
こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

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私の主な生活は、写真撮影とメダカ飼育のブログを書きながら、自分で撮影した写真と繁殖したメダカを販売して生活しています。

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このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

みなさまは、一眼レフやミラーレス一眼を使用して、夜明けの風景を撮影したことはありますか?

夜明けの風景撮影に限らず、太陽は強い光源なので、朝日を写真に入れて撮影をすると、写真の一部や全体が真っ白になります。

また、太陽の輝きが強すぎると、風景全体が真っ黒になってしまうのも頭痛の種。

太陽などの強い光源は、意図的に逆光撮影を楽しむ以外では、避けたいシチュエーションです。

一部でも写真が真っ白になることを白飛びと言い、被写体や背景が真っ黒なシルエット状態になることを黒潰れと言います。

逆光撮影に限らず、写真撮影で白飛びや黒潰れを避けるには、どうしたら良いのでしょうか?

一眼レフやミラーレス一眼を使った写真撮影で起きる白飛びと黒潰れとは?


上の夜明けの写真で、太陽の中心の真っ白の部分を白飛び、下部の磯が真っ黒になっている部分を黒潰れと言います。

本来の写真撮影では、白飛びや黒潰れは避けるべき存在なのですが、この写真ではなんとか両者のバランスをとって撮影しています。

夜明けの風景はコントラスト(明暗差)が強烈なので、白飛び黒潰れのバランス取りが撮影の肝になります。

では、どのような事を意識すると、白飛びや黒潰れを味方にできるのでしょうか?
一眼レフやミラーレス一眼を使った写真撮影の白飛びとは


この写真は、私が不注意で白飛びさせてしまった、霧の風景のRAWデータです。

基本的に、白飛びが起きた写真は修復できないので、私は諦めて現像しないことが多いです。

軽い白飛びなら、レタッチ時にトーンカーブで誤魔化せることもありますが、代わりの写真がある時には、諦めて手間を掛けない方が良い判断です。
白飛びとは、カメラの露出(明るさ)調整を明るくし過ぎたり、強い光源がある撮影でコントラスト(明暗差)が強くなり過ぎると、写真の一番明るい部分にカメラが対応できず、写真の一部が真っ白に抜けてしまう現象を指します。

このグラフのような波は、カメラの液晶画面やレタッチソフトに表示されるヒストグラムという機能で、白飛びや黒潰れの兆候を確認できる便利な表示です。
もし、お持ちのカメラにヒストグラムが表示されていなければ、取り扱い説明書をご確認いただき表示させると便利です。
是非ご活用ください。


上の表示は、この青空の写真のヒストグラムです。

太陽と光芒が白飛びしていますが、グラフの波がヒストグラムの中心付近に寄っているので、概ね適切な明るさの写真と言えます。
ヒストグラムの縦軸はピクセル数(画面のドットの数)を表し、横軸は明るさを表しています。
一般にヒストグラム横軸の左側が暗い色を表し、右側に行くに従い明るい色の分布を表しています。
つまり、ヒストグラムで真ん中の山が高い状態は、カメラが感じる光の中で、明るくも暗くもない適切な明るさのドットが最も多い写真という事を表しています。
また、赤い縦線で強調していますが、ヒストグラムの曲線の山が左の赤線を超えると黒潰れ、右の赤線を超えていると白飛びの危険を表すサインになります。


汚い図で恐縮ですが、写真撮影時に私の手書きのようなヒストグラムになっていたら、ほぼ確実に写真が白飛びしています。
先程少し書きましたが、撮影に失敗して白飛びしてしまった部分は、どんなにレタッチで暗くしても回復させることはできません。
正確には、白飛びした部分には何も絵が映っていません。
そのため、白飛びした部分が白い雲や太陽であれば、他の白やグレーの風景とぼかす処理をすることで誤魔化すこともできますが、大きく白飛びした写真は諦めるしかありません。


