
メダカを飼育していて『良かったな~』と嬉しくなるイベントってなに?という質問に、メダカの産卵と答える方も多いのではないでしょうか?

メダカが、ブドウみたいにたくさん卵をぶら下げている姿を見ていると、なんとも言えず幸せな気持ちになりますよね。

でも、そんなメダカたちが、ピタリと卵を産まなくなる時があります。

今まで産卵していたメダカ達が、急に卵を産まなくなると、とても不安になりますよね💦

メダカが卵を産まなくなった原因は、病気でしょうか?飼育環境でしょうか?

メダカが卵を産まなくなった時は、どのように対処したらメダカの産卵を復活させることができるのでしょうか?

メダカの産卵に関する事だけでも悩みは尽きません。

そこで今回は、一度卵を産まなくなったメダカの産卵数を回復させるための、適切な飼い方のコツを解説していきます!


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暖かい春になり、メダカ水槽の水温が上がってくると、次々に産卵を始めるメダカたち。
毎春、産卵の始まりを眺めながら、新しいメダ活シーズンの始まりを感じて、気合を入れなおしている!?私です。
みなさま、今年度のメダカの産卵は順調ですか?

私も、メダカの飼育を始めたばかりの頃、急にメダカが卵を産まなくなって悩むことが多かったし、今でも時々はメダカの産卵しなくなって悩まされることがあります。
メダカの飼育の楽しみが、新しい品種の作出や選別交配・累代という方も多いでしょうから、もしメダカが産卵いなくなると大問題ですよね。
突然メダカの産卵しなくなった時には、何が原因でどのように飼い方を工夫して対処したら良いのでしょうか?

どうして急にメダカの産卵が止まってしまうのか?

どうしたら卵を踏まなくなったメダカが、産卵を再開してくれるのか?

ここからは、メダカの産卵と産卵期の飼い方の疑問について、詳しく解説していきたいと思います。

メダカが卵を産み始める条件とメダカが卵を産まなくなる原因と主な理由

いきなり、核心ですがメダカの産卵時期の飼い方のコツをお答えしていきます。
メダカが卵を産み始める条件について

ブリーダーさんやネット記事によって、メダカが卵を産み始める条件や、産卵期のメダカの飼育方法は様々です。

そこで、人によって意見が分かれる事柄は、基本的に私の経験を優先しながらお答えしていきます。
メダカの産卵時期 4月~10月(一般的には、8月いっぱいで採卵を止める方が多いようです。)
※9月以降に採卵された卵は、秋口までに冬越えできるサイズに成長できないため、無駄にメダカの命を消さないように8月末採卵を止める方が多いようです。
ですから、ヒーター加温して育てる方は、無理に採卵を止める必要はありません。
日照時間 10時間13時間以上 推奨は13時間程度
水温 18℃~35℃以下 確実なのは20℃以上
メダカが卵を産まなくなった時に考えられる原因とは

急にメダカが卵を産まなくなった時には、どのような原因が考えられるのでしょうか?
1.上記のメダカが卵を産み始める条件を満たさなくなった可能性
2.水質が悪化していてメダカの体調が悪い(意外に多い)
3.餌やりが不足して(メダカが卵を産み続けるには)栄養不足になっている
4.メダカの産卵周期の問題
以下は対策に近い内容です
5.メダカの雌雄の大きさに違いがありすぎる
6.メダカの雌雄の相性が悪い
7.雄雌のバランスは、メスが多い場合が産卵しやすい
8.産卵床が入っていない
※メダカ水槽へ産卵床を入れたら産卵を始めるケースがあるようです
9.メダカが卵を産む時期には過疎飼育を心掛ける

メダカが卵を産まなくなった時に考えられる理由は、上記の原因が多いようです。
メダカの産卵に効果がある産卵床とは?

上記の8番に書いてあるメダカの産卵床とは、このようなものです。

手作りもできますが、もしお持ちでなければ以下の製品をご確認ください。
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この水面に浮いているのものが、メダカの産卵床です。


メダカの産卵床は、水面に浮かせるデザインのものばかりでなく、このように濾材に足を付けた、沈めるタイプの産卵床もあります!

