
こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

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私の主な生活は、写真撮影とメダカ飼育のブログを書きながら、自分で撮影した写真と繁殖したメダカを販売して生活しています。

このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

みなさまは、一眼レフやミラーレス一眼で広角レンズを使うと起きる”パースペクティブ効果”をご存じですか?

”パースペクティブ効果”というと馴染みがありませんが、一般に”パース効果”と呼ばれる現象です。

広角レンズの”パース効果”は、一眼レフやミラーレス一眼よりも、スマホを使った写真撮影で馴染みがある現象かもしれません。

一眼レフやミラーレス一眼の広角レンズの特徴とパースペクティブ効果とは

望遠レンズ、標準レンズ、広角レンズの中で、写真を撮る時に一番特徴が出るレンズが広角レンズかもしれません。

正直、広角レンズは最も魅力的でありながら、最も癖が強いレンズと言えます。

初心者の方向けにご説明をすると、一般にレンズの焦点距離が35㎜以下のレンズを広角レンズと呼びます。

ただし、この基準は割と曖昧なので、人によって標準レンズと広角レンズの境目の定義はまちまちです。

私の広角レンズは17-35㎜ですが、一般に焦点距離が20㎜以下のレンズを超広角レンズと呼ぶようです。

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一眼レフ・ミラーレス一眼の広角レンズの特徴とは

一眼レフやミラーレス一眼に広角レンズを装着して写真を撮ると、以下のような特徴や効果が現れます。
①標準レンズに比べて、より幅が広い風景を撮影できる(画角が広い)
②風景の遠近感が強調される(パースペクティブ効果)
③写真の隅々にまでピントが合いやすい(パンフォーカス)
④写真の四隅に独特の変形が起きる(歪み・伸び)
一眼レフやミラーレス一眼へ広角レンズを取り付けると①~④の効果が発生します。
一般にカメラのレンズは、焦点距離が長くなるほど背景がボケやすくなり、逆に焦点距離が短くなるほど背景にピントが合いやすくなります。
また、望遠レンズを使って写真を撮ると、被写体だけでなく背景も大きく拡大されますが(圧縮効果)、広角レンズでは背景が小さく縮小され、更に肉眼よりも遠くに見えます(パースペクティブ効果)。
その他、広角レンズには被写体を変形させる効果があり、この歪みを活用するとダイナミックな写真が撮れる半面、使い方を熟知していないと顔が大きく撮れたり、手足が長くなり過ぎたりする弊害があります。
広角レンズのパースペクティブ効果(パース効果)とは




上記の3枚の写真は、望遠レンズ、標準レンズ、広角レンズの順で並んでいます。

つまり、3枚の写真は、圧縮効果、肉眼、パース効果を表現しています。

特に広角レンズの作例は、上記①~④の特徴を含んでいるのが良く分かると思います。
望遠レンズ・標準レンズ・広角レンズのイメージ


各レンズの特徴を図で表わすと、上の図のようになります。
実際にミラーレス一眼に広角レンズを装着して撮影した作例

今朝、この記事を書くためにミラーレス一眼に広角レンズを装着して撮影してきた作例です。

昨日、50㎜単焦点(標準レンズ)で撮影した作例と並べますので比較してみてください。



同じ場所から撮影していますが、焦点距離17㎜と50㎜ではこんなに差が出ます。



微かに見える沖の灯台で分かりますが、この2枚は同じ場所で撮った写真です。

同じミラーレス一眼で撮った風景写真も、焦点距離で一変しますよね。


参考ですが、この作例は300㎜の望遠レンズに2倍のテレコンバーターを付けた、焦点距離600㎜の写真です。

灯台でお気付きだと思いますが、同じ海の風景でもミラーレス一眼に付けるレンズを変えるだけで風景は一変します。
広角レンズのパースペクティブ効果(パース効果)と歪みの活用方法

