
こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

いつも、私のインスタグラムとブログをご覧いただき、ありがとうございます。

私の主な生活は、写真撮影とメダカ飼育のブログを書きながら、自分で撮影した写真と繁殖したメダカを販売して生活しています。

このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

いつものブログでは、F値とかシャッタースピードとか、カメラの技術的な話が多いのですが、今回は写真撮影の考え方のお話です。

みなさまは、素敵な風景を撮影してきたのに、帰宅してパソコンの画面で確認したら、写真がつまらなかった経験はありませんか?

私がカメラ初心者の頃は、撮ってきた風景がパッとしないことが多くて、どう撮れば改善できるのかすごく悩みました。

どうしたら、風景がパッとしない問題を解決できるのでしょうか?

たとえ広大な風景写真であっても主役を明確に撮影することが大切

今回は、例えが分かりやすいように、説明用の作例は、すべて同日同時間帯の写真を使っています。

いきなり核心に迫りますが、たとえ風景写真であっても主役が「風景」の写真はパッとしないことが多いです。

私が風景写真を撮影する時には、海や山の風景であっても、必ず何か主役を見つけて撮影するようにしています。
広い海や、山の展望台に登って風景を眺めると、素敵な景色に思わずカメラのシャッターを切りたくなりますよね。
私も、素敵な海や朝日を見ると、時間を忘れてカメラのシャッターを切ってしまいます。
でも、家に帰って撮影した写真を確認すると「なんだか見てきた風景の魅力を感じない・・・」「意外にパッとしないな・・・」そう感じてガッカリすることがありませんか?
私が初心者の頃は、撮影してきた風景写真が、あまりにもパッとしなかった経験が多くて、いつも悩んでいました。
そして、たくさんの写真を撮りながら試行錯誤の末にたどり着いた結論は、例え風景写真であっても「何の写真?」と聞かれて「風景」とか「海」としか回答できないような曖昧な写真は、作品の仕上りに締まりが出ないという事です。

ここから、実際に私の作例を交えてご説明します。
カメラで風景を撮る時には周囲を少し歩いて散策してみよう!


この写真は、今朝私が撮影した多朗島海水浴場の日の出の写真です。

悪い写真ではないのですが、なんだか間が抜けた印象がしませんか?


こちらは撮影場所を5mほど北へ移動した写真です。

満潮の時に残された海藻と、流れ着いた流木が印象的ではありませんか?

この写真は海と朝日の写真ですが、同時に浜辺へ打ち上げられた流木の写真でもあります。

このように、夜明けの風景であっても、風景以外に明確な主役を置くと、グッと写真の仕上りが良くなります。


先程の流木の撮影ポイントから、更に後ろへ下がって撮影した風景です。

構図に水飲み場を含めましたが、いかがでしょうか?

私は、この写真が今日一の仕上りだと思っています。
見付けた主役に近づいて写真を撮影するとより風景が印象的になる

もし、素敵な主役が見つかった方は、一歩前進して主役へ寄って撮影してみましょう。



今回は、水飲み場の蛇口へ寄って撮影してみました。

カメラの特性上、より主役へ接近して撮影すると、背景ボケが起きます。

全ての風景撮影に使えるテクニックではありませんが、夜明けなど光輝く風景であれば、ボケることで写真全体の印象を高める効果が期待できます。
太陽が昇って光が強くなってきたら障害物を主役にして太陽を隠す撮り方も効果的

今回は、夜明けの作例を使用しているので、太陽ネタが多くて恐縮です。

太陽が昇って光が強くなってくると、ゴーストやフレアがでたり、白飛びしやすくなったりします。

また、露出がオーバーになると、絞りを閉じる必要性も出てきます。
⇒光量と絞り(F値)についてはこちら

太陽の光が強すぎる時には、建物や障害物を主役に見立てて、思い切って太陽を隠してみましょう!

建物や障害物から漏れてくる太陽の光芒が、より写真を魅力的にしてくれるかもしれません。


いかがでしょうか?私は好きな1枚です。

一枚だけ、別の日の写真を紹介させてください。

何かに隠れた太陽を撮影する時に、絞りをF18くらいまで絞り込むと、太陽がトゲトゲになります。
今日の撮影では、絞りを開放してボヤッとした光芒を撮影しましたが、写真によっては絞り込んで太陽をトゲトゲにするのも効果的です。
目的の風景に”足し算”した主役で写真を引き締めた作例

今朝の風景だけでは、説明の根拠が薄いと思いましたので、数点作例をご紹介します。


この写真は、輪になった岩と飛行機雲が主役になって写真を引き締めています。


主役がいなくなると、こんな感じ。

太陽を大きく撮影したくてズームした結果ですが、太陽と海と空だけでは写真に締まりがでません。


この写真も、漁船と岩がいてこその風景で、海と沖の島だけではパッとしなかったと思います。


人物を主役として活用することもできます。

ただし、人物を風景の主役に使う場合は、人物が主張し過ぎてポートレート(人物写真)にならないように注意が必要です。


線引きが難しいのですが、私の中でこの写真は風景写真でなく人物写真です。

私は撮影にα7シリーズを使用しています。

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まとめ

ここまで、たとえ風景写真であっても主役を作ることの大切さをご説明しましたが、いかがでしたか?
繰り返しになりますが、私が一眼レフやミラーレス一眼で写真撮影を始めたばかりの頃は、いくら風景を撮影してもパッとしない写真が多くて、風景が嫌で嫌で半年くらい撮らなかった時期がありました。


上の写真は悩んでいた時期の作例です。
なぜかスマートフォンで風景を撮影しても気にならなかったのですが、一眼レフやミラーレス一眼で風景を撮ると写真が冴えなくなるんですよね。

おそらくスマートフォンのカメラは、広角性能や写真を仕上げるプログラムが良く練られているんだと思います。

一眼レフやミラーレスは、自分で調整できる部分が多いので、その分迷いやすくなるんですよね。
私も長年スマートフォンで風景を撮影してきたのですが、スマートフォンは広角の歪み方から、背景のボケ方、発色の鮮やかさ、誰でも失敗なく撮影できる暗所能力など、本当に良く練られていて完成されています。
逆に一眼レフやミラーレス一眼は、機械が余計な介入をせずにナチュラルに撮れるように設計されているので、初心者がスマホから一眼レフに持ち替えることは、自転車の補助輪を外すようなものです。
ですから、スマホから一眼レフに持ち替えた方が、一時的に風景を撮れなくなるのは自然な事なんです。


これは、私のスマートフォンの写真ですが、誰でもシャッターを押すだけでここまで迫力のある写真が撮れます。

このスマホの感覚に慣れている方が、いきなり一眼レフに持ち替えたら、スランプになるのも当然だと思います。

是非、一眼レフやミラーレス一眼に持ち替えて風景撮影をする時には、主役を見つけて撮影するようにしてみてください。

グッと写真の仕上りが良くなると思います。
是非みなさまも、この記事の内容をご活用いただき、素敵な風景を撮影してみてください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。


夜明けなど暗い場所の撮影では、ISOの管理が大切です。