メダカの針子(赤ちゃん)へのゾウリムシの与え方や量でアンモニア中毒などデメリットがある場合があります/培養はエビオスや豆乳でなく生茶がおすすめ

店長メグ
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みなさん、メダカの針子の餓死防止にゾウリムシを使っている方も多いのではないでしょうか?

培養も簡単だし、使いやすいですもんね。

私も2年前まではゾウリムシを使っていましたが、今は使用していません。

実はゾウリムシを培養する水に高濃度でアンモニアが出ることがあって、使い方によってはメダカにとって危険な場合があるからなんです。

メダカの餓死防止の餌と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはゾウリムシですよね。

私も2年前まではゾウリムシを使っていました。

使っていましたというのは、今は使っていないからなんです。

実はゾウリムシは培養の仕方によっては、培養する水に高濃度のアンモニアが出ることがあるんですよ。

私はそれが怖くて使わなくなったのですが、今回はそんなゾウリムシについて解説させていただきます。

【STEP1】ゾウリムシの与え過ぎはダメ?

店長メグ
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Googleで検索をしていると「ゾウリムシの与えすぎはダメですか?」みたいな質問が出てきます。

モノには程度がありますが、普通にゾウリムシを与えている分には問題ないと思います。

じゃあ、なぜこんな質問が出るのかを想像してみましょう。

この質問者の方は、ゾウリムシを与えて逆に針子が死んでしまったそうです。

私はこれを聞いて、あぁアンモニアが濃かったかと感じました。

恐らくは、ゾウリムシを濾さずに培養液ごと与えた結果、針子容器がアンモニアで汚染されたのではないでしょうか?

そして、その汚染が原因で針子が減ったものと予想されます。

店長メグ
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ゾウリムシを使う場合は、ゾウリムシの飼育水がメダカ容器に入らないように、基本的に濾紙で濾すか網で掬って与える方が安全ですよ。

【STEP2】ゾウリムシの餌に豆乳やエビオスは危険です

店長メグ
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よくゾウリムシの餌に使われる豆乳やエビオスって有機物じゃないですか?

アンモニアは有機物が分解されたものなので、有機物を大量に入れた容器にアンモニアが大量に生成されるのは当然なんですよね。

店長メグ
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これが、エビオスで培養したゾウリムシの飼育水をアンモニアチェックした結果です。

アンモニアが多すぎて検査薬が完全に振り切ってますよね。

豆乳でもほぼ同じような結果が得られると思います。

これだけ汚染された水を、ゾウリムシと一緒に針子の容器に注いでいたと思うと怖いですよね。

絶対、ゾウリムシは濾してから与えてくださいね!

店長メグ
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ちなみに、お茶は成分のタンニンには殺菌効果などがあるので、他の餌に比べるとアンモニアが出にくいです。

ゾウリムシの餌で言うとキリン「生茶」圧倒的に人気ですよね。

私の経験でも、アンモニアが全く出ないわけではないですが、エビオスに比べると格段に安全です。

タンニンについては以下の記事をご参照ください。

【STEP3】私はブラインシュリンプをおすすめしています

店長メグ
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ゾウリムシがお手軽で簡単ですが、ゾウリムシの成分の殆どが水分ということはご存じですか?

ゾウリムシは針子の餓死対策にはなっても、成長の面では力不足なんです。

そんな時におすすめなのがブラインシュリンプ。

ブラインシュリンプは熱帯魚の世界では定番の稚魚の餌で、メダカの世界でも使っていらっしゃる方は多いと思います。

詳細は以下の記事をご覧ください。

最後に

ゾウリムシは培養も簡単で、日々お忙しいみなさまが使いやすい餌だと思います。

今回はゾウリムシを否定しがちになりましたが、ゾウリムシは決して悪いものではありません。

大切なのは培養の仕方と与え方です。

油断すると害になる可能性が有ることをご理解いただき、その上で注意点を意識してご使用いただくと良い結果が得られると思います。

この記事がみなさまのお役に立てると嬉しです。

店長メグ
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針子の最初の飼育容器で悩んだらわけぷかですよね!

わけぷかは大きな容器に浮かせて使うタイプの飼育容器です。

容器が大きい方が飼育水も汚れにくいので安心ですよね。

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私も品種のメダカを累代するときにはわけぷか愛用中です。

活き餌の培養について併せてご覧ください