放置するとメダカが死んでしまう有害なアンモニアの毒性と危険性について/メダカの飼い方で適切な水換えタイミングや濾過バクテリアを活用したアンモニアの分解除去とメダカ飼育に必要な水質の測定方法について解説

店長メグ
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メダカを飼育していると、「よくアンモニアの毒性がメダカにとってとても危険だ」と聞きますが、みなさまはアンモニアと聞いてどのような害を想像されますか?

店長メグ
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メダカ飼育で危ないもの?毒?有害?

店長メグ
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メダカ飼育でアンモニアと聞いても、あまり良い印象はありませんよね?

店長メグ
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私がメダカの飼育を始めたばかりの頃は、アンモニアと聞いても、「なんだか危ないんだろうな・・・」とボヤっと思う程度で、その危険性までは考えていませんでした。

店長メグ
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メダカの飼い方でアンモニアの危険性を知らないなんて、今考えるとすごく怖いですよね💦

みなさまは、メダカのアンモニアの害と聞いて、どのような害と危険性を思い浮かべられますか?

メダカ飼育に有害なもの?

毒性があるもの?

水槽内にアンモニアが蓄積されてくると、だんだんメダカが弱って死んでしまう。

そのようなメダカの飼い方にマイナスのイメージでしょうか?

私も、メダカの飼育を始めたばかりの頃は、アンモニアの害についての認識が薄く、「定期的に水を換えればいいんでしょ?」としか考えていませんでした。

今考えると「知らない事は恐ろしい・・・」改めて昔を振り返ります。

アンモニアがメダカ飼育にとって有害な物質との認識はあっても、今一どのような害があるのか?どうしたら水槽の中に増えてしまうのか?が分かり難い存在ですよね。

今だから言えますが、メダカの飼い方でアンモニアの危険性を知ることは、とても大切な飼育知識です。

そこで、今回は初心者の方向けに、改めてアンモニアの害について解説させていただきます。

著者近影

メダカを飼育する上で有毒なアンモニアとはどういうモノ?

アンモニアは、理科で習った化学式ではNH3と表わされ、人間の尿やウンチにも含まれる成分です。

また、人間の尿に含まれている物質なので、おしっこを思い出していただければ、その臭いなどアンモニアの雰囲気をイメージしやすいと思います。

アンモニアは、私たち人間にとっても有害であり、腎臓が悪くなって血液中にアンモニアが増えてしまうと、アンモニアの毒で脳がダメージを受けてしまい、最終的に命にもかかわる危険な状態になってしまいます。

私たちは、体内のアンモニアを腎臓で濾して尿として排出するので、肝臓が元気であればダメージを受ける危険性はありません。

店長メグ
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危険なアンモニアが水中に溜まってしまい、常にメダカが口から吸い込んでしまうような環境を想像すれば、メダカがアンモニアの毒で死んでしまうのも納得ですよね。

アンモニアが水中に増えて、その濃度が0.25㎎/L以上になると、メダカに限らず魚にとっては危険な状況であり、この状態が長期間続くと、メダカや稚魚は徐々に弱って死んでしまいます。

これが、最も分かりやすく想像しやすいアンモニアの直接的な害です。

店長メグ
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メダカを飼育する上で水槽の中にアンモニアが増えると、とても危険なんだね!

でも、特にメダカの水槽から、おしっこみたいな臭いはしませんよね。
本当に水槽の中にアンモニアが増えているんでしょうか?

店長メグ
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でも、メダカ水槽の水の色が変わったり、変な臭いはしないけど、本当にアンモニアが増えてるの?

なぜ自然にメダカの水槽の中でアンモニアが増えていくの?

メダカの水槽の底には、メダカや稚魚が食べ残してしまった餌や糞、場合によっては様々な生き物の死骸などが沈んで蓄積されています。

こういった有機物(生物の体内で作られる炭水化物、脂肪、蛋白質など)が、掃除されることなくメダカ水槽の底に放置されると、水中に住んでいる様々な有機物分解菌の働きによって、有機物が分解されてアンモニアや亜硝酸塩になります。

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でも、勘違いしないでくださいね!

