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みなさま、メダカの稚魚の餌に「ミジンコ」が最適って聞いたことありますか?
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『聞いたことはあるけど、なんだか難しそうだな』とか
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『ブリーダーさんだけの特別な餌でしょ?』みたいに思っていませんか?
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「ミジンコ」って意外に便利で身近な存在なんですよ。
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「ミジンコ」は環境を整えてあげるとドンドン増えてくれます。
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それに、食べ残されてもメダカと水槽の中で共存してくれるので、過剰に与えても腐って水を汚すことがありません。
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「ミジンコ」をコントロールできるようになると、稚魚の飼育が凄く楽になるんですよ!
メダカの稚魚(針子)の餌に「ミジンコ」が最適って聞いたことありますか?
「ミジンコ」は繁殖のコツをつかむと、ドンドン増えてくれるので便利です。
「ミジンコ」の増殖を安定してコントロールできるようになると、餌の選択に悩む必要がなくなり、稚魚の成長も早くなるので、飼育が凄く楽になります。
今回はとても便利な「ミジンコ」の増やし方やメダカへの与え方から、ご自身で自作できる簡単なミジンコ培養容器の作り方まで解説をさせていただきます。
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いつもは、以下のリンクにあるように、メダカの稚魚のパーフェクトフードとして「ゾウリムシ」をご紹介させていただいています。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
この綿ぼこりのようなものが、ゾウリムシです。
![私が増やしたゾウリムシ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2023/05/20210220_095756_1613790486538-1-1-edited.jpg)
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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メダカはミジンコが大好きです。
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やっぱり元気に泳ぐミジンコの方が、メダカの狩猟本能が刺激されるのかも!?
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少し残酷な話ですが・・・
大きいミジンコ(大人のオオミジンコ)は稚魚の口に入らないので、捕食されることなく水中で生き残ります。
そして、大人のミジンコから産まれる、子どものミジンコだけが稚魚の餌になります。
つまり、ミジンコをコントロールできるようになると、大人のミジンコは天然の自動給餌システムとなり、稚魚の成長が飛躍的に促進されます。
針子(稚魚)の育て方の記事でも解説しましたが、稚魚の死因のNo.1は餓死です。
ミジンコ給餌システムは、メダカの稚魚を育てるうえで、理想的な給餌方法になります。
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ボトルの中の粒々が、オオミジンコです。
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生クロレラを使えば数日でここまで増えますよ!
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ミジンコと稚魚の共存に成功すると、しばらく餌の面でお手入れいらずになるので便利です。
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余談ですが、少々の手間より栄養面が優先でしたら、ブラインシュリンプの方が効果的です。
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ブラインシュリンプについては、以下のリンクをご参照ください。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2023/04/20230319_110947-800x450.jpg)
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いつも針子におすすめはゾウリムシなのに、なぜ今日はミジンコ推しなの!?
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なぜ、いつもはミジンコでなくゾウリムシを推奨しているの?と思いませんか。
理由は簡単で、ゾウリムシの方が手間が掛からないからです。
ミジンコは、油断して水換えや間引きをサボっていると、あっと言う間に全滅してしまいます。
その気まぐれな感じが、ミジンコの扱いにくさになります。
逆に、ゾウリムシは毎日のルーティンを繰り返せば、誰でも簡単に培養できるため、仕事や家事で忙しい方は、ゾウリムシが簡単で便利です。
ただ、栄養面で比較すると、ブラインシュリンプ>>>ミジンコ>>ゾウリムシとなりますので、その面ではミジンコがゾウリムシに勝ります。
そこがミジンコの魅力です。
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今回ミジンコをご紹介する理由は、ゾウリムシに比べて栄養価が高いからです。
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ただし、私の経験上、孵化後2週間未満の針子にオオミジンコを与えても、あまり良い結果になりません。
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最初の2週間はゾウリムシやブラインシュリンプの方が安心です。
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具体的なミジンコの育て方について
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ミジンコの育て方はすごく単純です。
ミジンコの培養は、カルキ抜きした水に、ミジンコと餌になるもの(生クロレラなど)を入れるだけです。
※ミジンコの餌は様々ありますが、私は「生クロレラ」が一番だと思います。
エアレーションは賛否ありますが、私はごく弱くエアレーションをしています。
それだけでミジンコは増えていくので、増えてきたら間引いてメダカに与えてください。
※ミジンコは、増え過ぎると逆に全滅しやすくなります。ですから適宜間引いてください。
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ここまで扱いが難しそうに書いてきましたが、それは毎日シェイクするだけのゾウリムシに比べての話です。
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意外に簡単ですから、ご安心ください。
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可能な限り2日に1回、ミジンコを掬って換水することがコツです。
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原生生物っぽいミジンコと言えども、水質悪化は苦手なんです。
ミジンコを与えると、メダカたちは争うように捕食します。
稚魚も小さいなりに、ずっとミジンコを追い回します。
きっと、ミジンコを追いながら、産まれたての子ミジンコを狙ってるのかな?って思っちゃいます。
![手作りのミジンコ培養容器](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/20220118_181648-1-800x450.jpg)
手作りのミジンコ培養容器の作り方
![手作りのミジンコ培養容器](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20230312_102131-800x450.jpg)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
これは、私がオリジナルで作ったミジンコ繁殖容器です。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
上からグリーンウォーターか生クロレラを注いで、下からミジンコと老廃物を排出する仕組みです。
ベースの容器はDaisoさんで販売しています。
私は蓋に穴をあけて、内部にエアホースをいれて軽くエアレーションしています。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
先ほども書きましたが、ミジンコにエアレーションは良くないというお声もあります。
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私は、経験的にエアレーションする方が調子がいいので、ごく弱くエアレーションをかけて培養しています。
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エアレーションで破裂しないように、空気排出用の穴もあけてくださいね!