広角レンズの解説で写真の歪みは外せなので、パース効果と歪みをセットでご説明いたします。

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広角レンズのパース効果で風景に距離感の迫力を演出する

広角レンズの”パース効果”の活用で、一番使い易いシチュエーションが距離感の強調だと思います。



この2枚の写真は、同じ堤防を望遠レンズの焦点距離300㎜と、広角レンズの17㎜で撮り比べた作例です。

望遠レンズの記事で、波の迫力を出すために望遠の”圧縮効果”を使ったと説明しましたが、逆に堤防の長さを強調するには広角レンズが最適です。

ですから、距離感を誇張したい写真を撮る時には、広角レンズのパース効果を使ってみてください。
広角レンズの奥行きを活用して足元からの風景を撮影する



上の写真は、すごく極端な比較になります。

ミラーレス一眼に(望遠+テレコン)600㎜レンズと、17㎜の広角レンズを装着して撮った作例ですが、雰囲気がまるで違いますよね。

しっかりと主役を見せたい写真には望遠レンズが最適ですが、足元から広がる空間全てを作品にしたい時は、広角レンズが最適です。

私はSONYのα7初代を使って撮影しています。

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一眼レフやミラーレス一眼で広角レンズを使う時の注意点とデメリット

広角レンズには、中心から端に行くほど被写体が長く伸びる(歪む)特徴というか癖があります。

この広角レンズの歪みを活用することで、モデルさんの足が長く見えたり、風景に迫力が出せるメリットがあるのですが・・・

広角レンズの角度や、使い方を間違うと悲惨です。



適切な作例が無かったので、私のGoogleピクセル8a焦点距離26㎜の作例です。

広角レンズで人物を撮影すると、写真の歪みで小顔や足長効果が期待できますが、上手く角度を調整しないと不自然な写真になります。

もしこれが、顔の写真だったらと思うと怖いでしょ?

この歪みのコントロールの難しさが、広角レンズのデメリットと言えます。
まとめ

ここまで、一眼レフやミラーレス一眼を使った撮影に、広角レンズを使う魅力とデメリットをご説明しましたが、いかがでしたか?
ここまで、一眼レフやミラーレス一眼を使った写真撮影に、広角レンズを使う魅力とデメリットをご紹介いたしました。
私は、夜明けの太陽を撮るのが大半なので、撮影機会の殆どで望遠レンズを使用しています。
ただ、海の広さや建物を撮る時に、広角レンズは欠かせない存在です。


こういうダイナミックな建物の写真は、広角レンズがないと撮れませんよね!
ポートレート(人物)撮影では、四隅が歪むので撮り方で神経質になる部分もありますが、上手に使えば小顔や足長効果を活かした写真を撮ることができます。
その他、この記事では触れていませんが、広角レンズは望遠レンズや標準レンズに比べて被写界深度が深く、ピントが合いやすい特徴を持っています。
これは、ピントが外れにくいという意味もありますが、正確には写真全体の隅々までしっかりとピントが合った(パンフォーカス)の写真が撮りやすいという意味です。

望遠レンズでパンフォーカスを目指すと、F値を16位まで絞る必要がありますが、広角ならそこまで絞らなくて大丈夫です。

F値(絞り)や被写界深度については、以下の記事をご参照ください。
広角レンズは、風景を広くダイナミックに切り取り、極端にF値を絞らなくてもパンフォーカスで撮れるので、広い風景の撮影や、暗い室内の撮影に最適なレンズだと思います。
また、独特の歪みを味方にできると、スタイルが良く見える人物写真を撮れるのも広角レンズの魅力です。
最後に、広角レンズを試すのはスマートフォンのカメラでも十分なので、まずはスマホの広角側を試していただき、気に入ったら一眼レフやミラーレス一眼用のレンズを買ってみてはいかがでしょうか。

望遠レンズはたぶん無理ですが、広角レンズならスマホでも試せるので便利ですよ。
是非みなさまも、この記事の内容をご活用いただき、素敵な風景を撮影してみてください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。
