
こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

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私の主な生活は、写真撮影とメダカ飼育のブログを書きながら、自分で撮影した写真と繁殖したメダカを販売して生活しています。

このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

みなさまは、一眼レフやミラーレス一眼で望遠レンズを使うと起きる”圧縮効果”をご存じですか?

もしかすると、遠くの被写体を撮ることがないから、望遠レンズは使ったことがないという方が多いかもしれません。

望遠レンズには、近くの風景撮影でも活用できる、独特の効果があるんですよ。

一眼レフやミラレス一眼で望遠レンズを使うと写真に起きる風景の”圧縮効果”とは

望遠レンズの”圧縮効果”を一言で表すと、ズームで風景を拡大した時に、写真の主役だけでなく背景まで拡大されてしまう現象です。

写真全体が拡大されるのは当たり前の話なのですが、実際に写真を見てみると面白い現象ですよ。

望遠レンズの圧縮効果を図にすると以下のようなイメージになります。


上の図のように、望遠レンズを使って被写体を拡大して撮影すると、背景も迫り出して見えるため、迫力がある写真を撮影できます。
この後、実際に作例を示してご説明しますが、一眼レフやミラーレス一眼に望遠レンズを使った撮影で、風景が拡大されて起きる独特の変化を風景の”圧縮効果”と呼びます。
具体的に説明すると、カメラに望遠レンズを付けて写真を撮ると、被写体(写真の主役)だけでなく、風景(背景)全体が拡大されるので、写真に背景が迫ってくるような迫力が産まれます。
この効果を上手く活用できると、望遠レンズでしか撮れない迫力のある写真を撮ることができるようになります。
(参考)圧縮効果は人物撮影(ポートレート)でも活用できる

人物撮影(ポートレート)で90㎜や105㎜、135㎜といった中望遠レンズを使う理由の一つに圧縮効果の活用があります。

圧縮効果で遠くの背景を引き寄せることで、被写体が背景に埋もれているような写真が撮れます。
※人物写真(ポートレート)に中望遠レンズを使う理由は、望遠レンズの圧縮効果だけでなく、周辺の歪みが少ないとか、ボケが柔らかいなどのメリットもあります。


ポートレートで人気のレンズといえば、タムロンの90㎜マクロが有名です。

私も最新型ではありませんが、タムロン90㎜マクロ、通称タムキューを愛用しています。

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実際にミラレース一眼に望遠レンズを装着して撮影した作例

ミラーレス一眼に望遠レンズを付けて、300㎜までズームした写真ですが、まさに”圧縮効果”という迫力の作例です。

〇参考情報

私は撮影に初代のSony・α7を使用しています。

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望遠レンズの”圧縮効果”は街中だけでなく、広い風景の撮影にも効果的です。

以下の写真ですが、まるで波やテトラポットが迫ってくるような迫力を感じませんか?


”圧縮効果”は標準レンズ以上の画角であればどのようなレンズにもある効果ですが、望遠距離が延びるほど効果が大きくなっていきます。

以下の作例で、標準レンズと望遠レンズの”圧縮効果”の差をご確認ください。

被写体が集まって見える密度感が、全く違いますよね。


一眼レフやミラーレス一眼で風景を撮る時におすすめの圧縮効果の活用方法

ここからは、作例を交えながら、圧縮効果の活用方法をご紹介いたします。
望遠レンズの圧縮効果で被写体の密度を高めて集まっている雰囲気を高める

お花畑の撮影に圧縮効果を活用すると、実際より花が密集して見えるので、すごく満開のような写真を撮ることができます。

お花畑の撮影には、望遠レンズが最適です。



望遠レンズを使うだけで、実際の見た目以上に被写体が集まって見える写真が撮れます。
この写真は満開の菜の花畑を撮影していますが、もしも花が満開でなく疎らにポツポツとしか咲いていなくて寂しい風景の場合、望遠レンズを使うと圧縮効果で満開の花畑に見せることができます。



同じ場所で撮影していますが、2枚目の作例は私がお花畑にいるように見えますよね?

これが一つ目の圧縮効果の使い方です。

望遠レンズで遠くの背景を大きく引き寄せて写真に迫力を出す

海の作例に戻りますが、圧縮効果を使えば、遠くの景色を引き寄せて写真に迫力を出すことができます。



角度が違うので恐縮ですが、望遠レンズを使えばこんなに遠い堤防の先が、まるで目の前のように見えます。

望遠レンズで迫力を高める撮影は、効果的な風景写真の撮り方のテクニックです。
望遠レンズの圧縮効果を使って、遠景を大きく拡大して撮影をすると、すごく遠くの風景を目の前で起きている現象のように撮影することができます。
嵐で荒れた海を標準レンズで撮影しても、波が小さくて緊張感が伝わらない時に、望遠レンズを使って背景を圧縮すると、写真に迫力と緊張感が増すのでおすすめです。
望遠レンズを使った圧縮効果の独特な距離感の雰囲気を活用する

すごく曖昧な言い回しですが、スマホにできなくて一眼レフやミラーレス一眼にできるのが、圧縮効果独特の距離感です。



圧縮効果の距離感を活かした写真は、望遠レンズが使える一眼レフやミラーレス一眼でしか撮れない写真です。

スマホも高機能になりましたが、圧縮効果までは再現できていないと思っています。
私にとっては不思議な現象なのですが、望遠レンズを使って背景を圧縮すると、遠くの風景が近くに寄ってきている筈なのに、逆により距離感を感じる写真が産まれます。
一眼レフやミラーレス一眼を使って写真を撮る時に、もっと写真の中に距離感を出したい場合は、思い切って望遠レンズの圧縮効果を使うことをおすすめします。

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望遠レンズにはない標準レンズの魅力とは

ここまで記事を読むと、望遠レンズでなければダメみたいに聞こえますよね?

今回は望遠レンズの記事なので割愛していますが、望遠以外のレンズにもそれぞれ魅力があります。

他のレンズにご興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ

ここまで、望遠レンズの圧縮効果についてご説明してきましたが、いかがでしたか?

ここまで、私が一眼レフやミラーレス一眼を使った撮影におすすめする、望遠レンズの圧縮効果についてご説明させていただきました。
上のジョウビタキ(小鳥)の写真は、遠くから望遠レンズで撮影しています。
みなさまは、望遠レンズといえば野鳥撮影や日の出のイメージが強くて、自分には必要ないからと望遠レンズを持っていない方が多いかもしれません。

私は広い風景を撮りたい時と花の接写を除けば、8割以上の確率で70-300㎜の望遠レンズを付けています。

本当は、70-200㎜F2.8くらいのレンズが欲しいのですが、高価でなかなか手がでません。

望遠レンズは開放F値が大きくてもボケやすいので、みなさまも最初の望遠レンズは中古の安いものでいいと思います。

参考ですが高い望遠レンズはこれくらいします。

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ここまで、私がおすすめする望遠レンズの圧縮効果の使いどころをご紹介してきましたが、上手く活用できそうですか?
繰り返しになしますが、私の考える圧縮効果を使うポイントは
①花畑が疎らで寂しい時などに、密度を高めて満開のように見せたい時
②遠くの風景を引き寄せて写真に迫力を出したい時
③写真の中に独特の距離感を演出したい時
①~③のニーズがある撮影シーンには、望遠レンズを使用した圧縮効果の活用がおすすめです。
是非みなさまも、この記事の内容をご活用いただき、素敵な風景を撮影してみてください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。
