【初心者向け風景の撮り方と基本用語】菜の花を撮影したら花びらが黄色で塗りつぶされた!一眼レフやミラーレス一眼を使った鮮やかな色の花の撮影で起きやすい色飽和(いろほうわ)の意味とおすすめの対策について

Katy
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こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

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いつも、私のインスタグラムとブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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私の主な生活は、写真撮影とメダカ飼育のブログを書きながら、自分で撮影した写真と繁殖したメダカを販売して生活しています。

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このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

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みなさまは、写真撮影の用語で”色飽和(いろほうわ)”という言葉を聞いたことがありますか?

Katy
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花の写真が好きな方であれば”色飽和”という言葉は知らなくても、”色飽和”と呼ばれる現象の経験はあると思います。

カメラで鮮やかな原色の花を撮影する時に起きる色飽和(いろほうわ)とは?

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いきなりですが、私がカメラ初心者の頃に悩まされたトラブルの一つが”色飽和(いろほうわ)”です。

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一眼レフやミラーレス一眼初心者の頃は、花が近所で撮影できてお手軽なので、被写体になることが多いですよね。

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私は6月にカメラを始めたので、最初に選んだ被写体はアジサイでした。

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その後、真夏にヒマワリやキバナコスモスを撮影するようになってから感じた違和感。

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それが、今回の主題の”色飽和”です。

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上の写真は、菜の花が黄色一色でテクスチャが消えてしまって、変な写真になっていますよね?

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これが、典型的な色飽和です

一眼レフやミラーレス一眼を使って明るい原色の花を撮影していると、時々花びらのテクスチャが消えてしまうトラブルがあります。

私の経験で色飽和は、原色といっても青色や緑色ではなく、赤色や黄色など明るい色の花で起きることが多いです。

スマホのカメラで花の写真を撮る時には起きない現象なので、カメラ初心者の方はビックリするかもしれませんね。

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どうして、カメラを使った写真撮影では、このように色飽和が起きるのでしょうか?

一眼レフやミラーレス一眼を使った写真撮影で色飽和が起きてしまう理由とは?

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一言で色飽和の原因を説明すると、写真撮影時にカメラが処理できる鮮やかさの限界を超えてしまったためです。

色飽和は、花などの色が鮮やか過ぎて、カメラのセンサーが彩度に対応できなかった時に発生します。

また、撮影時の露出が高いほど色飽和が起きやすくなるため、(私のスタイルでは)アンダー気味に撮影する椿よりも、オーバー気味に撮りがちな菜の花で起きることが多い現象です。

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露出の”アンダー気味”とは暗めの写真を指し、”オーバー気味”は明るい写真を指します。

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比較すると分かりやすいのですが、どうしても昼間の菜の花畑の風景は、明るく鮮やかになり過ぎることが多いです。

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このようなシチュエーションで撮影する時は、あらかじめ色飽和が起きることを意識して、事前に対策をすることが大切です。

カメラを使った写真撮影で色飽和を避けるために取るべき対策とは

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私の経験では、黄色はかなり色飽和が起きやすい色です。

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私が黄色い花を撮影する時には、色飽和を意識してかなり慎重に撮影しています。

色飽和を避けるにはカメラの露出を下げて少しだけ暗めに撮影する

色飽和を防ぐための一番簡単な撮影時の対策は、明るく撮り過ぎないことです。

とは言え、せっかく綺麗な菜の花畑やヒマワリ畑が、暗くなり過ぎで夕方みたいになっても意味がないですよね。

ですから、私が菜の花を撮影する時には、ファインダーで花びらのテクスチャを確認しながら、すごく慎重にギリギリまで明るさ(露出)の調整をしています。

私は初代α7など、10年選手のカメラしか使ったことがないので、最新のカメラの液晶画面の性能は分からないのですが、私が知る範囲のカメラ性能では、液晶画面越しに色飽和を見抜くのは困難です。

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色飽和を避けるためには、液晶画面ではなくファインダーを使う方が安心です。

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ファインダーが無いと、白飛び・色飽和など被写体の細かい状況を確認しにくいので、余程の理由がない限り花の撮影には使っていません。

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私は、明るい環境で液晶画面に頼っての撮影は、すごく経験と勘頼りになるので緊張します。

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ですから、花の撮影が好きな方は、最低でもファインダー付きのカメラをおすすめします。

参考

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昼間の菜の花の撮影には、フルサイズセンサーよりも鮮やかに撮影しやすいAPS-Cセンサーのカメラがおすすめ!

