
冬でもメダ活楽しんでいますか?
みなさまご存じのように、メダカは環境さえ許せば年中産卵してくれます。
ですから、今年こそ冬場も採卵にチャレンジしたい!そうお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、冬の間に室内で飼育するだけでは、簡単に卵を産んではくれません。
冬の間も継続して産卵して貰うためには、どのように育てたらよいのでしょうか?
今回はそんな冬場の産卵方法について解説していきたいと思います。
メダカは環境さえ許せば年中産卵をしてくれる生き物です。
ですから、今年こそ冬場も採卵したいとお考えの方も多いのではないでしょうか?
でも、冬の寒い間を室内で過ごさせるだけでは簡単に産卵はしてくれません。
今回は、冬にメダカの産卵を促すにはどうしたらよいかを解説させていただきます。
【STEP1】メダカの産卵条件をおさらい
①日照時間が12時間以上
②水温は18℃~30℃が目安

その他に、どうしても産卵を開始しない場合は冬から春の訪れを再現するために、水温や日照時間を徐々に伸ばしていくと好影響があると言われています。
ですから、上記の①②を満たしても産卵が始まらない場合は、僅かに水温を下げて日照(照明)時間を短くしてから再チャレンジすると効果があるそうです。

基本的な日照時間や水温、そのほかの条件や対処方法については以下の記事をご参照ください。
日照時間の調整

室内飼育で夏場の日照時間を再現するためには、LEDライトとタイマーがある簡単です。
私も、3年前にタイマーをセットしてからずっと放置状態です。
まず、LEDライトと聞いて思い浮かぶのはアクアリウム専用のLEDライトと思いますが、私は全部専用ライトだと揃える費用も大変ですよね。
だから、私は魚や水草の色彩を楽しむ目的の水槽以外は、画像のようにキッチン用のLEDライトを使用して対応しています。

将来的にはすべてアクアリウム専用品に変えていきたいのですが、単純に昼間を再現するだけだったらキッチン用のLEDライトで十分です。


ちょうど私で隠れていますが、壁際に照明用のタイマーを設置しています。
これは、背面にコンセントのオス、側面にコンセントのメスがあって、壁のコンセントと延長コードの間に挟み込むようにして使用します。
すごく低価格ですが、めだか屋SUNの創業時から使用しているので、3年以上放置で故障することなく使用できています。
毎日使うから耐久性って大切ですよね。
台風などで停電しても狂ったりせずに調整不要で簡単です。

スマート家電を使い慣れている方でしたら、照明の管理もスマート電源を使用してプログラムすると簡単だと思います。
私も今のタイマーが壊れたらスマートプラグに変更するつもりです。

キッチン用LEDです。
同じ価格帯のアクアリウム専用品に比べると価格の割に照射範囲が広いのが魅力で、産卵を促す用途ならこれで十分だと思います。
ただ、アクア用に比べると赤や青の光の成分が不足しているので、水草の成長促進や魚を綺麗に照らすという機能面は不足です。
用途に応じてご選択ください。
水温の調整

先ほども書きましたが、水温が18℃~30℃の範囲で産卵が始まります。
30℃以上で産卵しないということではありませんが、長時間30度以上の水温にメダカを晒すと弱ってしまう原因になりかねないので注意が必要です。
水温18℃以上で産卵を始めると言われていますが、私の経験では水温24℃~26℃くらいを目指すと産卵の確実性が高まります。

体外光やヒレを伸ばしたり、だるまメダカを増やすには水温28℃以上で飼育する方が良いのですが、実は水温が28℃を超えると水が悪くなりやすいんです。
私の経験で水温28℃以上の加温飼育は、水質悪化でポツポツ死を起こしやすいので、体外光を伸ばすなど理由がなければ、24℃~26℃までの加温をおすすめします。

私はヒーターをAmazonで購入しました。
この価格帯で温度調整ができるのは魅力ですよ。
購入者の評価が微妙だったのですが、4セット購入して1年間一つも故障せずに使えています。
問題ないと断定はできませんが、私は買って良かったと思える製品です。

色々水温を触る予定がない方は温度固定式のヒーターが安いので導入しやすくておすすめです。
だるまメダカを増やしたいなど産卵を促す以外の目的がなければ、これでも十分だと思います。
この製品は100Wあるのでトロ舟でも十分加温できるのでおすすめです。

加温はこんな感じで大きな容器で複数を湯煎する方が電気代が安く済みますよ!

【STEP2】それでも産卵しないときには

日照時間と水温を整えても産卵しないことは少なくありません。
そんな時には以下のような対応をしてみてはいかがでしょうか?
効果があると思います。
①1週間くらい時間をかけて、2℃~3℃水温を下げてから戻してみる。
②1週間くらい時間をかけて、2時間くらい日照時間を短くしてから戻してみる。
③ブラインシュリンプやミジンコなど栄養豊富な餌を十分に与える。
④メダカ産卵繁殖用水作りを試してみる。
⑤諦めてペアを変えてみる。

ミジンコとブラインシュリンプについては以下の記事をご覧ください。
メダカ産卵繁殖用水つくりを試してみる

蓋を開けると、栄養ドリンクのような黄色をした液体で、軽くヨウ素の匂いが漂います。
この製品を規定量飼育水に混ぜてあげると、産卵せずに苦戦していた水槽でもスッと産卵が始まることが多いです。
価格も高くないので、一本持っておくと安心です。
私も使っていますし、ネットで検索しても結構レビュー記事が多いですよ!
そのほか

最後の必殺技ですが、飼育容器の下に台を敷いて、容器をLEDに近づけるとより明るくなり、それで産卵を始めたこともありました。
そういった理由で、飼育容器も中が明るい白や透明の容器の方が、産卵を開始しやすいように思います。

私の冬の繁殖場の風景です。真っ白でしょ?
ちなみにこの容器はDaisoさんで200円の容器で、透明容器はNVボックスの透明タイプです。
NVの方が耐久性があるのでおすすめです。

