
こんにちは。主にインスタグラムとブログで写真活動をしているKatyです。

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私の主な生活は、写真撮影とメダカ飼育のブログを書きながら、自分で撮影した写真と繁殖したメダカを販売して生活しています。

このブログでは、私がインスタグラムとブログを執筆する中で蓄積した、一眼レフカメラとミラーレスカメラの撮影方法をご紹介しています。

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ここからが、今回の本題です。

ネットで写真の構図の記事を読んでいると、頻繁に登場するワード「引き算の法則」という言葉。

写真の構図を作っていくときに「引き算の法則」が大切ですが、私は同じくらい「足し算の法則」も大切だと思っています。

カメラを使った風景撮影で写真の構図を作る時の「引き算の法則」とは?

私も写真の撮り方を説明する時に良く使う言葉ですが、基本的に写真は誰が見ても一目で何の写真かわからないとダメです。

また、主役(被写体)を引き立たせるために、主役と脇役以外が構図に入り込まないようする工夫が大切です。

このシャッターを押す前に、作品の中から余計なものを取り除く作業を「引き算」と言います。

すごく時事ネタですが、昨日私が住む地域で山火事があり、自衛隊のみなさまに火事を消火していただきました。
その消火の様子を、家の近くから撮影した一枚ですが、「電線」邪魔じゃないですか?
この時は、レンズの望遠距離や移動に制限があったので、仕方なく電線越しに撮影しましたが、この電線をなくすために、移動したり画角を変えて工夫することを「引き算」と言います。

写真に余計なものが写り込むことを、音楽で表現すると雑音のようなものです。

せっかく素敵な被写体がいるのですから、無用な雑音は排除したいですよね。


この時は、終始このような感じに空とヘリだけを撮影できたら最高でした。

やっぱり、せっかくの風景を取る時には、写真に無用なものを入れたくないものです。



この夜明けの海は、私が歩いているこの場所から撮影しています。

そのため、単に磯に降りるだけでは写真に周囲の道が写ってしまって台無。

私は遊歩道の写り込み対策として、磯の先端まで歩いて行って、更にカメラの角度や画角を調整しています。

このように、様々な工夫をして余計な存在を感じさせない写真作りが、「引き算」の法則の醍醐味です。
写真撮影で構図を作る時の私流「足し算の法則」とは?


これは私が撮影した、乙女椿(おとめつばき)という品種の椿の写真です。

すごく綺麗に撮れた1枚ですが、私の中では”どんな場所だったのか?”の情報がなくて不満です。



写真の中に被写体の周囲の様子を加えていくことを、私の中では「足し算」をして写真を撮ると呼んでいます。

写真の中に、被写体だけでなく周囲の風景が加わっていくと、一層写真が素敵になっていきます。
私は風景撮影の構図作りをジオラマ作りと考えています。
素敵な被写体を見つけたら、どうやって手持ちのカメラで被写体を美しく撮るかを考え、F値や露出を調整しながら撮影していきます。
そして満足がいく写真が撮れたら、次は周囲の風景を含めてジオラマを作り、写真の中に臨場感を出していきます。
特に私は花の写真でのジオラマ作りが大好きです。

カメラを使った写真撮影で、被写体の魅力を引き立たせる方法は、以下の記事をご参照ください。
カメラで写真を撮る時には「足し算」のやり過ぎで「引き算」を壊さないためのバランスが大切

一眼レフやミラーレス一眼を使用した写真撮影は、平面の中の臨場感と立体感が大切です。

花など被写体が綺麗に撮れるようになったら、写真の中に周囲の風景を加えて臨場感を出していきましょう!

私は、写真に臨場感を出していく作業が大好きです。

私は写真に周囲の風景を加える作業を「足し算」呼んでいますが、足し算のやり過ぎて肝心の「引き算」を壊すと本末転倒です。

スマホの写真で恐縮ですが、我が家のプチブロック「カワセミ君」です。


せっかくなので、カワセミ君には普段の定位置に戻って貰って、写真に臨場感を出してみます。


いかがですか?

「カワセミ君」にいつもの場所へ戻って貰いましたが、見事に何の写真か分からなくなりました。

これが典型的な「足し算」失敗、「引き算」の失敗写真です。

写真の中に、素敵なジオラマを作っていくのは大切なのですが、”足し過ぎたり””引かな過ぎる”と、ダメな写真になってしまいます。
カメラで写真を撮る時の”引き算”とは、写真の中から主役と脇役以外のものを削っていき、「何の写真」かを明確にし、不要な雑音を減らしていく作業のことです。

写真の雑音のイメージは、先ほどのヘリの写真の電線が分かりやすいですよね。
反対に”足し算”はシンプルな被写体だけの写真に脇役を加えていき、素敵なジオラマを完成させる作業を指します。
ですが、ジオラマ作りにテンションが上がってしまい、主役が誰だか分からなくなると本末転倒の大失敗になります。


カメラを使って写真を撮る時には、被写体(写真の主役)が誰かを忘れないようにすることが大切です。

また、撮影範囲が広い風景写真であっても、主役がいない写真は締まらない写真になりがちです。


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私の足し算後の作例

せっかくなので、私の”足し算”後の写真を数点ご紹介します。




いかがですか?

私の中の主役と風景を切り取った「足し算」の作例ですが、主役って何?みたいにはなっていないと思います。

主役の存在感がボケないのは、”足し算”と同時に”引き算”も行っているからです。

”足し算”のやり過ぎは厳禁なので、楽しいからと言ってジオラマ作りにノリ過ぎないように注意してくださいね。
まとめ

ここまで、被写体を引き立たせる「引き算」と「足し算」について書かせていただきましたが、いかがでしたか?

最初はクローズアップだけで満足できていた花の写真。
だんだん上手にカメラで写真を撮れるようになってきたら、被写体に周りの風景を加えて臨場感を出すようにすると、一層写真が魅力的に仕上がります。
ただ、カメラで写真を撮る時には、主役が誰かを明確にすることも大切なので、必ず足し算と同じくらいの比重で”引き算”目線を忘れないことも大切です。

「足し算」「引き算」といっても難しいことではなく、子供の頃におもちゃを並べて飾っていた気持ちを思い出すと、良いのではないでしょうか?


風景写真も例外ではなく、主役を明確にすると写真が引き締まります。

是非みなさまも、この記事の内容をご活用いただき、一眼レフやミラーレス一眼を使って、素敵な風景を撮影してみてください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
この記事が、みなさまのカメラ生活のお役に立てると嬉しいです。
