
こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

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このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

みなさまは、一眼レフやミラーレス一眼で写真を撮る時に、どうやってF値(絞り)を決めていますか?

カメラの絞り(F値)は、単純に背景をぼかしたり、写真の明るさを調整するだけの機能ではありありません。

基本的なカメラの絞りの仕組みとF値の決め方は、下記リンクから第1回の記事をご覧ください。

ここからは、1回目の記事をご理解いただいている前提で進めます。

一眼カメラやミラーレス一眼の絞り(F値)でコントロールする機能は背景ボケだけではない

カメラ初心者の方がF値調整と聞くと、「背景をぼかす機能でしょ?」と思うかもしれません。

すごく大雑把に言うと、一眼レフカメラやミラーレスカメラのF値には、以下のような機能があります。
①写真の露出(明るさ)の調整
②写真のボケ感だけでなく、ピント全体の調整

カメラレンズの絞りを大きく開ける(F値を小さくする)と写真が明るくなり、同時に背景がボケていきます。
逆に、絞りを閉じる(F値を大きくする)と写真が暗くなり、写真全体にピントが合っていきます。(=パンフォーカス)
後ほど詳しく説明しますが、カメラのF値を小さくしていくと、背景だけでなく肝心の被写体がボケ始めるので、F値が背景をぼかすだけの機能と考えてしまうと誤解があります。
特にカメラ初心者の方は、誤解しないように注意してください。

絞りを大きく開けるとF値は小さくなり、絞りを小さく閉じるとF値が大きくなるので、ご注意ください。

また、隅々まで写真全体にピントがあうことを、パンフォーカスと言います。
より具体的なカメラのF値の決め方とおすすめする絞りの値とは

カメラに詳しい方にF値はいくつがいいですかと聞いて、曖昧に回答されたことはありませんか?
先程も書きましたが、カメラの絞り(F値)は背景をぼかす機能と言うよりも、写真全体のピントを調整する機能です。
特にF値が2.8以下の明るいレンズでF値を開放(一番小さく)すると、肝心の被写体の一部までボケてしまうので、いくら背景をぼかしたいからと言っても、闇雲にF値を開放するのは危険です。

具体的に作例を示してご説明します。



この写真は、マムシグサという毒のある植物の写真です。

チョコレートみたいで美味しそうですけど食べたら危険ですよ。
1枚目のマムシグサがF2.8の作例で、2枚目がF値を一段絞った作例です。
私は、電子接点がないマウントアダプターを使っているので正確ななF値は不明ですが、2枚目はF3.5とかF4くらいだと思います。
2枚の作例を比べていただければ分かりますが、F2.8の作例ではマムシグサの周辺がボケていて、一段F値を絞った作例ではマムシグサの全体にピントが合あっています。
先程、「カメラに詳しい方へF値はいくつがいいか質問しても、返事が曖昧じゃないですか?」と尋ねたのは、マムシグサの作例のように、F値は現地で実物の写りを見ながら調整する必要があるからです。

このマウントアダプターがあれば、Sonyの一眼レフ用のレンズを、Sonyのミラーレス一眼へ取り付けできるようになります。

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被写体へ近づくマクロ撮影(接写)ほど被写体がボケやすくなるのでF値に注意が必要

小さな花のマクロ撮影など、被写体に近づく撮影はボケやすいので、適切なF値の設定が大切です。

今は、ピントが甘い写真を撮らなくなったので、私が初心者の頃の作例でご説明します。



いかがでしょうか?

一眼レフやミラーレス一眼のボケを活かした良い雰囲気の写真にも見えますが、今の私にはボケボケの失敗写真です。



こちらが、F値にこだわりだしてからの作例です。

花の写真は、ぼかすところはぼかして、でもピントを合わせるところはしっかり合わせることが大切です。

私がフルサイズセンサーのカメラで花の写真を撮る時には、F2.8~F8までの範囲で調整しながら撮影しています。

APS-Cセンサーのカメラはボケに強いので、フルサイズよりも開放気味に調整してください。
一般に一眼レフやミラーレス一眼で風景を撮る時の絞りはF13前後がおすすめ

こちらの詳細は第1回の記事で説明しています。

繰り返しになりますが、写真が一番きれいなF値は9前後と言われていますが、パンフォーカスのためにはF値13~16が最適と言われています。
一般的にパンフォーカスで撮影するためにはF値13~16が最適と言われています。
ですが、夜明けの暗い時間などにF値を16まで絞り込むと暗くてシャッタースピードが稼げず手振れの原因になります。
設定でISOを高くしたり、カメラを三脚に固定して手振れを軽減する方法もありますが、私は手持ちが好きだし、依頼を受けた撮影でもないので、パンフォーカスを犠牲にしてF9~11での撮影が多いです。

シャッタースピードやISOの詳細と決め方については、以下の記事をご参照ください。

私が写真撮影に使っているミラーレス一眼は、Sonyの初代α7です。

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まとめ

ここまで、具体的なF値の決め方について解説してきましたが、いかがでしたか?

ここまで、第1回目のF値の記事から更に1歩進んで、より具体的なF値の決め方について解説してきましたが、いかがでしたか?
私にとって、一眼レフやミラーレス一眼のF値は、最もカメラマンのこだわりが出る部分であり、写真の上手い下手が分かりやすい部分でもあります。
率直に言うと、上手いカメラマンさんほど、あまり背景をぼかさないと思います。


この作例が分かりやすいと思いますが、全く背景をぼかさないからこその作品作りがあると思いす。
単焦点レンズの評価記事を見ていると、F値を1.2まで明るくできることを評価する記事が多いのですが、私が明るいレンズを欲しいかと言われたら「欲しいけど必須ではないかな?」と回答します。



この写真がF2.8の作例とお考えいただければ、これ以上にボケるF1.2の登場回数がいかに少ないかご想像いただけると思います。

私も、さすがにF1.2の単焦点レンズは持っていないので想像ですが、花をF1.2の開放で撮ったらボケ過ぎて作品にならないと思います。


参考に、これはF1.7の単焦点レンズを開放して撮った作例です。

レンズのF値が小さいと確かに明るく綺麗に写りますが、顔にピントを合わせると、腕も肩もボケボケ。

で、ピントを合わせるためにF値を絞っていくのであれば、最初から高級な単焦点レンズでなくてもいいですよね?ってなります。

それに、基本的にF値が2.8以下の単焦点レンズは、マクロ撮影(接写)機能がなかったと思います。

背景は小さなF値だけでなく望遠レンズでもボケるので、私は高級で明るい単焦点レンズよりも、価格がお手頃な望遠レンズをおすすめします。


この写真は、望遠レンズを使った焦点距離300㎜・F5の作例です。

私は、明るいF値のボケ感よりも、優しい望遠レンズのボケ感が好きなので、撮影では望遠レンズを多用します。

Sonyのミラーレス一眼用の望遠レンズはこちらです。

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是非みなさまも、この記事の内容をご活用いただき、素敵な風景を撮影してみてください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。