この写真に戻りますが、ここまで広範囲を白飛びさせてしまうと、レタッチでも誤魔化すことはできません。

失敗した写真のレタッチに時間を掛けるよりも、すっぱり諦めた方が正解だと思います。
一眼レフ・ミラーレス一眼を使った写真撮影時の黒潰れとは


この写真は、私が不注意で黒潰れさせたRAWデータです。
黒潰れとは、カメラの露出(明るさ)調整を暗くし過ぎたり、強い光源がある風景撮影でコントラスト(明暗差)が強くなり過ぎると、写真の一番暗い部分にカメラが対応できず、写真の一部が真っ黒になってしまう現象を指します。

白飛びと違って黒潰れは、重症でなければ明るさ調整で回復することがあります。



分かりやすいよう極端に明るくしましたが、軽い黒潰れはレタッチで回復できる場合があります。

JPEGよりRAWデータの方が黒潰れが回復する幅が大きいので、私は基本的にRAW+JPEGで撮影することをおすすめします。
先程も書きましたが、写真の黒潰れ部分をレタッチで明るくすると、軽傷であれば回復させることができます。
ただし、本当に真っ暗に潰れた部分はレタッチしても回復できないか、回復できても線が潰れてしまうので、日々の撮影経験でレタッチで回復できる範囲の加減を学ぶ必要があります。
撮影で白飛びを避けるためには写真を暗めに撮るべきですか?

先程書きましたが、白飛びはレタッチで回復できませんが、黒潰れは回復できる可能性があります。

そのため、絶対に白飛びさせないように、写真は暗めに撮影すると良いというご意見があります。
一眼レフカメラやミラーレスカメラを使った写真撮影で、夜明けに限らず明るくコントラストが高めの環境では、あらかじめ写真を暗めに撮影することで白飛びを避ける方が良いと言うご意見があります。

私は、半分賛成で半分反対です。

何事もバランスと言うか、臨機応変さが大切なので、何も考えずに無条件に暗く撮れば良いという理解は危険だと思います。


この写真は、私が撮影した日の出の風景のRAWデータです。

よく見ると、太陽だけでなく水面の一部も白飛びしています。

いえ正確には、太陽と水面を意図的に白飛びさせています。


私が、先程のRAWデータを現像したのがこちらの写真です。

実は、写真内で輝く部分の演出には、白飛びが欠かせません。

ですから、何も考えずに闇雲に白飛びを嫌って暗く撮るのも、良い判断とは言えないと思います。

以下の写真のように水面でも金属表面でも、光り輝く被写体の撮影には、白飛びの活用が欠かせません。


参考ですが、白飛びを完全に排除すると、以下の写真のようにつまらない水面に仕上がります。


ね、白飛びって大切でしょ?


黒潰れと向き合って、回復できるギリギリのラインをマスターできれば、夜明けでもここまで背景を残すことができるようになります。


この写真も、黒潰れのギリギリを狙った作例です。

私はこのカメラの初代を愛用しています。
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まとめ

ここまで、私が夜明けの風景を撮影する際に意識することをご説明させていただきましたが、いかがでしたか?
ここまで、写真を撮る時の白飛びや黒潰れの対策と、輝く風景を撮るための活用方法を中心に、一眼レフやミラーレス一眼を使った写真撮影のコツを書かせていただきました。
私も、ミラーレス一眼を使った撮影を始めたばかりの頃、太陽や雲が白飛びをしたり、空がきれいに撮れたと思えば、景色が真っ黒みたいな写真を乱発してしまい、上手く写真を撮れずに悩んでいました。
特に、スマホの感覚で白飛びの知識がなかった頃は、写真が霧みたいに真っ白になることが多発しました。


今思えば、この大きすぎる太陽も完全に白飛びです。
基本的に、撮影した写真に白飛びや、回復不能な黒潰れが起きるのは露出を誤った撮影失敗です。
ですが、上手に白飛びや黒潰れをコントロールできるようになると、今まで撮れなかった輝く風景を撮影できるようになります。
マニュアルモードも、オートフォーカスも、そして白飛び黒潰れも、写真撮影はバランスと妥協が肝心です。
是非、必要以上に白飛びや黒潰れを恐れずに、光を生かした素敵な夜明けの風景を撮影してみてください。
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最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。
