メダカの稚魚・成魚問わず水流が優しく針子を吸い込まないスポンジフィルターがおすすめ/形の違いやメンテナンス(掃除)やろ過方法について解説

店長メグ
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みなさまは、メダカのろ過フィルターに何を使用されいますか?

高いろ過効果が期待できる外部フィルターを始め、外掛け式フィルターなどろ過装置の形式は様々ですよね。

でも、実際メダカの飼育には何を使ったらいいのでしょうか?

今回は、簡単な各フィルターの説明と、私がメダカに飼育スポンジフィルターをおすすめする理由を解説させていただきます。

みなさまは、メダカのろ過フィルターに何を使用されていますか?

ろ過フィルターは、大きく分けて外部フィルター・上面フィルター・底面フィルター・外掛フィルター・投げ込み式フィルターなど種類もお値段も様々です。

実際のところメダカの飼育には、何を使用するのが良いのでしょうか?

今回は、私がスポンジフィルターをおすすめする理由など、詳しく解説をさせていただきます。

【STEP1】スポンジフィルターをおすすめする理由

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大前提として、メダカは物凄く水流が苦手で、水流が強いと疲れて弱ってしまいます。

だから、可能であればエアレーションすら排除したほうが理想なんです。

ろ過フィルターの基本は、大型のものほどろ過能力が高く、吐き出される水流も強くなる傾向です。

ろ過能力は高ければ高いほど飼育に安定感が出るのですが、メダカは強い水流を嫌うので、どうしても大型のフィルターを選択できなくなってしまうんです。

また、メダカを飼育される方の殆どが、小型で箱状の飼育容器を使用していると思いますので、容器の形の面で外掛け式フィルターを使えないことが殆どです。

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①メダカは強い水流が苦手
②複数の小さな箱状の飼育容器での飼育が多い
③屋外飼育が殆どで電気が使えない

ですから、スポンジフィルターがおすすめというより「このような条件が揃うから、スポンジフィルターしか使えないんです!」というのが正しい表現かもしれません。

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上記のようなろ材入りのフィルターもありますが、稚魚用に吸い込み事故を避けようと思えば、ろ過力は落ちますがスポンジタイプのフィルターが安心です。

成魚の飼育に使用する場合は上記のタイプでも全く問題ありません。

【STEP2】おすすめのスポンジフィルター

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私がスポンジフィルターを使う最大の理由が稚魚の吸い込み事故の防止です。

スポンジフィルターのストレーナー(スポンジ)は、製品によって目の粗さが異なります。

私が製品を選ぶポイントは、小さな箱型の容器に設置できるコンパクトさと、スポンジの目の細かさです。

レッドビーシュリンプなどシュリンプ飼育で愛用されているものは、スポンジの目が細かくて安心ですよ。

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稚エビの写真で申し訳ございませんが、スポンジフィルターは種類によってこんなにスポンジの目の細かさが違います。

是非、店頭で見比べてみてください。

先程も言いましたが、稚魚用に使用する場合は、スポンジの目の細かさに注意してお選びください!

1.テトラ「ツインブリラントフィルター」

ブリラントフィルターシリーズは、ビーシュリンプの飼育でも人気で、とてもスポンジの目が細かく稚魚の吸い込み事故の防止には最高の製品だと思います。

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高さがあるので水槽や深めのタライ向きのフィルターで、メダカ同様水流に弱いレッドビーシュリンプでも人気のフィルターです。

スポンジも2本と多い分だけろ過力が期待でき、スポンジの目が細かいので稚魚の吸い込み防止にも効果が期待できます。

それほど小型ではありませんが、水底に寝かせるように設置もできます。

私は水流が気になる場合は、底か壁面に寝かせて設置して、上向きに排水するようにしています。

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ブリラントフィルターにはシングルタイプもありますので、容器の大きさなどに合わせてご選択いただけます。

2.ニチドウ「コネクト・スポンジフィルター」

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コンパクトでスポンジの目が細かいことが魅力です。

また、取付の吸盤の数が多いので、外れて浮いてくることが少なくて使いやすいこと、ブリランとフィルターに比べて、背が低い容器で使用できるのも魅力です。

なにより全体にコンパクトで水流をコントロールしやすいのが魅力かな。

私は水流を限界まで抑えたいときは、水槽の側面ではなく底に取り付けて、上に向かって排水させています。

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私はコネクト・スポンジフィルターベタの稚魚飼育でも使っています。

ベタの稚魚もかなり小さいので、私の中で小さな針子のフィルターといえば、これが思い浮かびます。

3.スドー「ベタのフィルター」

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見た目の通りすごく小さなフィルターで、上記2つのフィルターに比べたら効果は限定的だと思います。

ですから飼育用というより、めだかの成魚を小さな水槽で展示する時に使用することが多いフィルターです。

番外編

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成魚用の場合は、先ほどのロカボーイや、こういった複数販売の大型のものも使っています。

個人的には、横向き排水タイプよりも上に排水するタイプのフィルターの方が水流を出しにくいので使い勝手が良いと思います。

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水流というかエア量の調整にエアコックは必須のアイテムです。

併せてご準備をお願いいたします。

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このブルーのプラ製バルブは確かに何%か加工不良があって、レビューもソコソコですが、私は少々のバリくらいは針金で穴を広げたりしながら使っています。

たくさん使う時は安いものが助かるので愛用しています。

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どうしてもエアレーションで水流が出過ぎるときは、画像のようにエアホースや、水草などで水面を囲むと水流を抑える効果があります。

ミジンコ繁殖にも活用できます。

【STEP3】スポンジフィルターのメンテナンス

スポンジフィルターは、スポンジが目詰まりすると水量が落ちろ過力も落ちてきます。

もし、スポンジが目詰まりして水量が落ちてきたと感じたら、水替えで捨てるために抜いた飼育水の中で、スポンジをニギニギして洗ってください。

カルキ抜きしていない水で洗うとろ過バクテリアが死滅するので、絶対にスポンジを水道水で洗わないことが大切です。

何度か握っても汚れが出なくなれば、スポンジをそのまま元に戻して再使用いただいて大丈夫です。

最後に

今回は特に稚魚用に使えることを前提にフィルターをご紹介しました。

稚魚は本当に水流に弱いのでエアレーションすらしない方も多いと思います。

私もそれは間違いでないと思いますが、できるだけ水替えを減らす=水質ショックを減らすための必要な悪としてエアレーションやろ過フィルターを使っています。

途中にも書いていますように、水草などを用いて水流を弱める工夫もありますので、みなさまも是非チャレンジしてみてください。

この記事がみなさまのお役に立てると嬉しいです。

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この下に記事を載せているテトラVAX60は、大型の外部フィルターなのに水流が弱いので、成魚であればメダカにもおすすめです。