どうしても、水槽の底に落ちてしまうメダカの卵が多い時には、このタイプの産卵床があると便利です。


メダカが卵を産まない時に産卵を回復させるための飼育方法のコツとは

メダカも生き物ですから、産卵について100%正解の飼い方はありません。

ここからは、私の経験を中心に、メダカが卵を産まなくなった時の飼育方法と、飼い方の対策をご説明させていただきます。
メダカの産卵が開始される条件の確認と調整方法について


最初は、水温と日照時間を確認しつつ、色々条件を変えながらテストを行っていきます。
メダカが卵を産まない時の水温と日照条件の調整について
メダカは冬⇒春の季節変化を感じて産卵が始まるので

まずは、メダカ水槽の水温と日照時間を調整して、春の訪れを再現してみましょう!
メダカが卵を産まない時には人の手で春の訪れを再現してみる
①数日間メダカ水槽の水温を下げてから、再び水温上げてみる。
※変に水温を変えずに、しばらく日陰に置いて、数日後に日向に戻すなどの対策が、水温変化も緩やかでメダカに負担がないのでおすすめです
②(室内飼育の場合は)照明をつける時間をいったん短くして、再度伸ばしてみましょう。
春の再現に、このような対策を試してみてください。

春の再現実験は大切ですが、いきなり水温を下げると、メダカがショックを受けてダメージを負ってしまうので、注意が必要です。
数日かけて、ゆっくり3℃くらい水温を下げたところから、ゆっくり水温を戻してみてください。
日照時間も水温のサイクルに合わせて、いったん10時間まで減らしてから13時間に戻してみてください。

先ほども書きましたが、メダカが水温ショックを受けないように、最初は日陰と日なたの温度差を活用してみてください。

それでも効果がない時には、このようなアクアリウム用のヒーターを活用して温度調整をしてみてください。

春の再現には、温度調整ができるタイプのヒーターがあると便利です。
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照明時間の管理は、手動でオン・オフできますが、このようなタイマーがあると簡単です。
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外飼いやビオトープのメダカの水温管理には、こういった浮かせるタイプの水温計があると便利です!

上見(上から眺める飼育法)だったら、室内でもこのタイプが最適ですよ。
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メダカ飼育では、定期的に水温を確認することが大切です。

メダカが卵を産まない時の水質悪化の確認と改善方法について

メダカの飼育水は、濾材やろ過フィルターを設置していない時、水が新しくてバクテリアが不足している時などは、たった1日でもすごく汚れます。

昨日メダカの水換えをしたから、今日も水槽の水は綺麗だろうと思うのは、大きな間違いですよ!
濾過バクテリアが機能していない水槽では、余程広くない限り、たった1日でもアンモニア濃度は濃くなります。
それに、アンモニアは水温が高いほど毒性が上がるので、特に冬のメダカの加温飼育時はアンモニアの危険が高まります。
ですから、メダカが卵を産まなくなって、改善策として水槽の水温を調整するときには、事前にアンモニアをチェックするようにしてください。

特にメダカの産卵のために水温を上げる時には、絶対アンモニア検査をしていた方が安心ですよ!
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アンモニアで汚れた水を、水換えせずにそのまま加温すると、メダカがポツポツと一匹ずつ死んでいく原因になるのでご注意ください。

アンモニアの害に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

どうして水温が上がるとアンモニアが危険になるのかなど、詳しく説明しています。

水質悪化を軽減するためと『メダカは過密だと産卵をやめる傾向がある』の対策に、1匹3リットル以上の余裕を持った水量で飼育をすると、産卵が回復しやすいと言われています。

私は、水量が30Lと余裕がある万能容器を、メダカの産卵用の大型水槽として使っています。
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以下の写真が万能容器の大きさのイメージです。

メダカの種親の栄養不足の解消方法

メダカの産卵を継続させる時、普通に餌やりをするだけでは、栄養不足の可能性があります!
産卵時期のメダカの雌をしっかり太らせるための餌やりを、飽和給餌といいます。
飽和給餌とは、通常の2倍程度の餌を与えることを指して、しっかりて太らせることを目的としています。

