【伝染しない?末期症状は治らない?】メダカや金魚の「松かさ病」の原因と初期症状から末期症状と塩浴・薬浴などの治療方法について解説/治療薬やメチレンブルーの効果は?

店長メグ
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みなさんは、突然メダカの鱗がガサガサと逆立ったような姿になっているのを見つけて、ビックリした経験はありませんか?

店長メグ
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そして、鱗がガサガサの症状の時には、メダカや金魚の体の色が抜けて、白や透明に近い色に変化していると思います。

店長メグ
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もしこのような症状があてはまる場合は、メダカの松かさ病の疑いがあります。

店長メグ
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もし「松かさ病」を発見したら、どのような対応をしたら良いのでしょうか?

店長メグ
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今回は、メダカの松かさ病の原因と治療方法について解説をさせていただきます。

メダカの飼育水槽を覗いていると、メダカの鱗が松かさのようにガサガサと膨らんでしまってる姿をみかけたことはありませんか?

そしてメダカの体から色が抜けて、白っぽい透明(乳白色)に変わっていませんか?

もし、このようなメダカや金魚見かけたことがあるとしたら、それはエロモナス菌感染症の「松かさ病」に感染した疑いがあります。

どのような環境で「松かさ病」は発症するのでしょうか?

そして、その予防法と治療法は?

今回は、メダカや金魚が末期症状になるまで悪化すると危険な「松かさ病」の原因と治療方法・治療薬について解説させていただきます。

私が育てた夜桜メダカ

メダカや金魚の松かさ病の初期~末期の症状と特徴について

「松かさ病」とは、メダカの鱗がガサガサに逆立って松ぼっくりのようになり、体色も乳白色に変化してしまう病気です。

正直に私の経験を申し上げると、一目見て「松かさ病」とわかるほど末期症状まで悪化したメダカは、メチレンブルーなどの薬で薬浴治療をしても、復活できる可能性は低いです。

それでも「松かさ病」の兆候を、初期症状の段階で早期に発見することできれば、かろうじて助かる可能性もあります。

ですが「松かさ病」の初期症状は、他の病気と変わらず、なんだか泳ぎがおかしい程度の症状のため、初期症状の時点でメダカが「松かさ病」と特定することは困難です。

そのため、泳ぎがおかしいと思った段階で、たとえ「松かさ病」と特定できていなくても、メチレンブルーなどの抗菌薬で薬浴するなどの早めの対応が、松かさ病を末期まで悪化させないメダカの飼い方のコツと言えます

そして、他のメダカが感染する前に、急いで水換えをしてあげてください。

メダカや金魚の松かさ病の原因について

「松かさ病」はエロモナス菌という細菌の感染症で、エロモナス菌は以下のような原因でメダカや金魚へ感染しやすくなります。

・水質の悪化と、それに伴うメダカや金魚の免疫力の低下
・腐って酸化した食べ残しの餌を食べたことによる内臓疾患

私の経験では「水カビ病」や「尾ぐされ病」は、水質に敏感なヒレ長メダカなどでよく発症する、ポピュラーな病気です。

しかし「松かさは病」は、極端に水質が悪化すると発症することが病気であり、忙しい時などに油断から水換えを長期間放置したとき等発生することが多い病気です。

店長メグ
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メダカの餌の食べ残しは、腐って水槽の水を汚す原因になるので、とても危険です!

メダカや金魚の松かさ病は伝染しますか?

「松かさ病」そのものは細菌感染なので、直接は伝染しません。

ただ「松かさ病」の原因のエロモナス菌は、常在菌と言って水槽の中に常に存在している菌です。

そのため、水が汚れているとエロモナス菌が増殖しやすい環境になる上、メダカも水が汚染された環境が長くなると体力が低下し免疫力が低下します。

そのため、メダカからメダカへ松かさ病が感染することはありませんが、松かさ病が発症した水槽のメダカは、水の汚染による体力低下から「松かさ病」が発症しやすくなります。

つまり「松かさ病」が発病するほど汚れた水で長期間飼育されたメダカは、体力低下でエロモナス菌に感染している可能性が高く、そのため水槽内で一度松かさ病が発病すると、水槽全体で感染リスクが高まっている可能性があります。

もし、一匹でもメダカや金魚に松かさ病の兆候があれば、たとえ末期症状でなくても、可能な限り水槽全体のメダカをメチレンブルーや専用の治療薬で薬浴することをおすすめします。

店長メグ
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水槽全体の薬浴が必要と言っても、治療薬は濾過バクテリアも殺してしまい、水槽内の生態系のバランスを破壊するので、薬浴は別の水槽に移してから実施してください。

メダカの松かさ病の治療薬と治療方法について

松かさ病の治療は、主に治療薬を使って薬浴を行います。

松かさ病の治療薬は、グリーンFゴールドなどが一般的です。

店長メグ
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私は重度の「松かさ病」にメチレンブルーを試したことがありますが、もともと末期症状であったこともあり、薬浴で回復させることはできませんでした。

店長メグ
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ですからメダカの松かさ病の治療は、基本的には専用薬のグリーンFゴールドが無難だと思います。

店長メグ
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ただ、メチレンブルーは汎用的な治療薬なので、手元にグリーンFがない場合や、 早期発見できた時には、メチレンブルーでも一定の治療の効果が期待できると思います。

店長メグ
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メダカや金魚の薬浴については、以下の記事をご参照ください。

最後に

ここまで「松かさ病」について末期症状から治療薬・治療方法まで書かせていただきましたが、いかがでしたか?

「松かさ病」はメダカや金魚の病気の中でも、特に水質の悪化・食べ残しの餌の放置などが原因である場合が多いと思います。

ですから、メダカの松かさ病は他の病気に比べて、しっかりと日々の手入れを行うことで避けることができる病気だと思います。

日々忙しいことも多いと思いますが、可能な限り水換えだけはまめに行っていただくことをおすすめいたします。

大切なメダカ達ですから、よく観察しながらお世話をして、メダカを病気から守ってあげてください。

この記事が、みなさまのお役に立てると嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

著者近影

めだかの病気について原因と対処法併せてご覧ください