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![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
最新版では、できるだけエアレーションで攪拌されないように、ストーンが水面付近になるよう取り付けています。
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収穫はこんな感じで2日に1回行っています。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
穴あけに使う道具はこれだけ。
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![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
ドリルがなくても、こうやってビット手で持って穴をあけることができます。
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ミジンコの培養用途であれば、このような安価な製品でも問題ないと思います。
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私も、安いし錆びないので屋外では多用しています。
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ミジンコの餌は何がおすすめですか?
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ミジンコの餌としてよく紹介されているものは以下です。
グリーンウォーター
生クロレラ
PSB
エビオス
ゾウリムシ
むっくりワークなどミジンコ専用の餌
鶏糞
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聞きなれないものは、ここにリンクを載せておきますね。
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ムックリワークはコスパが良くて人気です。
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でも経験上、爆殖が期待できるのはダントツ「生クロレラ」です!
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鶏糞は効果があるのですが、かなりの匂いがするので、住宅地での使用はおススメしません!
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可能であれば、ミジンコの餌には天然の「グリーンウォーター」が最適だと思っています。
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ただ、入手の容易さで市販の物を選ぶなら「生クロレラ」が一番だと思います。
![グリーンウォーターのイメージ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20230521_114506-800x450.jpg)
自作のミジンコ培養容器に、植物プランクトンで緑色に変化した飼育水(グリーンウォーター)を注いで、ミジンコが植物プランクトンを食べて色が薄くなったら、水を抜いて飼育水を追加していく感じで与えます。
ミジンコは過密になったり水が汚れると全滅しますので、定期的に増えたミジンコを間引き、2日に1回の換水を励行してください。
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冬など「グリーンウォーター」が手に入らない時期は、「生クロレラ」を使っています。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
ただ「生クロレラ」は沈殿して、水質を悪化させる印象があります。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
ですから「生クロレラ」を使う場合は、換水を欠かさないでくださいね!
生クロレラの使用量は、やや色付く程度が私の中の適量です。
何事も入れすぎは禁物です。ご注意ください。
![グリーンウォーターを自家栽培している様子](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/08/20220819_082554-1-800x450.jpg)
ミジンコの餌として「PSB」「エビオス錠」「ゾウリムシ」については、様々なご意見があるようです。
私の経験では「エビオス錠」を溶かした水は、かなりアンモニアが出るのでリスクがあります。
ですから「エビオス錠」を使用する場合は、必ず選別網やろ紙で、水を濾し取ってから与えてください。
個人的な感想を言えば、爆殖を狙うなら「生クロレラ」一択だと思います。
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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これは、私が増やしたPSBです。
![私が増やしたPSB](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2024/07/20220408_090931-800x450.jpg)
![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
価格は少し高めですが、確実にミジンコを増やしたい場合は、生クロレラ一択です!
![タイトルバナー](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/07/9166a07bb3209efb0e20a8e94356448a-800x200.jpg)
ミジンコ培養の難しさとはどんなところですか?
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
ミジンコは・・・
①増えすぎると、酸欠や水質悪化で意外に簡単に全滅します。
ですから、定期的に間引くことで、過密になり過ぎないよう配慮する必要があります。
② 水質悪化で全滅させないために、水換えに加えて1~2週に一回はリセットすることをおススメします。
※ミジンコは水質変化に敏感なので、水温やph変化に配慮してあげる必要があります。
③ミジンコも酸欠を起こすので、優しくエアレーションをする方が安心です。
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ミジンコの培養にエアレーションはダメってお声も多いです。
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私は、水を腐らせないためと酸欠防止のために、極弱いエアレーションをかけています。
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経験上、エアレーションをする方が全体的に安定する印象があります。
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ミジンコの種類について
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ミジンコの種類は100種類以上とも言われています。
メダカの餌としてポピュラーなのは、オオミジンコとタマミジンコです。
と説明すると、大きくて育てやすいオオミジンコと、少々育て方にコツが必要だけど、殻が柔らかくて消化に良いタマミジンコと思ってください。
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![](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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タマミジンコは買わなくても、お近くで採取することもできます。
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培養さえ上手く行けばミジンコは針子の餌に最適
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
私の飼育場の動画です。
![店長メグ](https://zakkaya-sun.shop/wp-content/uploads/2022/01/ReVxTiRhrRoCB9o1643285119_1643285340-500x500.png)
実際に、どんな雰囲気でミジンコを活用しているか、ご覧いただけると思います。
最後に
ルーティンを守れば安定して増えていくゾウリムシに比べると、ミジンコの飼育は若干神経質です。
慣れない方は、最初に戸惑うこともあるかもしれません。
実際私も全滅させた経験は1回うあ2回ではありません。
でも、その点を克服できれば、稚魚の餌にミジンコは最適だと思います。
万が一の全滅対策には、お庭に水を張ったバケツを何個か置いてミジンコを放置してみてください。
意外に放置したほうが良く増えてたりってことも多いですよ。
お時間に余裕がある方は、一度ミジンコにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
この記事がみなさまのお役に立てたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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