この話は、バクテリアによる水の浄化作用の前半戦の話で、メダカの糞や餌の食べ残しなどの有機物が分解され、アンモニアが増えていくプロセス自体は、メダカ飼育にとって悪いことではありません。

アンモニアの害の本質的な問題は、①メダカの糞などの有機物をアンモニアに分解するバクテリアと、②アンモニアを分解して無害化するバクテリアの増える速さに違いがあることです。

水換えをしてしばらくの期間は、水を綺麗にするバクテリアの量や種類が適正でないため、適切に濾過が行われず、水槽の水の中にアンモニアが増えがちになります。

もう少し詳しく話すと、糞や餌の食べ残しを分解するバクテリアは、水を新しくして1週間を目途に増えだすのですが、アンモニアを無害化するバクテリアは、水を新しくしてから1カ月~3カ月程度経過しないと、十分な量には増えてくれません。

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とういう事は、水を換えて最初の1カ月間は、バクテリアにメダカの糞が分解されても、アンモニアが分解されないので、水槽内にはアンモニアが増える一方てことなのね!

店長メグ
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新しく準備したメダカ水槽なのに、数週間でメダカがポツポツ死んでしまう理由ってこれだったんだ。

メダカにとってのアンモニアの毒性とメダカの飼い方の注意点とは?

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ここからは、あまり知られていない、アンモニアの毒性変化について解説します。

アンモニアの毒性変化のグラフ

アンモニアは、その存在自体が常に有害というわけではありません。

常にアンモニアは、無毒のアンモニウムイオン(NH4+)と、有毒なアンモニア(NH3)の間で変異しています。

そして、水槽の水がより高い水温、よりアルカリ性に変化すると、毒性があるアンモニア(NH3)の比率が増えるので、水槽の環境次第でアンモニアの毒性が変化します。

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同じ濃さのアンモニアが含まれていても、水温が高かったり、アルカリ性になる方が毒性が上がるってこと?

つまり、アンモニアの濃度が一定でも、水槽内のphが弱酸性だと、無毒なアンモニウムイオンの割合が増えてメダカの健康被害が小さくなり、phが弱アルカリ性になると、有毒なアンモニアの割合が増えて、メダカの害が大きくなります。

水温も同様で、水温が上がれば上がるほど、アンモニアの毒性が高くなっていきます。

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phはこのような検査キットで確認できます。

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phの上昇(アルカリ性になる)によるアンモニア中毒を避けるために、定期的なphの確認をおすすめします。

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検査キットは値が正確ですが定期的に購入する必要があり、測定器はずっと使えますが定期的に値を修正しないと狂っていく特性があります。

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私は雨上がりなどに飼育場全体をザッと調べたい時は測定器、絶対失敗できない定期検査は検査キットを使っています。

※雨は酸性なので、メダカ水槽に大量の雨が降り込むとphが酸性へ変化します。

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ph測定の様子
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だから、冬場にヒーターでメダカを加温飼育すると、アンモニアの毒性が上がって難しくなるのね?

そして、最も危険なのが、夏場のメダカの突然死です。

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あるある💦

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私も、メダカが朝は元気に泳いで餌を食べていたのに、夕方見たら全滅してた事故が何度もあります。

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あれって、水温が高すぎてメダカが酸欠になったからじゃないの?

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大きな勘違いだったかも!?

夏場のメダカの突然死で、水温上昇による茹で上がりや、酸欠説を完全には否定しません。

ただ私の経験では、殆どのケースで、水温が急上昇したことで有毒なアンモニアが増えてしまい、メダカがアンモニア中毒になったことが原因だったと思っています。

私がアンモニア中毒と断定した理由は…

①同じ飼育場の環境なのに、すべての水槽で突然死が起きないこと

②水換えをしたばかりでバクテリアが少ない水槽や、雨が多く降り込んだ水槽で発生することが多い

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などが、私がメダカの突然死の死因を、アンモニアの中毒と断定する理由です。

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なにより以降で解説する、アンモニアの測定検査をするようになってから、ほぼ夏場の突然死を回避できているので、やっぱりアンモニアが突然死の原因だったのだと思います。

定期的なアンモニアの測定方法と使用する道具について

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メダカが全滅するような大事件だけでなく、日々のポツポツ死を未然に防ぐためにも、メダカの飼育において、定期的なアンモニアの測定が大切です!

