
こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

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このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

みなさまは、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラの撮影時に、”構図”とか”前ボケ”後ろボケ”と言った用語を聞いたことがありますか?

一眼レフやミラーレス一眼で写真を撮る時は、正しい構図を覚えて活用することが必要なのでしょうか?

先に答えを言っちゃうと、私は構図の否定派であり同時に肯定派です。

一眼レフやミラーレス一眼で写真を撮影する時の構図とは?

一眼レフカメラで写真撮影をする時の構図をご存じですか?

写真撮影の構図とは、この図のように被写体を配置して写真を撮ると、良い写真に仕上がりやすいというお手本です。
一般的な写真撮影の構図の種類


これが構図の全てではありませんが、私が構図と聞いてパッと浮かぶものをまとめてみました。


写真の中心に椿の花がいる、典型的な日の丸構図の写真です。

花の写真のように、主役がハッキリしている写真では、日の丸構図が定番の構図ですよね。


わずかに水平線が写真の中心からズレていますが、この写真が二分割構図のイメージです。


この写真のように水平線などを写真の中心に置くのが、典型的な二分割構図を使った撮り方と言えます。


この写真は、人物を全体の1/3の位置に置いて撮っています。

この写真が三分割構図で、人物写真では目線の方向を広くすると、写真に安定感が出やすくなります。


わかり難いかもしれませんが、この写真は立ち木の陰を写真の対角線に置いた、対角線構図になっています。
一眼レフやミラーレス一眼で写真を撮る際は平面である写真の中に立体感を出す構図の工夫が大切

写真を撮る時に構図について触れましたが、本当に構図を守って撮れば良い写真になり、守らないとダサい写真になるのでしょうか?
カメラで写真を撮る時には平面の中に立体感を出す工夫が大切


もう一回、二分割構図でご紹介した日の出の写真へ戻ります。

私は好きな一枚ですが、この写真で大切なのは海と空のバランスでしょうか?
私がこの写真を撮る際に意識していたのは
①1枚の写真の中に人物と太陽を入れる事
②どうやって太陽と人物の遠近感を表現するか
この①②の2点だけであり、海と空が二分割になったのはたまたまです。
この写真を強引に構図で表現するなら、人物と太陽の5分割構図くらいになるかもしれません。

つまりこの写真は、二分割構図、三分割構図に縛られていては撮れない写真と言えます。

この写真で私は、構図を無視して撮影していますが、ダサくならず奥行き感がある良い写真に仕上がっていると思います。

では、写真撮影の構図って何のためにあるのって思いませんか?
構図は写真に立体感や奥行き感を出すための参考であり正しい配置を示すものではない

私は写真の構図について、上のタイトルに書いたような理解をしています。

ネット記事を見ていたら、正面に三角形の木を撮影して三角構図と解説している記事がありましたが、私は正直納得できていません。


この写真を見てください。

明確ではありませんが、コンテナボックスが対角線にならんでいますよね?

対角線構図は、ただ写真を斜めに切り分けるという意味ではなく、被写体を対角線に配置すると、奥行き感が出ますという意味だと思っています。


この写真が私流の三角構図です。

太陽から波打ち際の流れや、朝日の水光が三画形になることで、二次元の写真の中に奥行きが表現できています。


この写真は対角線構図で、車体と窓の境目と写り込んだ夕焼けの光が対角線に配置されることで、しっかり奥行き感が表現された写真になっています。


この写真は、今朝この記事のために撮ってきた写真です。

水平線を三分割構図の位置に置いていますが、ダサくないですか?

つまり、写真の中に単純な構図の形を作るだけでは、良い写真になりません。

では、奥行きを意識して撮影するとどう変わるかをお見せします。


いかがでしょうか?

