました。
小さなことですが、気になると本当に気になる水槽の砂利について、今回はしっかり解説をさせていただきます。
【STEP1】水槽の底に砂利を敷くメリット・デメリットと私の使い分けについて

敷く理由の基本は、砂利が濾過バクテリアの住処になる事なのですが、改めて砂利を敷くメリットとデメリットを書きます!
敷く派、敷かない派というよりは、メリットとデメリットを比較してケースバイケースで決めるのが一般的かなと思います。
①砂利を敷くメリット
・砂利がろ過バクテリア(有機物分解菌)の住処になり、ろ過バクテリアが増え、水の浄化効率アップが期待できる。
・水底に貯まったフンなどが隠れやすいので、見た目に水槽が綺麗に見える。
・水質をメダカが好きな弱アルカリ性に誘導できる(砂利の場合)。
※赤玉土など〇〇土の殆どは水質が弱酸性になります。

水質を弱アルカリ性にすることが目的だったら、牡蠣殻で十分代用できます。
②砂利を敷くデメリット
・せっかく黒容器で色揚がりを狙っているのに、水底が白っぽくなる。
・フンなどが隠れやすいので、掃除がしにくい。
・ろ過バクテリアが増えるとグリーンウォーターになりにくく、微生物が増えにくい。
・ヤゴなどの外敵が隠れやすく駆除が遅れる。

メリット・デメリットをざっと並べるとこんな感じです。
だから、私は屋外のトロ舟などの飼育は砂利なしで、室内で観賞用の水槽飼育は砂利ありで飼育しています。
屋外で砂利を使いたい場合は、小さな容器でに砂利を入れて沈めたりする方法も、メリット・デメリットの良いとこ取りで良いと思います。
メリット・デメリットを書かせていただきましたが、いかがお考えでしょうか?
私個人の考え方ですが、生体を屋外で飼育する魅力は、自然に繁殖したグリーンウォーターや微生物が魚の餌になり、成長が促進されるところですよね。
また、基本的に外敵は屋外飼育のみのリスクですし、屋外で使用されることが多い大型の飼育容器ほど、餌残りや死骸など見落としリスクが高まります。
そう言った意味で、私は屋外飼育で砂利や赤玉土を使わずに、大型のスポンジフィルターのみを多用します。
逆に、外敵もなく、水槽内を観察しやすい室内飼育では砂利を敷いて濾過バクテリアを活用するようにしています。

スポンジフィルターでも結構大丈夫ですよ。屋外飼育にはコスパも良くておすすめです!

砂利以外に水槽の底に敷ける素材がないかを検証している記事です。
興味がある方はご参照ください。
【STEP2】砂利の掃除の頻度

砂利飼育の場合水換えを、排水と同時に掃除もできる、プロホースですることをお勧めします。
私は、水替えごとに水底のゴミをプロホースで吸い出して、月に1回程度の間隔で、生体を水槽の外に出してから、水槽内で砂利を軽く洗って汚れを吸い出しています。
汚れが溜まりすぎると水質悪化の原因になりますし、砂利の隙間が詰まると嫌気性細菌と呼ばれる有害な菌が増殖しますので定期的な掃除が安心です。