アンモニアの測定はとても簡単で、市販のアンモニア測定薬を使って検査ができます。

アンモニアの検査薬は、他の記事でもご紹介しているので馴染みがある方も多いのではないでしょうか?

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長年の飼育の勘や、メダカの見た目だけでは、無害なアンモニウムイオンは発見できません。

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でも、その無害なアンモニウムイオンが、毒性の強いアンモニアへ変異した時に大量死が起きます。

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アンモニアは見えない敵なので、絶対に感覚で判断することは避けた方が良いと思います。

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私もメダカの突然死対策に、常にアンモニア検査キットと、バクテリア液を備えています。

アンモニア検査キットとバクテリア液
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参考ですが、私が使用しているバクテリア液はこちらです。

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濾過バクテリアを活用したアンモニア分解・除去方法(生物濾過)

メダカの飼い方で、アンモニアを減らすために最もお手軽な方法は水換えです。

水換えはお金も掛かりませんから、メダカの飼い方では定期的に水換えをすることが、一番のアンモニア対策です。

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より詳しく水換えにご興味がある方は、以下の記事をご参照ください。

水換え以外にアンモニアを減らす方法には、濾過バクテリアを活用する生物濾過があります。

ただ、私は水量が10L程度の小型水槽でメダカを飼育している方は、2日~3日に1回の1/3~半分の水換えが、一番安心だと思います。

アンモニアを分解するバクテリアは濾材ではなく水中に浮遊しているうえに、増殖スピードが遅いので、小型水槽でメダカを飼育する環境では、スポイトでメダカの糞を吸い出す程度の水換えでも、水と一緒にバクテリアが排出されてしまい、適切な量まではなかなかバクテリアが増えてくれません。

ですから、私は小型水槽でのメダカ飼育に限っては、バクテリアでの生物濾過を意識せずに、できるだけ水換えで水質を維持する飼い方をおすすめしています。

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大型水槽では、バクテリアを活用した生物濾過をする方がいいの?

プラ舟や60cm水槽など大型水槽でメダカを飼育する場合であれば、様々なバクテリアの住みかになる大型の濾過フィルターが使えますし、メダカの糞の掃除程度では水(=増えたバクテリア)も減ることがありません。

ですから、しっかり時間を掛けて立ち上げた(準備した)大型水槽であれば、バクテリアによる生物濾過の効果を体感できると思います。

ですから、バクテリアを用いた生物濾過は、ある程度大きな水槽でのメダカ飼育に活用することをおすすめします。

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私は大型水槽やビオトープ、外飼いのプラ舟飼育では、バクテリアによる生物濾過を活用し、NVボックスのような小型水槽での飼い方は、水換え中心の水質維持をおすすめしています。

たとえ水換えが多くなっても、一晩水槽と同じ場所に放置して温度を合わせた水を、ゆっくりと注水してあげれば、メダカのストレスやダメージも少ないので安心です。
メダカに優しい点滴法については、以下の記事をご参照ください。

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このような優しい水換えキットもあります。

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最後に

今回は、初心者の方でもご理解いただけるように、アンモニアの特性と害について、書かせていただきましたがいかがだったでしょうか?

私も、phや水温・アンモニアなど水質の管理については、長年悩み試行錯誤を繰り返してきました。

特に、バクテリアを活用すべきか、水換えを重視すべきかについては、長年の課題になっていました。

今の結論としては、熱帯魚用のような大型のろ過フィルターを使用しない環境では、基本的に水換えで対応する方が安心だと考えています。

大雑把には、大型水槽はバクテリア濾過、小型水槽は水換えとお考えで問題ないと思います。

実際に、私は定期的に水換えをしていますが、メダカは凄く健康だし、殆ど死なせることもなくなりました。

基本的に、優しい水換えをすることができれば、水換えは悪ではありません。

別にバクテリアに拘らなくても、水が綺麗だったら大丈夫なんですよ!

この記事が、みなさまのお役に立てると嬉しいです。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

めだかを元気に育てる水質管理について併せてご覧ください