メダカの病気の治療のための塩浴(塩水浴)に塩分濃度計の使用をおススメする理由と使い方/塩分濃度の測定と微調整について徹底解説

店長メグ
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皆さま、メダカや金魚の調子が悪くなって塩浴をする時に、塩分濃度はこれで大丈夫か不安に感じたことはありませんか?

私は初めて塩浴をする時は凄く不安でしたし、今でも塩浴中に一部水替えや、段階的に塩分濃度を調整したい時、塩分濃度の平準化に神経を使うことが多いです。

私は、そこに不安を感じるのが嫌で、その解消の為に塩分濃度計を使用しています。

今回は私の使っている塩分濃度計や、その使い方をご説明させていただきます。

皆さまは、塩浴の時の塩分濃度はどのように管理をされていますか?

普通は、容器の水量に対して、適切に計量した塩を投入するというのが一般的だと思います。

私も、基本的には計量した塩を入れることで塩分濃度を調整してきました。

ただ、ある程度飼育暦が長くなってからは、塩分濃度の使い分けや、塩浴中の少量の水替え、段階的に塩分濃度を調整したい時などに、確実に塩分濃度を把握したいと考えるようになり、今では塩分濃度計が手放せなくなっています。

今回は、そんな塩分濃度計についてご説明をさせていただきます。

【STEP1】なぜ段階的に塩分濃度を調整するのですか?

私が塩浴をするときは、以下の基準で塩浴の塩分濃度を決めています。

①少し元気がない時や、引っ越し直後の調整時       ・・・濃度0.1%

②明らかに元気がなくなってきた時や、病気の早期発見時  ・・・濃度0.3%

③衰弱している時や、重度の病気と判断されるとき     ・・・濃度0.5%

魚にとって本当に心地が良い塩分濃度は0.5%なのですが、万が一塩を計り間違って濃度が0.5%を超えてしまうと逆に悪影響になります。

また、いきなり濃い濃度で塩浴して極端な水質変化を与えると、逆に魚を弱らせる原因になり得ます。

ですから、まだ魚が元気なうちは薄めの塩分濃度で塩浴をするようにしています。

また、0.5%の濃度で塩浴をする場合でも、初日は約0.1%から塩浴を始めて、翌日以降徐々に塩分濃度をあげて行くことで、弱ったお魚にできる限り負担を掛けないように濃度を調整をしています。

店長メグ
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塩分を濃くする時は、計量した塩を段階的に入れて行けば良いのですが、逆に薄くしていく時には、塩分濃度計がないと極端な塩分変化を与えるリスクがあって怖いです。

特に、私は時間を掛けて塩浴を行っていくので、途中で一部換水を挟みたい時もあります。

そんな時に塩分濃度計がないと、いわば適当にしか塩分調整ができません。

【STEP2】薬浴も塩浴も諸刃の剣

店長メグ
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確かに、塩浴も薬浴もメダカや金魚の治療に欠かせないもので、高い回復効果も見込まれます。

ただ、病気だからといって、いきなり塩水や薬液の中にドボンでは、特に病気で衰弱した魚はショック症状を起こし、回復どころか逆に死んでしまう原因になります。

塩水や薬液は薬であると同時に、割と強力な刺激物であることを忘れないでください。

ですから、塩浴も薬浴も薄めから始めて、終わりも少しづつ真水に近づけてから元の水槽に戻してあげる必要があります。

特に、塩浴や薬浴中の水を、他の魚が泳ぐ飼育水に混ぜるわけにはいかないので、普通の水合わせのように、今の飼育水を、次の水槽の水で割りながら水質を合わせていって、最後に一緒に注ぐみたいな方法ができないので、塩浴後の水合わせは凄く気を使うんです。

店長メグ
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だからこそ、たかが塩分濃度と軽く考えずに、塩分濃度計を活用して優しい水合わせをしてあげてください!

以下の塩分濃度計は、私も使用しているもので、価格の割に問題なく使えているのでおすすめです。

大切なメダカや金魚を守るために、是非1本ご準備ください。

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