メダカの卵を水カビ(水カビ病)から守るためにはどうしたらいい!?使用するのはカルキ入りの水?メチレンブルー?カビの原因は?カビ対策は?カビの影響は?カビ予防は?様々な疑問を解決します

店長メグ
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メダカの卵に限らず、メダカの体にも取り付くフワフワとした綿のようなミズカビ。

特にメダカの卵に水カビが付くのは、卵が死んでしまったのと同じですから、大量に見つけた時はショックですよね。

今回は、そんな厄介な水カビからメダカの卵を守る方法を解説させていただきます。

メダカの卵に限らず、メダカの体に取り付くことがある、フワフワとした綿状の水カビ。

特に水カビが卵に付いた場合は、直接的に卵の死を表すので本当に憎たらしいというか、悲しい気持ちにさせられる病気ですよね。

今回は、そんな水カビからメダカの卵を守る方法について解説をさせていただきます。

【STEP1】そもそも水カビって何?

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水カビは水中に住むカビ状の卵菌類の生物とその仲間の総称の様です。

陸上のカビとは種族的に異なるようですが、見た目とやることや増殖法など似ている部分があるので、水カビと呼ばれているようです。

【STEP2】最も簡単な水カビ対策

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メダカの卵を採卵していると、どうしても未受精卵や成長の不良で死んでしまう卵が出てしまいます。

水カビは、最初そういった死んだ卵に取り付きます。

そしてそこから、周りの元気な卵にまで広がっていくのです。

まず、メダカの卵はゴマ粒くらいしっかりした硬さがあるのですが、残念ながら未授精や死んだ卵は簡単に潰れます。

水カビ対策の一番最初の行動は、こういった死んでしまっている卵たちの排除です。

次にすることは、メダカの卵には着糸(ちゃくし)と言って、産卵床や岩などに卵を付けるためのネバネバとした糸が付いています。

この着糸が付いたまま放置すると、卵が塊になりやすく、水カビの被害をまともに受ける原因になりやすいです。

そのため、ガーゼやハンカチなどの上で、卵を転がすようにしながら着糸を外して、極力卵が固まらないようにする。

ここまでが、一番基本のミズカビ対策です。

【STEP2】マメに水道水を換水しながら維持する

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水道水に含まれるカルキは殺菌効果を持っているので、意外に水カビ対策としてバカにできないんですよ!

卵が孵化するまでの期間、1日~2日ペースで水道水を交換しながら孵化を待つだけでも、水カビの防止効果はあります。

※数日に1回水を換える理由は、カルキが抜けてしまうからです。

【STEP3】可能な方はメチレンブルー(抗菌剤)をご準備ください。

アクアショップの水槽やメダカの写真を見ていると、青い水の中で飼育している風景を見かけたことはありませんか?

それはメチレンブルーという抗菌剤で、殺菌の他、病気の治療にも幅広く用いられます。

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これが私のところの卵管理の風景です。

製氷皿で品種ごとに卵を分けていて、大きなお味噌の容器は一定した濃度のメチレンブルー水を作るために準備しているものです。

私は卵管理の場合、お味噌の容器あたり2滴メチレンブルーを入れています。

そして、メチレンブルー水を2日に1回スポイトで入れ替えるようにしています。

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着糸を取って、未授精の卵をちゃんと避けて、メチレンブルーを使っていれば水カビの被害を受ける可能性はグッと下がります。

メチレンブルーを一本持っておけば、使用量が数滴なのでかなり長く使えます。
これを機会にぜひご準備されてみてはいかがですか?

最後に

今回はメダカ繁殖の基本中の基本。

メダカの卵の水カビ対策を解説させていただきましたがいかがでしたか?

私も初めて採卵から2回位は水カビで全滅でした。

今日は、そんな苦い経験を思い出しながら書かせていただきました。

この記事がみなさまのお役に立てたら嬉しいです。

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