
みなさま、冬の準備は進んでいますか?
何年も越冬の経験があるベテランさんであれば、冬が近づいてきても不安はないと思います。
私も長年メダカを飼育してきたので、最近はずいぶん餌切り時の不安感も減ってきました。
ところで、メダカ飼育と言えばセットでホテイアオイですが、ホテイアオイも冬越しできることをご存じですか?
もしかして、毎年新たに買ったりしていませんか?
今回は、できたら便利なホテイアオイの越冬方法についてまとめてみました。
メダカ飼育と切っても切れないのがホテイアオイ。
みなさまは、ホテイアオイが意外に簡単に越冬できることはご存じですか?
毎年園芸店で購入し費用が掛かるホテイアオイを、もし越冬させることができたら最高ですよね!
今回はそんなホテイアオイの越冬方法についてまとめました。
【STEP1】ホテイアオイが冬に枯れてしまう原因

冬にホテイアオイが枯れるのは以下の理由からです。
逆に言えば、以下の条件を回避できればホテイアオイを越冬させることができます。
①気温が0℃以下に下がる
②日照不足
③霜にあたる
④水の凍結

まとめると、しっかり光が当たって凍るような環境にならなければ大丈夫なのね!
【STEP2】ホテイアオイの越冬方法(屋外編)

冬の寒さにホテイアオイを晒さないことが大切です。
前述のようにホテイアオイが枯れる原因は気温0℃ですが、朝晩の冷え込みや降雪・霜などがあるので、基本的に気温が10℃を下回ったら冬支度を始めてください。
ホテイアオイを冬の寒さから守るために一番最適な方法が、発泡スチロールを使用して栽培することです。

発泡スチロールの断熱効果はすごいんですよ。
発泡スチロール箱に水を張ってその中にホテイアオイを浮かべ、発泡スチロール箱の蓋をかぶせるか、ビニールなどで蓋をして寒さを避けつつ、できるだけ日当たりが良い場所に置いてあげてください。

意外に発泡スチロールの蓋は光を通すので、蓋をしても容器内が暗くなりにくいんです。
冬の期間は夏のように成長することもなく、逆にどんどん枯れこんでしまいます。
でも、しっかり寒さ対策さえしていれば、周りが枯れたように見えても中心部がちゃんと生き残り、春が訪れると新たに成長を始めてくれます。

ホテイアオイを傷つける原因になるので、気になっても枯れている部分を変にむしったりしないでくださいね。

発泡スチロールの容器をお持ちでなければ、メダカの夏の高温対策にも使えるのでこのような容器を購入されると便利です。
春になったらそのままビオトープにもできますよ。
【STEP3】ホテイアオイの越冬方法(室内編・推奨)

室内にスペースを確保できる方は室内での冬越しがおすすめです。
基本的な栽培方法は屋外と同様に発泡スチロールで断熱して育てる方法です。
屋外に比べ室内の方が気温や水温の変化がマイルドで、ホテイアオイも寒さに耐えやすいので生き残る可能性が高まります。

いくら冬場に光合成が低下するといっても光は大切です。
メダカ同様に12時間程度照明を当ててあげるか、できる限り太陽の光が差し込む窓辺に置くようにしてあげてください。
私は、メダカの産卵のためにタイマー管理で14時間明かりをつけているので、ホテイアオイも春までお店の中で冬越しさせています。
室内の光だけでは光量不足で枯れる場合もあるので、天気が良く暖かい日には外に出してあげると効果的です。
屋外と同様に寒さや光量の不足で徐々に枯れていきますが、中心部が元気であれば春に復活できますので、枯れた葉をいじらずに春までしっかり育ててあげてください。
【STEP4】ホテイアオイを鉢植えで栽培してみよう

ホテイアオイは水に浮かべるだけと思っていませんか?
ホテイアオイは鉢にあげることも可能です。
植木鉢で育てるほうが窓際などの少しのスペースで育てることができますし、万が一冷え込んでも水が凍結するようなこともないので安心です。
注意点は、もともとが浮草なので水が大好きです。水はたっぷり与えて切らさないように気を付けてください。
【STEP5】春になっても枯れたまま芽が出ない場合

ホテイアオイはとても光が好きというか、生育に光が必要な植物です。
春になっても芽が出ない場合、残念ながら枯れていることもありますが、単純に光量不足の可能性があります。
芽が出ないからといってすぐに諦めないで、しばらく日が良く当たる場所に出して様子を見てみてください。