単純に餌を2倍にすると、餌の食べ残しが水をよごすので、餌の量は回数で調整するようにしてください。

シッカリ飽和給餌できていれば、こんな感じでふっくらと太ってきます。


餌をしっかり与えるための給餌方法は、以下の記事をご参照ください。

単純にドバドバ餌を与えるだけでは、餌の食べ残しが水質悪化の原因になり、産卵にとって逆効果になるので注意が必要です。

産卵期の不足時がちな栄養を補うためには、こういった産卵用の餌があると安心です。

栄養分の中の粗タンパク質が50%近くある餌が、栄養豊富な餌の目安になりますので、産卵期の餌を探す時には確認をお願いします。
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この画像は、メダカの舞のパッケージの裏の画像です。

このようにパッケージに粗タンパク質については記載があります。

ミジンコなど栄養豊富な生き餌の活用について


どうしても、粉の餌だけでは栄養が不足しがちです。

余裕がある方、確実な産卵を望む方は、ミジンコなどの生き餌の活用をご検討ください。
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ミジンコの育て方・増やし方に興味がある方は、以下のリンクをご確認ください。
メダカの産卵周期の影響について

メダカは1週間~10日の間卵を産み続け、その後1週間~2週間は休憩するサイクルと言われています。

ですから、突然産卵が止まっても、慌てずに1週間程度しっかり餌を与えて、休ませてみてください。
メダカは、1週間くらい産卵をして1週間くらい休むサイクルのようです。
ですから、時折産卵が止まるのも普通のことです。
休憩の期間は、お母さんメダカにしっかり餌を与えて、十分に休ませてあげてください。
雄雌の相性問題と体格問題について

メダカだって生き物なので、雄にも雌にも好みがあります。

どうしても産卵しない時には、パートナーを変えてみてください。
また、ペアのサイズが極端に違っていたり、2匹ともダルマメダカ(ショート体系)だと交尾が上手くいかないことがあります。
特に、ダルマメダカで卵を取る時には、片方を半ダルマにするなどの工夫が必要です。
どうしても改善しない時には産卵を促す添加剤を使用する方法もある


どうしても産卵してくれない時は、産卵用の添加剤を使っています。
私は、実際に使用して効果を実感しています。
感想として、これを添加しても産卵しない時は、水質悪化を見落としている事が多いですね。
水質悪化の確認については、以下の記事をご参照ください。

理科の実験で嗅いだヨウ素のような臭いと黄色い色が特徴です。

水換えの度に、適量を添加してあげてください。
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私の経験ですが、ここまでやったのに産卵が回復しない時には、水質悪化でメダカが弱ってる可能性が圧倒的に高いです。

そんな時は、phとアンモニア濃度を確認して、適切に水換えをしてあげてください。
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メダカの水質管理については、以下に詳しくまとめています。

ここまでの産卵の条件を調整しても卵を産み始めない時の対策

これだけ試しても産卵を開始しない場合は、何か大きな問題を抱えている可能性があります。
メダカの病気の可能性と治療方法

先天的な問題は対策がありませんが、何か病気や消耗が原因の場合は、まだ回復が期待できます。
メダカの治療には、大きく「塩浴」と「薬浴」があります。
病気が気になる場合は、以下の記事を参照ください。

ただ、一度重病になると、一切産卵をしなくなるケースも多いです。

卵を取りたい大切な雌がいる場合は、最大限健康管理に気を配ってください。
最後に
ここまで、私流の採卵方法を書いてきましたが、いかがでしたか?
私はこの方法で安定して採卵できています。
基本的な産卵を始める条件は、冬から春を経て夏に向かう環境の再現です。
そう考えて読んでいただけると、難しい内容はないと思います。
ただ、残念なことは、何をしても産卵してくれない個体がいることも確かで、私も100%の対策は持っていません。
生き物の個性に関することですから仕方がないことですけどね。
一番大切な対策は、愛情をもってしっかり観察してあげることが一番かもしれませんね。
この記事がみなさまのお役に立てたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
