みなさまメダ活は満喫していますか?
ごく当たり前の話ですが、メダカは水質が悪化すると体力が低下し、中には病気になるものも出て、最終的なは衰弱死してしまします。
ですから、冬の冬眠中であっても常に水は綺麗であって欲しいのが本音。
メダカの冬眠中の水質悪化を防ぐアイテムとして定評がある『柿の葉』。
ただ、実際にその効果を具体的に体感された方は少ないのではないでしょうか?
今回は私が実際に「マジックリーフとベタ」で試した結果をもとに、具体的に『柿の葉』の効果を解説させていただきます。
【STEP1】柿の葉が使える魚と使えない魚がいる理由
柿の葉には水の殺菌効果の他に、水質を軟水の弱酸性の水に替える効果があります。
だから、弱アルカリ性を好む魚や、ミネラル分が大切なビーシュリンプの飼育では使い方を工夫するか、使わないほうがベターの場合もあります。
メダカもどちらかと言えば弱アルカリ性を好む魚ですが、検査で弱酸性を示す赤玉土との相性も問題ないので、少量の柿の葉であれば問題ないと思います。
【STEP2】柿の葉の代わりに「ベタの飼育水とマジックリーフで検証するタンニン」の効果
今回はマジックリーフとベタでの検証を例にご説明します。
タンニンは特定の働きを持つ数種類の有機化合物が混じった物であり、『マジックリーフ』や『柿の葉』などに含まれています。
同じタンニンを含む「柿の葉」と「マジックリーフ」であっても、全く同じ成分ではありません。
ですが、柿の葉に含まれるタンニンもマジックリーフ同様に殺菌効果を持っていますので、近い効果が期待できると思います。
今回は私が育てているベタでテストをしています。
①左側は水とマジックリーフ
②右側は水と砂利 です。
水量約1リットルの水槽でベタが一晩過ごした後の水を、アンモニア検査薬で検査した結果です。
タンニンの効果
画像を見ていただければその効果は一目瞭然ですよね。
『マジックリーフ』が入っている容器の方がアンモニアの生成量が少ないんです。
これは恐らく『マジックリーフ』に含まれる『タンニン』がアンモニアを分解したからではないかと思います。
念の為2回目の検査
なんと2回目の方がハッキリ効果に差が出ました。
これで『タンニン』に明確な分解効果があることがご確認いただけたと思います。
念の為ですが、必ず同様の効果があると結果を保証するものではありませんのでご理解ください。
また、場所によっては『柿の落ち葉』に『農薬』が付いている場合があるので、収集場所を選びと、使用前にしっかり洗浄をされてからお使いください。