
メダカ飼育のあるあるですが、長年飼育していると飼育水槽がどんどん増えていきませんか?
そして、その度に買い足すちょっとした道具にもお金が掛かって大変ですよね?
私も開業した今だからこそ飼育道具を経費で購入できますが、趣味でやっている頃はお小遣いがあっという間に消えてしまい、とても大変でした。
今回は、そんな飼育用品に関するお悩みを解消するために、私がアクアショップめだか屋さんを開業する時に活用した、コスパが良いめだかグッズをご紹介します。
良かったら参考にしてみてください!
私(めだか屋SUN)がメダカの繁殖や飼育場を拡大していく中で、様々な飼育道具や水槽をAmazonや楽天で探して購入してきました。
その中で実際に使ってみて、コストパフォーマンスが良くて便利だと感じた商品をいくつかご紹介させていただきます。
私はまだまだ小規模なブリーダーで、飼育道具に大きな予算を掛けることができないため、時間をかけて吟味して探してきました。
この経験がみなさまのお役に立てると嬉しいです。
1.ブロア

屋外飼育の場合は、エアレーションできるようになると、夏場に酸欠防止や、水面に緑色の膜が張ることの防止、水の腐敗防止、僅かですが水温を下げる効果も期待できます。
賛否がありますが、私はブロアの活用をお勧めいたします。

メダカを屋外で飼育される場合に、水面に膜が張ったり、夏場の酸欠が心配で悩んだことはありませんか?
エアレーションはメダカが水流を嫌うなどのネガティブな要素もありますが、たくさんのメダカ飼育をされる場合は、エアレーションを導入されると多くのメリットがあります。
屋外で水槽用のエアーポンプを使用することは現実的ではありませんので、浄化槽用のブロアを使用することが一般的です。

私も中級レベルまでは、なんとなくブロワーの事は知っていましたが、なんだか難しそうな感じがして、エアポンプを何台も並べて使用していた時期もあります。
結局、1台1,000~2,000円のエアーポンプを何個も買うなら、最初からブロワーを買った方が、最終的にコストパフォーマンスが高く、エアの流量も段違いに多いので便利です。

底面ろ過にスポンジフィルターを併用するような場合、エアポンプでは絶対的にエア不足に陥るので、室内でもブロワーの使用をおすすめします。
使い方は簡単で、ブロアと分岐間を水道用のホースで接続するだけです。とっても簡単ですよ。
屋外にボイラー設備等があって、簡単に電源が確保できる環境でしたら全く問題ないです。
写真みたいにブロアと分岐管を繋ぐホースに直接穴をあけてコックを刺しても問題ないですよ。
画像のブロアは室内に設置しているものです。




私が屋外で使ってるのは流量が倍のこちらです。
2.エアチューブ
無事にブロアの設置が終わったら、あちこちにエアチューブを這わせることになります。
だから、エアチューブはいくらあっても足りないくらいで、単価は安ければ安いほど良いが本音です。
以下は、私が見つけた中でも特にコスパが良いエアチューブです。
30mでこのお値段だとDaisoさんのエアチューブが高額商品に感じてしまうほどです。

屋外でブロアを使うようになると、配管のためにエアホースを大量に使います。
ちょっとのことですが、たくさん使う小物が安く買えるととても助かります。
3.エアバルブ
めだかは水流を嫌うので、エアホースの先にバルブを付けて流量を調整する必要があります。
ブロアの大流量で、そのままチューブからエアを開放したらボコボコ沸騰したお湯みたいに泡立ってしまいます。
でも、このコックが高いんですよ。
何個も揃えると涙が出てくるアイテムです。
なので、最初の頃はバルブが高価で買えなくてエアチューブを縛って流量を調整していました。
そんな中で私が探して見つけた安いバルブをご紹介します。
正直50個でこのお値段は脅威!!
たまにエアが出ない個体がありますがご安心。
内部に薄いプラスチックのバリがあるだけなので、安全ピンなどでプスッと貫通してあげると普通に使用できます。

このコックは強烈にコスパがいいです!
たまに中が詰まっている不良品がありますが、針金で突き通せば普通に使えますよ。
これより安いコックはみたことがありません。最強だと思います。
4.エアストーン
たくさんメダカを飼育していると、どうしても数をたくさん使うのがエアストーン。
四国のブリーダーさんたちは、コスト削減のため、エアチューブにプラスのネジを詰めて使っていると聞いたことがあるほどです。
Daisoさんが2個で100円だったと思うので、お値段が変わってなければ、こちらの方が断然コスパがいいのでお薦めです。
5.エアチューブコネクター

