みなさんはアルビノタイプのメダカをご存じですか?
具体的な品種名としては、燐光ベースの王妃や、幹之ベースの龍の瞳など。
アルビノタイプは白い体に赤い瞳がとてもキレイで可愛らしいですよね。
でも、実際に育ててみると意外に難しい。
今回はとても可愛いアルビノタイプのメダカの育て方についてご説明させていただきます。
皆さまはアルビノタイプのメダカを育てたことはありますか?
私が、最初に育てたアルビノタイプのメダカは王妃で、無事に採卵して針子が産まれるまでは順調でしたが、いつの間にか針子が消えてしまい、とても悲しい思いをした記憶があります。
皆さまも、なんだかアルビノメダカは難しいとお感じになられているのではないでしょうか。
このブログでは、他のメダカの品種とは少し違ったアルビノメダカの育て方について、ご説明させていただきます。
【STEP0】アルビノメダカの特徴
アルビノとは、突然変異で色素を持たずに産まれてきた個体を指す言葉です。
アルビノはメダカに限らず様々な生物で見られますよね。
体内に色素が無いため全身が白や乳白色になり、瞳は血液が透けて赤色になります。
そしてアルビノの個体は全般に
①日光に弱い
②目が見えにくい(見えていない)
③そもそも体質的に弱い
④そういった理由で繁殖が難しいなどの特徴を持っています。
【STEP1】アルビノメダカの育て方
アルビノメダカは色素が薄い特徴からこその育て方の難しさがあります。
ここでは前述のアルビノメダカの特徴に沿って育て方を説明させていただきます。
①日光に弱い
色素がないために肌が弱く、太陽だけでなく光全般に弱い特徴を持っているようです。
そのため太陽光を避けた屋内での飼育が有効で、外飼いは可能な限り日陰が長い場所か、日除けを使用するなどの工夫が必要です。
②目が見えにくい(見えていない)
アルビノメダカは瞳に色素が無いために、殆ど周りの様子が見えていないと言われています。
そのため普通のメダカと混泳させるとエサの取り合いに負けてしまい、最悪の場合は餓死してしまいます。
餌の取り合いに負ける話は、普通のメダカでも稚魚の頃は更に堅調ですので注意が必要です。
対策としては、混泳をさせないことが一番です。
その他、水槽内にレイアウト素材をたくさん配置すると、ぶつかり身体を傷つけてしまうリスクが高まるため、アルビノメダカの飼育水槽は極力障害物を設置しないようにしてください。
③そもそも体質的に弱い
水中に暮らす生き物は全般的に水質悪化や水質変化に弱い生き物ですが、アルビノ種は更に一段敏感です。
その為、他のメダカが生きていける環境であってもアルビノメダカは容易に死んでしまう場合があります。
アルビノ種の飼育においては、水質維持や水槽を移動する場合や水替えの際の水合わせには一段上の慎重さを持って取り組まれることをおススメいたします。
具体的にはろ過フィルターを大きな容量の物にしたり、水替えの頻度を増やしたり、加水の際は点滴容器を使用するなどすると安心です。
私は室内飼育する場合は大型なのに水流が弱い外部フィルターのVAX60を愛用しています。
VAX60の詳細については、この記事の最下部にある記事をご覧ください。
④そういった理由で繁殖が難しい
特に視力の弱さが一番の要因でしょうか?
一般のメダカに比べて交尾が苦手で採卵が難しい特徴を持っています。
【STEP2】アルビノメダカの遺伝と固定率について
普通のメダカからアルビノメダカが生まれる確率はものすごく低いです。
でも、アルビノとアルビノの子供は、ほぼアルビノメダカが産まれてきますので、繁殖にチャレンジしてみたい方はご安心ください。