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観光パンフレットみたいに、パッと明るくて目を引く写真は、APS-C向きの写真だと思います。

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以下の菜の花畑はAPS-Cセンサーのα55で撮影しています。

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私風に例えると、フルサイズセンサーは水彩画で、APS-Cセンサーはポスターカラーのイメージです。

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パッと鮮やかな写真は、APS-Cセンサーの方が撮影しやすいですよ。

色飽和は色が鮮やか過ぎる事が原因なのでカメラの彩度を下げて撮影すると解決することが多い

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私が使うSony製のカメラは、クリエイティブスタイル (α7Ⅳ以降はクリエイティブルック)と呼ばれる、鮮やかさ等を変える機能が付いています。

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他社のカメラにも同様の機能がありますから、ご不明な方はカメラのマニュアルをご確認ください。

一眼レフカメラやミラーレスカメラには、あらかじめ鮮やかさを調整できる機能が備わっています。

花畑の撮影時に、露出調整だけで色飽和が解消しない時には、カメラの機能を活用して被写体の鮮やかさを低めに調整してみてください。

色飽和のままで撮影された写真はレタッチしても回復しにくい

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断言はできませんが、私の経験では色飽和した写真をレタッチで回復させるのは難しいと思います。

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色々誤魔化す方法はあるのですが、主役や写真の大部分など肝心な個所が色飽和していたら、スッパリ諦めるしかありません。

Katy
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ですから、黄色や赤色の花を見かけたら、慎重に明るさ調整をする習慣をつけてください。

Katy
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家に帰って色飽和に気付いたら、今日の撮影のすべてが台無しですよ。

色飽和を避けるための具体的な彩度と露出の目安

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これは、私が撮影したフサザキスイセンの写真です。

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スイセンは白色が白飛びして、黄色が色飽和をするヤバイ被写体ですが、このくらいの露出と彩度なら無難に撮影できます。

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明るく撮りたい気持ちも理解できますが、撮影に慣れるまではグッと堪えてこれくらいで撮影してみてください。

参考

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このフサザキスイセンの写真は、フルサイズセンサーのα7で撮影しています。

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先ほども書きましたが、水彩画のように淡い色変化が決め手の被写体は、フルサイズセンサーのカメラが得意です。

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写真の白飛び黒潰れについては、以下の記事をご参照ください。

まとめ

Katy
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ここまで、花の撮影で絶対に避けたい”色飽和”について書かせていただきましたが、いかがでしたか?

ここまで、一眼レフやミラーレス一眼を使った花の撮影で起きがちな、色飽和について書かせていただきました。

話の都合上、花のカメラ撮影にこだわって書きましたが、色飽和はあらゆる被写体の撮影で起きる現象です。

ですから、花に限らず、色鮮やかな被写体を撮影する時には、白飛びと色飽和に慎重になる姿勢が大切です。

尚、上の花は紅乙女(べにおとめ)という藪椿(やぶつばき)の画像ですが、この写真も拡大しながらしっかり見れば花びらの周囲が色飽和を起こしています。

赤い花はここまでアンダー気味に撮影しても色飽和を起こすので、撮影の際には注意が必要です。

とは言え、趣味の範囲の撮影であれば、過剰に神経質になり過ぎず、少々は色飽和も許容して良いのではないでしょうか?

とは言え、色飽和はレタッチで解消しにくいので、大切な花の写真は帰る前に現地で写りを確認するほうが安全です。

Katy
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遠くまで遠征したのに、色飽和で全滅みたいな事故は避けたいものです。

Katy
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花の写真はピントの位置で遊びやすいので、マニュアルフォーカスの練習にも最適です。

是非みなさまも、この記事の内容をご活用いただき、素敵な風景を撮影してみてください。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。

Katy
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高い木の上の桜でも、テレコンバーターがあれば撮れちゃいます!

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