
皆さん室内飼育でメダカのエアレーションに、何を使用していますか?
もしかして、何台も市販のエアーポンプをぶら下げて使ったりしていませんよね?
私もずっとそうしてきましたが、今は試行錯誤の末に屋外も室内もブロワーポンプを使っています。
その方が絶対便利で使い勝手が良いのでおすすめですよ。
メダカ初心者の頃は、何台もエアーポンプをぶら下げてメダカ飼育をしていた私ですが、今は浄化槽用ブロワーポンプ(安永のAP-40)を使用してエアーを管理しています。
正直、流量もパワーもブロワーポンプの方が圧倒的に強く、何よりコンセントが一本で済みますから、こんなに便利なことはありません。
私は60㎝水槽用のエアーポンプ10台を超えて、それでも不満に思ったところからブロワーポンプに切り替えました。
これがエアーポンプからブロワーポンプへの切り替えの一つの目安かもしれません。
今回は、私がたどり着いたブロワーポンプの便利さと、その使い方をお伝えしていきたいと思います。
【STEP1】エアーポンプのデメリット
蜘蛛の巣のような電源の取り回し

まず初めに、何台もエアーポンプを使っていると、延長コードを含めて電源が蜘蛛の巣みたいになりませんか?
そこに照明の電源コンセントが加わるともう配線地獄ですよね。
私もその頃は、リセットやメンテナンスの度に、何重にも絡んだ電源コードを解きながらため息を繰り返す日々でした。
それって凄く面倒じゃありませんか?
音が小さい製品を選んだはずなのにそこそこの騒音

技術の進歩で静かなエアーポンプも増えています。
でも、ハズレ商品も結構あり、そんなのを買った時って最悪ですよね。
また、私の設置が雑なせいですが、深夜に棚とポンプやポンプ同士が接触して、ガラガラと大きな音をたてて、眠りを妨げられたことも少なくありません。
そんな時、どうにか静かにする方法がないかと、いつも悩んでいました。
流量が大きいはずなのに意外にパワーがない

こんな経験はないですか?
張り切って流量が大きなエアーポンプを買ってきたはずなのに、底面フィルターとスポンジフィルターを同時に使えないみたいなガッカリ事故。
これはレッドビーシュリンプ飼育などで遭遇しがちですが、遭遇するとホントガッカリですよね!
メダカ飼育でも、パワー不足から分岐させても思いのほかエアストーンの数を出せなかった時は残念の極みです。
ブロワーポンプなら何十個でもストーンが出せますもんね。
そう言った意味で、エアーポンプってブロワーポンプに比べてパワーのコスパが凄く悪いんです。

こういった私の悩みや経験を聞いていただいて、「そうそう!あるある!」そう思った方は今すぐブロアーの導入を検討してみてください。
初期投資は必要になりますが、使った費用以上の満足感はあると思いますよ。
きっと、ブロワーポンプの導入がお悩みを解決してくれますよ。
【STEP2】ブロワー設置って難しくないんですか?
ブロア設置に必要な道具

私の場合は、ブロワーの設置に、ホース・分岐間・エアホース・コネクター・エアバルブの4つを準備しています。

正直言って下にある道具をすべて揃えると現時点で2万円ちょっとかかります。
だから、私も安いという理由だけで1,000円~2,000円のエアポンプばかり買って使ってました。
でも、ドンドンメダカが増えて行って、エアポンプを5個も10個もと買っていくと、あっという間に価格が逆転するんですよね。
エアーポンプではパワー的にエアーを排出できるストーンの数も少ないですもんね。

なにより私の体感ですが、何台ものエアーポンプを同時稼働するよりは、さすがにブロワーポンプの方が静かだと思います。
【STEP1】で言った夜中のブーンガラガラみたいな騒音事故は皆無ですしね。

私は雑なので、一般の方みたいに塩ビパイプで綺麗に配管せずに、ゴムホースでつないで途中にコックをプスプス刺して配管しています。
その方が取り回しも相当楽ですからおすすめです。
下の写真はわかりやすいので屋外の配管の写真を載せました。
塩ビパイプの方は水のかけ流し用の配管で、ゴムホースがエアー用の配管です。


ここから下が、室内というか店内の配管です。
店内をエアホースでつないで配管してるのがよくわかると思います。
エアーポンプみたいに何本も電源がないので、すごくすっきりしてるのもご理解いただけると思います。


これが、ホースの先に分岐管を接続した写真です。
ホースの先に差し込むだけで簡単でしょ?


【STEP3】ブロワーポンプ配管の注意点

最初にブロワーポンプからゴムホースで分岐管につないでエアを分散させます。
その後エアホースを這わせていくのですが、分岐管の一つの穴からずっとホースをつないでいくと、さすがにエアが弱まります。
そこで、分岐管を室内の中心に据えて、全体に満遍なく全ての穴からエアを出すようにしてください。
それでも分岐管がいっぱいになったら、ホースに直接コネクターを刺しても大丈夫です。
とにかく、分岐管の一つの穴に集中させ過ぎないように注意してください。
また、逆にパワーが出過ぎる場合は大気中に開放して弱めることも可能ですのでご安心ください。
【STEP4】ブロワーの作動音について

前半から静音とうたっていますが、寝室や寝室の近くでの使用は厳しいです。
さすがに、静音タイプのエアーポンプの数台のイメージですと静粛性ではかないませんし、そこはご理解とご認識をお願い申し上げます。
あくまで、混在したエアーポンプ10台以上並べて使うのと比べたら静かですと言ったレベルです。
最後に
浄化層用ブロワーポンプと聞くと、超ベテランで大規模にされてらっしゃるブリーダーさん御用達と思われそうですが、意外にそのようなこともありません。
流量が40リットルぐらいでしたら、そこまで強烈にエアも出ませんし、出し方の工夫や大気開放でいくらでも流量は調整が可能です。
最初にも書きましたが、私はエアーポンプ60cm水槽用10台で不満を感じた時点で、思い切ってブロワーに切り替えました。
皆さんもエアーポンプを並べてウンウン悩んでいらっしゃる方がいたら、ブロワーポンプの導入をおすすめいたします。
この記事がみなさまのお役に立てると嬉しいです。