エアホースを這わせる際に、バルブやホースを節約するために、分岐をたくさん作ることも多いです。その際に使うのがエアチューブコネクター。
コネクターもたくさん使うので、値段が安いととても重宝します。
6.トロ舟
大きなメダカ飼育容器の定番はトロ舟ですよね。
でも、ホームセンターで買うと数千円しませんか?
通販で安いものを探しても送料が凄く高かったりしませんか?
そこで私が見つけて買ってる、すごく安いトロ舟をご紹介します。
はじめて見つけた時はΣ(・ω・ノ)ノ!
とにかく安いので、送料を含めてご確認ください。
おおよそ60ℓのトロ舟のサイズ感はこんな感じです。

7.アステージNVボックス
こちらも飼育容器の定番中の定番。
アステージNVボックスです。
私はモノタロウで買っていますが、モノタロウは業者向けにしか販売していないので、一般の方はこちらで買うほうが現実的でしょうか。
サイズ的にも使いやすいので、種親や稚魚の管理はこちらがお薦めです。
使用イメージはこんな感じです。
下の棚にあるのが、オーバーフロー加工をしていますがNVボックスです。

8.選別網

画像を見てこんなの使えるかって思いました?
私も最初はおもちゃみたいって思ってました。
確かに、高級な選別網は凄くいいんです。
でも、選別網は消耗品なので、ミジンコだったりゾウリムシを掬う網は、こんな廉価な物でも良いのではないでしょうか?

それに、この選別網は意外に使いやすいですよ。
たぶん、私は選別網の中で1番愛用しています。
ちゃんと、選別網の中にあるでしょ?
それもたくさん。
網の直径が2種類と網の目の大きさが2種類の合計4種類あるので、用途に応じて使い分けています。



おもちゃみたいで安っぽいと舐めたらだめですよ。
この商品は粗目と細目がありますが、細目の方は私が使った中でも最強クラスに使いやすいです。
何より、安いから壊れることも気にせず、使いやすいように曲げたりガンガン使えます。
レッドビーやベタ、グッピーでも普通に使っていますし、ミジンコの選別にも威力を発揮します。
9.水ごとネット

ロングフィンのメダカを網で掬って万が一スレ傷を作ると、水カビ病からヒレぐされ病への地獄のコースに陥る可能性があります。
それを防ぐためにも、ロングフィンのメダカは可能な限り水ごとネットの使用をお勧めします。
飼育をしていて針子や稚魚、ロングフィンタイプのメダカを網で掬うことに抵抗を感じたことはありませんか?
私は、針子の背が曲がったり、ヒレにスレ傷を作ることが不安で、網で掬うことを躊躇する場面が少なくありません。
この水ごとネットは、コスパの良さで選んだ商品ではありませんが、網で掬うことを躊躇うシチュエーションで最大の効果を発揮するアイテムです。
今はロングフィンタイプのメダカがブームですし、ヒレのスレ傷防止に水ごとネットを一本いかがですか?
水ごとネットはこんな感じで飼育水ごと、網にメダカが触れることなく掬えるのでとても安心です。


10.メダカ産卵繁殖用水作り
テトラ産卵繁殖用水作りは冬の室内飼育に最高のアイテムです。
これを適量飼育水に混ぜると、本当にブリブリ卵を産んでくれます。
私の経験ですが、これを入れてもどうしても卵を産まないときは、水質悪化を疑ってください。
水が汚れてくるといくら待ってもメダカは産卵しないですし、水の汚染に並行して産卵数も減っていきます。
1日10時間程度の照明・水温・水質・繁殖用水作りが揃えば、ほぼ産卵は間違いなしのアイテムです。

私も使っていて、本当にこれを使うとメダカが産卵をはじめてくれます。
特に冬場の、室内加温飼育で威力を発揮します。

最後に
ここまで、コスパの良い飼育用品を紹介してきましたがいかがでしたか?
私が室内のレッドビーシュリンプ繁殖から、屋外のメダカ飼育に転換したときは、どんなものを揃えていいのかわからず本当に悩みました。
色々な方のブログを覗いたり、YouTubeもたくさん見ました。
それでも、なかなか飼育方法の情報はあっても、具体的な道具や購入先の情報は得られず、Amazonや楽天で何度も購入しては失敗の連続でした。
この経験が、これからメダカを本格的に始めていこうと考えていらっしゃる方のお役に立てたら嬉しいです。
最後までご覧いただいてありがとうございました。