半端な形ではありますが、道路と堤防を対角線として入れるだけで、写真が立体的に仕上がります。
ここまで作例とともにご説明しましたが、写真を撮る時の構図は、単純に被写体の置き所・配置・形などを表すものではありません。
また、撮影時に構図を意識して撮影したからと言って、無条件に良い写真に仕上がるわけではありません。
私が考える構図の理解で大切なことは、被写体を構図のように配置すると、平面の写真の中に三次元の奥行き感を表現しやすいことを感じることです。
ですから、対角線構図が頂点から頂点の斜め線だからと言って、過剰に角から角を狙う必要もないし、絶対に二分割構図か三分割構図にはめ込まないとダサくなるという事でもありません。
とはいえ初心者の方ほど写真を撮る時は構図に当てはめることが大切


この写真に戻りますが、カメラ初心者の方ほど綺麗な風景を撮って帰ったのに、パッとしない経験が多いのではないでしょうか。

そのような時にどう改善したら良いかを質問されたら、構図を意識してみましょうという回答になります。

やっぱり写真の基本的な構図には、奥行き感を作るテクニックが凝縮されています。

私は構図を活用しながら、でも構図に支配されないことが大切で、最終的な判断は奥行き感が出ているかどうかで決めたら良いと思います。
一眼レフやミラーレス一眼で写真を撮る時の”前ボケ”と”後ろボケ”の活用と効果について

ネット記事を見ていると、”前ボケ””後ろボケ”を入れたら、写真がおしゃれになるという記事が散見されます。

確かに、”前ボケ””後ろボケ”が入ると写真が良くなりますが、おしゃれになるからは違わない?

私は、それをいつも疑問に思いながら聞いています。


この写真は、散った椿を撮影した写真で、手前と奥にぼけた野草を入れています。

前ボケと後ろボケのお陰で、写真に奥行き感が出ていませんか?

二次元の写真の中に、複数のレイヤー(アニメのセル画のような物)を重ねるように撮影すると写真に奥行き感が出ます。


この写真も、桜の花を前ボケと後ろボケに使うことで、一本の枝の奥行きを表現しています。


奥行きに関しては、この写真が分かりやすいと思います。

この写真では、手前の草を前ボケ、奥の海を後ろボケにすることで、かなりロングな奥行きを表現しています。


少し古い写真ですが、この写真でもボケを奥行きの表現に使っています。

”前ボケ”と”後ろボケ”があればポートレート(人物写真)がおしゃれになるのは事実ですが、それは”ボケ表現”の効果の一面でしかありません。


3回目の登場ですが、この写真は被写体、真ん中ボケ、奥ボケを活用して奥行きを出しています。

写真のボケ表現は、おしゃれが目的と思っていると撮れない写真だと思います。

適切に写真のボケを活用するには、ピントとF値の理解が大切です。

私はこの記事の写真の撮影に、Sonyのα7シリーズを使用しています。
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まとめ

ここまで、一眼レフとミラーレス一眼を使って写真を撮る時の構図とボケ表現について書かせていただきましたが、いかがでしたか?
ここまで一眼レフやミラーレス一眼で写真を撮る時に、基本的な構図とボケを活用して、平面の写真の中に奥行き感を出すテクニックを書かせていただきました。
私自身、最初の頃は海を撮っても撮ってもダサくて思い悩みました。
途中、あまりにもダサい写真ばかりで風景撮影が嫌いになり、マクロ撮影(接写)で葉っぱばかりを撮る数か月もありました。


一時期は、このような写真しか撮れなくなりました。
ただ、私は葉っぱから花になり木になり、次に空や海を入れていく流れで、ジオラマを広げるように風景写真にのめり込んでいきました。
スタジオがメインの写真家さんでなければ、基本的に花でも人物でも風景は切っても切れない存在だと思います。
インスタを見ていても、人物写真で背景に写る風景が雑だなと思う写真は少なくありません。

せっかく可愛い被写体を撮影しているのに、背景が弱いと勿体ないですよね。
ですから写真を撮るのであれば、撮影するジャンルに関わらず、風景をかじっておくと役立つと思いますし、その過程で奥行き感の表現をマスターするのは、写真の幅につながると思います。

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最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。
